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OPCWがシリアに入るようだ

2018-04-11 01:35:18 | アジア情勢複雑怪奇

米軍のミサイル巡洋艦等々が船団組んで偉そうに新たな破壊と人殺しの旅に出ているというニュースで、多少びくついた雰囲気が全体的にあるけど、たとえそうでも、たとえ彼らが300発×2回ぐらいのミサイル攻撃をしたといって、それがなんだろう、と私は思う。

シリアの人がそこはシリアで、シリアはシリア人が治めると考え、行動する限り、そこはシリアだろう。たとえ強盗と人殺しが始終入り込んでみたところで話は同じだ。

ということで、シリア人の希望を思い起こすことで私の希望をくじかないようしたいものだと思う。

 

という中、化学兵器禁止機関(OPCW)が、シリアに入ることが決定したようだ。

夕方あたりからロシアは安全の面倒みる用意はあるみたいなことをTASSが伝えていたが、シリア政府がokを出して本式になった模様。

The spokesman reiterated the Syrian authorities’ readiness to provide all-round assistance to the OPCW mission and stressed that Damascus "hopes that the mission will conduct its work with full transparency and rely on tangible and credible evidence."

http://tass.com/world/998839

 

ということで、これで米軍がもしシリアを攻撃したら、それはつまり、

アルカイダとホワイトヘルメットを守るために、無辜のシリア人の居住地とシリア人のお水と電気とお家を破壊するために、世界で最も高額な部隊が頑張りましたということになる。

そうしたいならすればいいと思う。万一トランプがホワイトヘルメットと組む決断をして、シリアにミサイルをぶち込んだとしても、彼らがそういう人たちであることを止めたくないのなら、それはそれだろう。

各国民が、各nationが頑張って幾度でも苦難をくぐりぬける以外に道はない。しかし、シリアの人々、中東の人々の側に希望がないのではない。

 

■ 2013年の不首尾

結局、形としては2013年と非常によく似ている。あの時も、アサドが化学兵器を使ったという「噂」でオバマは追い込まれた。それをロシアが一方で巡洋艦モスクワを投入するという決断をし、他方で、シリアを化学兵器禁止へと向かわせてた。その中でオバマは攻撃をしなかった。

2013年9月の巡洋艦モスクワの投入は本当に大きかった

この時、もっとしっかりとこの「噂」を検証して、流した人たちを罰するところまですべきだったのだろう。しかししなかった。この連鎖を断ち切るためにも、この一連の人たちを白日の下にさらすことが重要。

しかし、それって多分、もし本当にやったら大変なことになるのは明白だから、結局は、せいぜいトカゲのしっぽキリになるんだろうが、しかし、何もしないわけにはいかないだろうと思うが、どうなるものか。

そっちからやると正面すぎるので、化学兵器禁止機関(OPCW)をもっと公正な機関にするよう、透明性を高めるという手もあるだろう。この間、ロシアが臨時総会を開いたのはその点への一歩だったのかなとも思う。中国、イランもロシアと並んだ論陣を張っていたようだった。

(ロシアの提案は、事件のあったイギリスも、いいがかり付けられたロシアも共に入って調査しましょう、という脳天気なほどに常識的な提案で、これを拒否しているのがNATO諸国。拒否できる方が気がくるってる)

なにもかも、NATOという腐った組織のせい、この組織の生き残りのために人々は死に、露頭に迷い、手足を失い、移民先で一世代を棒に振り、子孫のためにと家族がちじこまる。

 


  

 


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