墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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ザ・ロード

2010-10-23 09:57:57 | 映画(さ行)
「この子だけは、絶対に守る」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
文明が崩壊して10年あまり。
空を厚い雲が覆い、寒冷化が進んだ世界には生物の姿はなく、食料もわずかしかない。
生き残った人々のなかには、人を狩り人肉を食らう集団もいた。
そんな大地を、ひたすら南を目指して歩く親子がいた。
道徳や理性を失った世界で、父親は息子に正しく生きることを教える。
自分たちが人類最後の「希望の火」になるかもしれないと。人間狩りの集団におびえながらも、二人は海にたどり着く…。

本作ではどうして世界が崩壊したのか、その理由はまったく語られない。
それ自体は重要ではなく、その後の世界で生き残った人々がどう生きていくかということ。
そのため本作の親子の旅は、一種の「神話」的なモノを生み出している。
常に飢え、食料を手に入れることしか考えられなくなった人間は、野生動物のようだ。
お互いの姿を見つけても、殺されるのではないかと近づかないのだ。
そんな中で、人間は再び信頼を取り戻すことができるのだろうか。
ヴィゴ・モーテンセン演じる父親と息子が全編出ずっぱりの熱演。原作は『すべての美しい馬』『ノーカントリー』が映画化もされ、高い評価を受けているコーマック・マッカーシーのベストセラー。


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人間は一人では、生きてゆくことが難しい。
我々は、経済・社会を通じて生活をする生き物。
一人の農民。コメは食べれるが、魚は食べれない。
服はどうする?
こういった感じで、社会の中で分業して生きている。

そんな、社会の崩壊。

親子二人。
人を見れば捕食されるかもしれないという恐怖。
決して、分業どころの騒ぎではない。

そんな中、心に熱い火(志)を持つ父親。
息子に人としての道を説く姿は感動的。
自分は、こんな風に息子に自分の背中を見せているか。
少し、考えさせられた。

とにもかくにも、ヴィゴ・モーテンセン、かっこいいわ~。の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。