墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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ワールド・オブ・ライズ

2009-01-19 20:38:23 | 映画(わ行)
「今の戦争は、情報戦争」

先日、名古屋市美術館でモネの作品と印象派画家達の作品を観た。
彼らの風景画の多くが、非常に空と雲で奥行き感のあるすばらしいものであった。
本作も空の印象が深く、今尚繰り返されている情報戦争渦中の土地の風景を描いてみた。
当然のことながら、モネの様には上手くいっていない。

リドリー・スコットらしい、地味だけどハードな内容。
ディカプリオは「ブラットダイヤモンド」となんだか似た雰囲気。
あの話の前後頃から、少しハードな内容の作品多い様に思う。
「ギルバート・グレイプ」から好きな俳優さん。「タイタニック」でかっこいいだけの俳優になってしまた、と思い残念だったが最近いい話にめぐり合っている。
ラッセル・クロウのデブぶりは、役作り?

携帯・メールなどで情報交換をすると、アメリカに察知される。だから口頭で指示をまわすテロリスト達。
デジタル的な情報戦争ではないが、人とのかかわりなども含め本当に情報戦争。
大国の大熱量の兵器は、テロに対する戦争には不向き。
スポット的に攻撃できる兵器と、そのスポットが効果を上げるための情報が戦局を左右する。
そんな時代だからこそ、本作で描かれるようなことは、今も正におこっている。
そんなリアルさが、この作品の見所であるように思う。
最後まで、気の抜けない内容で見ごたえ十分である。

とにもかくにも、情報戦争の映画に出会ってしまった。
だから、映画好きはやめられない。

【STORY】
レオナルド・ディカプリオ&ラッセル・クロウ主演のスパイ・スリラー。監督は巨匠リドリー・スコット。脚本は「ディパーテッド」のウィリアム・モナハン。
中東で対テロ殲滅作戦を展開する米CIA中東局の主任ホフマン(クロウ)と現地工作員フェリス(ディカプリオ)。ヨルダン情報局GIDとともに爆破テロ組織のリーダー、アル・サリームを追う。
2人は、その考え方の違いから反目し合いながらも協力しミッションを実行している。
中東に架空のテロ組織をでっち上げ、アル・サリームをおびき出そうと試みる。


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