は、長着に羽織を通して吊るした状態の写真です
トトの母様の知り合いから、 ひと冬 一二回しか着せなかったので もったいないので着てほしいという 子供用の四つ身のアンサンブルが回ってきました
四つ身とは 子供(幼児)の着物で、衽と前身頃が反物幅で出来ていて(見かけは衽がついているけど、つまみ衽になっています)、
後ろ身頃は背中心から衿部分をとるので、裁ち目になっている着物です
正月に着せたかったのですが、私がなまけていて、丈と肩幅の直しをしていませんでした
そこで、今日孫ちゃん1に手伝ってもらい 肩揚げと腰揚げを直し、付け紐の位置がそのままでは高すぎたので、解いて付け直しました
まずは 腰揚げと肩揚げを解きます
次に 新しい肩揚げの位置を決めます
元々の肩揚げのつまみ幅を狭くするという簡単な方法もあるのでしょうが、孫ちゃん1のために 四つ身の袷を縫ったときに
肩揚げは揚げの中心が肩幅の真ん中にくるとかっこよい … そんなことが書いてあったような記憶があり
新しく肩揚げの位置を作り直しました
素材はウール
解いた跡やたたみ皺をスチームアイロンできれいに直すのを 孫ちゃん1が手伝ってくれました
普段は ばあばのアトリエ(作業場)は 針が落ちていたり アイロンがあったり はさみがあったりするから 入室禁止なのですが、
前日床も綺麗に掃除して そこそこに危ないものも片づけておいたので、本日のみ許可です
ドライだととれない皺がスチームの力できれいにとれるのを 『 蒸気ってすごい力あるんだねぇ 』などと言いながらアイロンかけてくれました
孫ちゃん1は 日常の生活体験をまるで理科の実験をしているように受け止めていて 一緒に作業していると楽しいでした
長着は単ですが、羽織は袷の仕立てになっているので、揃いで着ると温かそうです
私が子供のころは ウールの着物の下は 洋服の下着でした
薄手のセーターも着てその上に着物を着ることもあったので、そのようにして着たらいいんじゃないのと 着方を教えたのですが
ウールの衿が首にあたるのは あまり気分のいいものではないので、頑張って 衿付き肌襦袢を縫ってあげようかなぁとも思っているところです
大人の着物と比較すると こんな感じの大きさです