歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

新年のご挨拶

2016年01月05日 | 日記
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

皆様新年をいかがお過ごしでしょうか。





観測上一番の暖冬はいつもの冬を忘れさせる。

昼間は少し厚着をすれば暖房器具が必要ないくらいだ。



今年の初詣は神奈川の中間ほどにある寒川神社に行ってきた。

最近は浅草寺や川崎大師などかなり名の知れた場所に行っていたが、

今回は知り合いのおすすめの神社に行くことにしたのだ。




無宗教と言われる多くの日本人にとって、

寺か神社かという選択を気にする人はあまりいないだろう。

いろいろ調べてみると寺は仏を祀り、神社には神が祀られているという。

神というと近寄り難いがキリスト教のような唯一無二の神ではなく、

精霊のようなものなのなだろう。



理想は自分の生活に馴染んだ場所にお参りに行くことだ。

子どもの頃は『ゆく年くる年』がはじまる時間に村の寺へ行き、

大人たちがお経を読んでいる間子どもたちで除夜の鐘を鳴らすというのが年越しのスタイルだった。

108の煩悩を追い払うというが、毎年途中で何回鳴らしたか分からなくなった。




寒川神社。参道を抜け拝殿が見えると急に空が広くなった。


賽銭のためのピカピカな5円玉。







年初めだけ都合良くこういう場所に来るけれど、それでもいいんじゃないかなと思う。

形から入るというのも大事なことだ。



私の実家では日本の伝統的な行事や通過儀礼というものがフィーチャーされることがなかった。

七五三も知らなかったし、お盆はお客さんが遊びに来る夏の一大イベントだと思っていた。

父はその他にも誕生日やクリスマスといった世間のイベント事には懐疑的だった。

母は気分屋なのか、思い立ったら頑張ってくれたり頑張らなかったりした。

クリスマスの朝、小学校高学年にして初めて枕元にプレゼントが置いてあった時は飛び上がる程嬉しかった。

その頃流行っていたキムタク主演のドラマ『ヒーロー』でキムタクがいつも来ていたジャケット風の上着だった。

少し小さかったけど嬉しくて無理矢理着ていた。



そんなこともあり私自身が日本の行事に驚くほど無知で、世間とのズレをよく感じるのだ。

それでも子どもの頃正月に決まった形があったのはとても大事なことのような気がしていた。



さて2016年はどんな年になるでしょうか。

まだ見ぬ未来を胸に抱いて、今日からまた出発であります。
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