DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

段ボールという素材

2006年08月27日 11時25分01秒 | 研究室情報
現在、段ボールを素材に用いた仮設住宅の共同開発を行っています。その関係で、段ボールのことに、少しは詳しくなりました。
まず名称ですが、ダンボールと段ボールとがありますが、JIS用語で言うと「段ボール」です。構成としては、表裏の紙をライナー、挟まれた波波の紙をフルートと言います。このフルートの形状が、段々なので、段ボールと言うわけですね。
それで、一番驚いたのは、あの段ボール紙の黄土色(クラフト色)は、実は着色しているのです。知ってましたか?段ボールは、ほとんどが再生紙を基にしていますので、元の紙の色は、灰色に細かな模様がついた状態だそうです。これを目立たなくするために、素材の時点で黄土色に着色していると言うわけです。
それで、仮設住宅は屋外で6ヶ月の耐久性能を実現していますが、さすがに6ヶ月も日光に暴露されると、白っぽい灰色に色が抜けてしまいますよ。不思議でした。でも、普通の段ボールは外に置いたら、6ヶ月どころか雨1回でボロボロです。そこで、仮設住宅で用いる段ボールは、特殊な耐水加工をしてあるので、大丈夫なのです。

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