DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

CAELinux(007)線形静的解析の例題:1

2009年09月30日 08時47分32秒 | OpenCAE活用
それでは、ピストンの解析モデルで線形静的解析の例題を進めます。Winkの教材では、右下の黄色のボタンで前後に進めながら、動画と説明を見ることができます。
1:まずモデルのプリ処理のためSalome_Mecaを起動します。教材とは違ってCAELinux2009では、デスクトップ上のメニューのApplications=>CAELinux=>Salome-Mecaを選択します。設定のためにパスワードが必要ですので、caelinuxと入力します。なぜかOpenSSHのパスフレーズも必要で入力が求められますが、空でEnterを押します。(4回ぐらい押すことになります?)
2:SALOME 4.1.4が起動します。ここからは、Firefoxに表示されたWinkの教材と交互に見ながら、作業を進めます。まず、File=>Newを選択します。Salomeのウインドウが3つに分割されますが、Python Consoleを閉じて、Object Browserを小さくします。
3:モードを変更するため、SALOMEと表示されたプルダウンメニューから、Geometryを選択します。メインのウインドウがOCC scene:1-viewer:1となり、青色と3次元座標軸が表示されます。
4:形状データとしてSTEP形式の例題を読み込みます。File=>Importを選択し、ファイルブラウザから/opt/helpers/docs/tutorials/pistonを開きます。File typeをSTEP Filesとして、表示されたpiston.stpを選択してOpenボタンを押します。ウインドウにピストンヘッドの例題の形状が表示されました。
5:表示の調整と情報の確認をします。青いメインのウインドウの上のツールから、虫眼鏡のFitAllを押します。全体の形状が見えるようになります。背景上で右クリックでメニューを出して、Display modeからshadingを選択すると、面が表示されます。
6:モデル表示の幾何学的な操作は以下の通りです。
平行移動:Ctlr+中ドラッグ 回転移動:Ctrl+右ドラッグ 拡大縮小:Ctrl+左ドラッグ(スクロール回転)
7:境界条件設定のため、面グループを生成します。NewEntity=>Group=>CreateでCreate Groupパネルが表示されます。表面の面への境界条件の設定なので、Shape Typeは■の面を選択します。
8:荷重条件の設定のため、選択する部分表面を決めるために、Main Shapeの矢印ボタンを押して、モデル上部の円形の部分表面を選択し白線で囲まれたら、Addボタンを押して決定します。この面は番号391となります。次のこの境界条件の面に8文字以内で名前を付けます。荷重を与える面なのでpressureとして、Applyで確定します。次に複数の面をグループにして、拘束条件を設定ます。側面に空いた穴2つは上下で2つの面があるため、全部で4つ 82,100,194.200を選択します。この拘束条件の面グループのdisplと名前をつけます。Apply and Closeボタンを押して完了です。
9:これらの設定を確かめるために、左の端のObject Browserで、Geometryを+で開くとpiston.stp_1が表示され、さらに+で開くとpressure,displが表示されます。これらの境界条件を選択すると、モデルの部分表面の外枠が薄桃色で表示されます。

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