DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

研究室は中小企業だね

2006年02月27日 07時47分01秒 | Weblog
教育機関であるから、本来の目的は別なんだろうけど、少なくともDALABは、中小企業のノリで活動している。社員数が10名弱のベンチャー企業みたいなものだね。ただ、企業と違うのは、経営コストの最大要因である人件費が必要ないこと、つまり給料を払っているわけではなく、まああげられるものは単位(と試練)ぐらいしかないのです。すみません。逆に、本当はスタッフに仕事を強制させることは出来ず、基本的にスタッフの志1つにかかっているということです。
指導教員は、社長兼、営業兼、総務兼、人事兼、…というところで、5年生が各プロジェクトのスタッフで、専攻科が各プロジェクトのリーダーということになるね。それぞれの役割をキチンとこなして、さらに自分なりの工夫と改善を行いながら、プロジェクトは進んでゆく。社長は仕事柄、外周りが多いので、当然スタッフはリーダーを頼りにしないといけない。(んーーん、考え物だね。反省)
日ごろスタッフが相談するのはリーダーで、直接、社長と相談することは少ない。まあ、珠にうろうろして助言しようにも、全ての問題を解決できるわけでもなく、スーパーマンではないからね。何か報告書でもリーダーが一度チェックしてから、社長へ提出されることになる。と言うことは、リーダーは中間管理職で、上から指示され下から依頼され、とても大変な立場になる。
現在のDALABでは、リーダーが2名居て、いずれも積極的に活動してくれるとても優秀な人材である。多分、これだけ訓練を積んでいるから、大抵の困難は乗り越えてゆけるはずだと思う。企業に入ってから、困難を乗り越えるときの支えは、自分の力を信じれるかどうかで、これは学生時代にどれだけ無理を乗り越えたかにかかっている。
先日、研究室OBが来て仕事は厳しいかと聞いたら、「研究室の方が余程つらい」と言っていた。そうだろうと思う。皆は高専に入学できる基礎能力(才能)は持っているわけで、後は自分の興味の方向性に向けて、どれだけその才能を磨いたかにかかっている。そういう意味では、DALABはとても良い環境だと思う。(そうなるように努力しているからね!)

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