卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

オトナ仕様海の家ライブinENOSHIMA

2007年09月03日 | ライブッ!
ライブ前に友達とほんのちょっとだけ海岸沿いを散策した。
海をバックに写真を撮ってもらおうと、近くにいた人に頼んだら、
「折角だから江ノ島をバックにした方が良くないですか?」
と言われた。
江ノ島ってこの辺の地名かと思ってたら、奥の木々がこんもりしてる島が江ノ島なんだってね~。
知らなかった。







江島神社がある江ノ島までたどり着いたけど、思ったより遠くて参道の入り口でタイムリミット。
おみやげ物屋さんを覗く事もなくとっととライブ会場へ引き返した・・・。





人もまばらな海。




インパクトのある片瀬江ノ島駅。
一昨年行ったのは8月で、夜にはライトアップされて賑わっていたけど、
9月に入るとそれも終わりらしく夜はひっそりとしていた。





そんな秋の気配たっぷりの江ノ島だけど、ここの7階虎丸座の中は夏真っ盛り~!




「マーメイドシンドローム」「熱帯夜」「I.Z.U」など夏ならではの曲満載!
私にとってはどれも今年初で、待ちに待った夏ライブ感満々。

前回のバンドスタイルツアーでは、ずっとスーツの松だったけど、
今回は渋い松柄のアロハに履き慣らしたジーンズ。おまけに素足にサンダル。
そんなリラックスしたスタイルのせいか、
「ちょっと演ってく?ちょっと聴いてく?みたいな感じ、いいですね~。」
と言っていた。
ホント、和やかな雰囲気で素の松、素の松の音楽を感じた。

ウクレレでの「海」「嘘」は、のほほんとした雰囲気を取り入れつつ、終盤は「サルビアの花」「Silver Train」「DRAMA ADDICTION」などでガツンときて、
その後「潮騒」がきた。

これがすご~~~~く身体に浸みた。
莫大なエネルギーを持った夏が、少しずつ秋の気配に満ちていく時の寂しさ。
切なさを感じるんだけど、はしゃぎすぎた心をそっと包み込むような優しさもある。

「潮騒」を聴いた時、その感覚がどっと押し寄せてきた。
家でCDで聴いただけではその感覚は感じられないんだろう。
あの時あの場所で聴いたからこそ、感じられたんだと思う。
きっと、これからは「潮騒」を聴くたびに、この時のライブが蘇るのかもしれない。

ライブを終えて外に出ると、はっきり秋を感じる風が吹いていた。