卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

筆箱

2008年06月03日 | 卯月の雑感


筆は入れないけど筆箱。
ペンケースという言い方もあるけど、まだまだ筆箱という言い方が多いかな?
下駄箱もそうだね、下駄は入れないけど下駄箱。

筆箱は私の商売道具。
13年前に幼児教室の仕事を始めた時に、左側の筆箱を買ってずっと愛用していた。
随分汚れてきてるし、底の角の部分が破れかけている。
でも、たっぷり入るし、口が広く開くのでたっぷり入っていても取り出したいペンがすぐにみつかって、使いやすくて気に入っていた。


この春から大学生になった娘。
結構タイトな学校で1週間のほとんど5コマ授業がある。
朝起きて1時間半後に家を出て、帰宅して2時間後に寝る毎日。
そんな生活なので、やりたかったバイトは先月から土日限定でスーパーのレジを始めた。
時給が良いからと、13時から21時までを選んだはいいけど、やっぱり時給が良いのはそれだけ仕事が大変って事。
レジは打っても打っても待ってる人の行列は途切れないし、8時の閉店後の1時間は明日の開店に備えての商品整理がある。
ホントにヘロヘロになって帰ってくる。

お金を稼ぐって大変でしょ。

そんな血と汗と涙の?労働の末、初めてもらったお金でチェブの筆箱をプレゼントしてくれた。

「ありがとう、大事に使うね。」
と言ったら
「お母さん、物持ちが良いから死ぬまで使えるね。(笑)」
と言った。

うん、ホント死ぬまで使うよ。

ありがとう。