卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

8月18日 最後の日

2006年10月02日 | マレーシアへの旅
仕事の都合で2日遅れでマレーシア入りしたふっくんは、チャイナタウンに行っていない。
チャイナタウンのおもしろさを、ふっくんにも見せてあげたくて、もう一度出かけた。
食べ物、衣料、雑貨などが雑然と並び、活気と危うさが混在するチャイナタウンを歩いていると、急に雲行きが怪しくなってきた。
さっきまでいい天気だったのに、どこからともなく黒雲がモコモコ押し寄せてきた。
ポツンと一滴落ちてきたと思ったら、あっという間に土砂降りになって雷さえ鳴り始めた。
急いで、近くの広いファンシーショップに入った。

これがスコール?
突然降り出した雨は、1時間ほど降るだけ降ったら嘘のように上がった。


雨宿りした店の入り口からパチリ。




雨が上がった後、クアラルンプールの街は水浸しだった。



こんなスコールは日常茶飯事なのか、治水はちゃんとなされているようで、たまった水は短時間ではけていった。

普段は水のない川を、濁った水がだくだくと流れていた。




この日は、電車とタクシーを乗り継いで帰った。
クアラルンプール市内は、上の画像のように冷房完備の新しいバスが走っているが、少し街から離れるとこんな古びたバスが、市民の足として動いている。
利用するのは、インド系の人のようだった。





夜、ママが私たちのために食事を作ってくれた。
Wilsonは、相変わらず仕事が忙しくて遅い帰宅だったけど、パパとママそしてお婆ちゃんと一緒に最後の晩餐。








お婆ちゃんは、90を越える高齢だけど、とても元気。
ただ、食べ物は自分で選んで食べている。自分で好きな時に好きな物を作って食べている。
そのお婆ちゃんが、一緒にテーブルに付いてくれたのが、すごく嬉しかった。



お婆ちゃんは雷州語しか話せなくて、挨拶程度しか言葉を交わせなかったけど、コーヒーを入れてくれたり、洗濯物を干すのを手伝ってくれたりした。
私たちが朝ご飯を食べていると、「セットゥトゥ、セッパォパォ。」と言ってくれたりもした。多分、「たくさん食べてね。」って言うような意味・・・かな?





この日の23:45の飛行機で帰国する事になっていた。
わざわざ来てくれたOipengとパパ、ママ、お婆ちゃんに別れを告げて、WilsonとRingoに空港まで送ってもらった。
空港にはStevenも来てくれていた。

マレーシアで楽しい時間を過ごす事が出来たのは、Wilson家族やRingo、Oipeng、Steven、Chongさん、皆のお陰。
本当にありがとう。マレーシアで出会った全ての人、ありがとう。


またいつか、きっと行くよ。