あきる野市「三島神社」

三島神社　

鎮座地　戸倉４１４

祭神　大山祇命 （おおやまつみのみこと）
　　　　八千戈命 （やちほこのみこと）
　　　　少彦名命 （すくなひこなのみこと）　
　　　　倉稲魂命 （うかのみたまのみこと）

旧格式　村社　　

別当寺　宮本氏持ち

例大祭　２月２８日

解説　
天徳２年(９５８)伊豆三島神社のご分霊を遷して創建された。

以来、源頼義や畠山重忠などの武将の信仰が厚く、
多くの刀剣類が奉納されている。

中世には神職の宮本氏（以前は中浦氏を名乗り江戸時代には備後守などの受領名を持つ）
以下戸倉周辺の地侍に関する文書「武州南一揆文書」１０通「後北条氏文書」２通を伝えている。
また本殿と伝来の石棒があきる野市文化財に指定されている。


写真左は武多摩神社。

もと不動堂といい明治の神仏分離で改名した。

市指定の文化財で本尊は不動明王立像。

戸倉本郷の５０戸によって祀られている。


摂社武多摩神社に伝わる絵馬



三島神社は、中世の武将に厚く信奉された。

背後の山は戸倉城となっており、
北条氏照に家督を譲った大石定久が隠居したところでもある。

写真の絵馬は武多摩神社の大絵馬であるが、
このような古い奉納品が多数伝わっている。

あきる野市「子生神社」

子生神社

鎮座地　小中野１８７

祭神　猿田彦命 （さるたひこのみこと）
　　　　木花開耶姫命 （このはなのさくやひめのみこと）

旧格式　村社　　

別当寺　安養寺

例大祭　４月１５日

解説　
永正元年(１５０４)両部神道修験者阿闍理法印朱学院が創建。

子孫繁栄・安産子育に霊験があり、
現在でも底の抜けた柄杓が多く奉納されている。

あきる野市「高明神社」

高明神社

鎮座地　乙津１８５４

祭神　天之御中主命 （あめのみなかぬしのみこと）
　　　　伊奘諾尊 （いざなぎのみこと）　
　　　　伊奘冊尊 （いざなみのみこと）

旧格式　村社　　

別当寺　光明寺

例大祭　４月９日

解説　
かつては熊野三社権現といわれた。

延文年間(１３５６～６１)矢口の渡しで足利方に敗れた新田義興軍の残党狩りで焼失した。

もともと写真背後に見える光明山の山頂に鎮座していたが、
平成３年(１９９１)現在地に遷った。

光明山に鎮座する事から光明神社が正しいはずだが、
明治９年(１８７７)の地租改正の際「高」と誤記されて以来それが定着してしまった。

あきる野市「琴平神社」

琴平神社　

鎮座地　五日市６３７

祭神　大物主神 （おおものぬしのかみ）
　　　　崇徳天皇 （すとくてんのう）

旧格式　なし　　

別当寺　楞厳寺

例大祭　１月９日

解説　
江戸時代五日市の名主が讃岐金比羅宮に参拝した際ご分霊を遷し、
阿伎留神社の神職が山頂に鎮祭した神社。

阿伎留神社の境外摂社。

あきる野市「小宮神社」

小宮神社　

鎮座地　戸倉１５１４

祭神　宇迦之御魂命 （うかのみたまのみこと）
　　　　太玉神 （ふとたまのかみ）
　　　　保食命 （うけもちのみこと）
　　　　大宮比売命 （おおみやひめのみこと）
　　　　大己貴命 （おおなむちのみこと）

旧格式　村社　　

別当寺　西蓮寺（廃寺）

例大祭　３月１５日

解説　
武蔵七党のうち西党平山氏の一族、高橋氏によって、山城伏見稲荷のご分霊が祀られた。

盆堀地区が豪族小宮氏の領地であった事から小宮稲荷と言われた。

江戸時代以前は西蓮寺が管理していたが、廃仏毀釈により廃寺となり、
明治２年(１８６９)独立して小宮神社に改名された。

あきる野市「北郷神社」

北郷神社　

鎮座地　伊奈３９６？

祭神　？

解説　
詳細不明。

小田原北条氏によって築かれた伊那城の本丸に当たるらしい。

あきる野市「春日明神社」

春日明神社　

鎮座地　乙津４２７

祭神　天児屋根命 （あめのこやねのみこと）

旧格式　村社　　

別当寺　村民持ち

例大祭　９月２８日

解説　
応永年間(１３９４～１４２８)小宮上野介が奈良春日大社のご分霊を加茂原の地に遷して創建されたという。

かつては奈良山の山頂に鎮座していたがその後現在地に遷った。

市指定文化財の和鏡８面を伝える。

あきる野市「岩走神社」

岩走神社

鎮座地　伊奈１５７５

祭神　稚日女尊 （わかひるめのみこと）
　　　　手力男命 （たじからおのみこと）
　　　　棚機姫命 （たなばたひめのみこと）

旧格式　村社　　

別当寺　大悲願寺

例大祭　９月１５日

解説　
伊奈村の鎮守。

伊奈村は仁平２年(１１５２)信濃国伊奈郡の住人によって開墾された。

その時、同国戸隠神社の手力男命が勧請され、
他の２柱は後に合祀されたという。

かつては、岸三大明神といわれたようだが、
寛政６年(１７９４) 神道管領長上、吉田家より正一位の神階を賜り、
以後正一位岩走神社と称されている。

神職は宮沢氏が務め、かつては豊前守などの受領名を名乗った。

あきる野市「五日市熊野神社」

五日市熊野神社　

鎮座地　五日市３１３

祭神　伊奘諾命 （いざなぎのみこと）

解説　
阿伎留神社の境外摂社。

詳細は不明。

あきる野市「五柱神社」

五柱神社

鎮座地　養沢１３９２

祭神　久々能智命　
　　　　迦具土命　（かぐつちのみこと）
　　　　埴安姫命 （はにやすひめのみこと）　
　　　　金山毘古命 （かなやまひこのみこと）
　　　　弥都波比売命 （みずはひめのみこと）

旧格式　無格社　　

別当寺　吉沢氏持ち

例大祭　９月２９日

解説　
寺岡地区の人々によって祀られた祠。

「新編武蔵国風土記稿」には五大尊社とある。


五柱神社の御神木スギ



目通り８メートル
樹高５２メートル
樹齢４００年
市指定天然記念物　
他の樹木を圧して高く、のどこからでもそれと分かる。

あきる野市「五日市五社神社」

五日市五社神社　

鎮座地　五日市５８３？

祭神　？

解説　
金比羅山への登山口に鎮座する。

詳細不明。

あきる野市「石神社」

石神社　

鎮座地　小和田４２６

祭神　？

解説　
詳細不明。

御嶽神社に合祀された様だが旧跡か？

あきる野市「入野愛宕神社」

入野愛宕神社　

鎮座地　入野８０８

祭神　迦具土神 （かぐつちのかみ）
　　　　応神天皇 （おうじんてんのう）
　　　　天照皇大神 （あまてらすおおみかみ）
　　　　大山祇神 （おおやまつみのかみ）

旧格式　無格社　　

別当寺　？

解説　
入野村の鎮守。

明治時代に村内の小祠を合祀して祭神が現在の様になった。

あきる野市「星竹神明社」

星竹神明社

鎮座地　戸倉１０４１

祭神　天照皇大神 （あまてらすおおみかみ）

旧格式　村社　　

別当寺　村民持ち

例大祭　２月２１日

解説　
永享４年(１４３２)山下義親が足利義教の富士遊猟に従ったが、
事故があって当地に住み着いた。

その後、当村の黒山氏とともに神明社を創建したという。

秋の祭礼では、嵐除けの獅子舞と神田囃子の系統に連なる星竹囃子が奉納される。

あきる野市「日枝神社」

日枝神社　

鎮座地　五日市８７４

祭神　大山咋神 （おおやまくいのかみ）
　　　　応神天皇 （おうじんてんのう）

解説　
五日市番場地区の人々によって祀られた祠。

内宮に山王社と八幡社があり「番場の八幡様」と呼ばれている。