多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

あきる野市「三島神社」

2011年10月16日 | 神社
三島神社 

鎮座地 戸倉414

祭神 大山祇命 (おおやまつみのみこと)
    八千戈命 (やちほこのみこと)
    少彦名命 (すくなひこなのみこと) 
    倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 宮本氏持ち

例大祭 2月28日

解説 
天徳2年(958)伊豆三島神社のご分霊を遷して創建された。

以来、源頼義や畠山重忠などの武将の信仰が厚く、
多くの刀剣類が奉納されている。

中世には神職の宮本氏(以前は中浦氏を名乗り江戸時代には備後守などの受領名を持つ)
以下戸倉周辺の地侍に関する文書「武州南一揆文書」10通「後北条氏文書」2通を伝えている。
また本殿と伝来の石棒があきる野市文化財に指定されている。


写真左は武多摩神社。

もと不動堂といい明治の神仏分離で改名した。

市指定の文化財で本尊は不動明王立像。

戸倉本郷の50戸によって祀られている。


摂社武多摩神社に伝わる絵馬



三島神社は、中世の武将に厚く信奉された。

背後の山は戸倉城となっており、
北条氏照に家督を譲った大石定久が隠居したところでもある。

写真の絵馬は武多摩神社の大絵馬であるが、
このような古い奉納品が多数伝わっている。