多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

杉並区「松庵稲荷神社」

2012年11月24日 | 神社
松庵稲荷神社 

鎮座地 松庵3-10

祭神 受持命(うけもちのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 円光寺(廃寺)

例大祭 9月15日

解説 
松庵村の鎮守。

かつては別当寺である円光寺の境内に鎮座していた。

江戸の医師、荻野松庵によって、
万治年間(1656~60)開墾された松庵新田の鎮守として創建されたものと思われる。

昭和9年(1934)中高井戸村の稲荷神社を合祀して、
正式名称は「西高井戸松庵稲荷神社」となった。

元禄3年(1690)と元禄6年(1696)の銘のある庚申塔や、
神仏分離で廃寺となった円光寺の住職の墓などがある。


伝説によると、かつて円光寺には狐の巣穴があった。

明治30年代に廃寺になり取り壊される時、
親狐は逃げられない子狐と別れるのを悲しみ、
前足を咥えたままの姿で拝殿の床下で見つかったという。

中高井戸の稲荷神社が合祀される際に摂社を建てて、
この「お狐様」を祀ったという。


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