自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

再リベンジ秩父ツア~12 最後まで哀愁。

2009年11月30日 04時56分18秒 | 秩父ツア~2009
三峰口駅から輪行し、御花畑駅で西武線に乗り換える。
その御花畑駅から西武秩父駅までは、徒歩500mの距離がある。
駅を降りた3人は、西武秩父目指して、
輪行バッグにしまった自転車をかついで歩いた。

ところが、歩けども歩けども、一向に西武秩父駅につかない。
そして秩父神社の鳥居が見えて、はたと気がついた。
これは、逆方向だ。
……。

ご存知の方も多いでしょうが、ビンディングシューズは
クリート(ペダルに靴を固定するパーツ)がついているため、非常に歩きにくい。
しかも私の「スピードプレイ」製のクリートは特に歩きづらい。
なのに、逆方向に延々と歩いて来てしまった。
3人の背中からは、銭形のとっつぁんの「背中で泣いてる」的な哀愁が漂っていました。
それを見た私の頭の中では「よろしく哀愁」が流れ出した。

そのリズムに乗って、我々3人はようやく西武秩父駅へ。
atsさんはひとり、サイフを引き取りに小鹿野警察署へバスで行った。
これでatsさんの帰宅時間は12時越え確実。
明日は朝4時起きで、ふたたび秩父の山を仲間たちと駆け巡るんだって★

いろいろあった秩父ツアー。これにて終了。
走行距離は88.8キロ。多摩川支部長の座と毘沙門天のご加護付き。
春になったら、もういちど来たいなあ。

再リベンジ秩父ツア~11 サイフの行方。

2009年11月30日 04時43分31秒 | 秩父ツア~2009
旅の方はというと、無事に80キロ走って
「道の駅 大滝温泉」につきました。
ここには、源泉掛け流しの温泉と、
絶品手打ち蕎麦(もっぴーがいたら食せないメニュー)があるらしく、
絶対に来てみたかったところ。
念願かなって嬉しい……はずですが、
atsさんのウン万円入ったサイフの行方が気になって仕方ない。
(このとき私は、もしもサイフが見つからなければ、
 一緒に走ったコースを戻ろうかと覚悟を決めておりました。)

とりあえずざる蕎麦を注文し、食べながらatsさんと警察とのやりとりに耳を澄ます。

……
蕎麦ウマい! 蕎麦の実の外皮ごと挽いたそば粉で打つ、ツブツブ感のある蕎麦で、のどごし最高。
つゆは醤油の香りがキリリとひきたつ濃いめのつゆ。ダシが香って甘くないのが私の好み。

と感動している側では、atsさんが心配そうに警察とやり取り。
結局、サイフは「毘沙門水」に落ちていたらしい。
atsさんと蟹~チェは「毘沙門天のご加護だ」と喜び、
面白ネタを提供してもらった私は「毘沙門天の粋なはからいだ」と喜び。
まあ、皆で喜べてよかった。

このあと、温泉にどっぷり浸かって、
さらに山を下ります。
日も落ちたので、秩父鉄道の三峰口駅から輪行して帰ることに…。

再リベンジ秩父ツア~10 げげっ!

2009年11月29日 15時40分41秒 | 秩父ツア~2009
八丁峠ヒルクライム以降はずっと下り坂。
小春日和の気持ちよい日差しの中を走っていると、
急にatsさんが立ち止まった。
真剣な顔をしてポケットをさぐっている。

「……サイフがないんです」

しょえ~~~。ここまで走った山道は70キロ。
そのどこかで落としたということか!?
探して歩くのは、ちょっと大変だぞ…。

どこで落としたのか、皆で必死にシミュレーション。
……………。
最後にサイフを使ったのは、、、
「毘沙門水」!
あの水に100円払った時に、サイフを棚に置いてしまったらしい。

毘沙門水をくみに来る人たちなら、
中身を盗るなんてことはしないでしょう。
そう言い聞かせて、とりあえず
電波の通じる場所を探して、警察に連絡することに。

再リベンジ秩父ツア~9 勝者は…

2009年11月29日 15時24分19秒 | 秩父ツア~2009
蟹~チェに勝ったことの無い私は、
もう必死の全力疾走。
たまに後ろを振り向くが、
道は急カーブのつづら折りばかりなので、
蟹~チェとatsさんの姿はまったく見えない。

ひたすら登る。
目標は30分を切ること。

で、結局私が30分37秒でゴール。
蟹~チェは13分遅れでゴール。
その1分後にatsさんゴール。

順位なんかどうでもよくて、
多摩川支部長の座なんかもっとどうでもよくて、
3人で頂上をいただいた喜びを分かち合いました。
ああ、毘沙門水が旨い。


そしてあとは、どこまで行っても下りだけ!

再リベンジ秩父ツア~8 「チャリン党多摩川支部長の座争奪杯」開催。

2009年11月29日 15時00分06秒 | 秩父ツア~2009
延々と林道を走ること50キロ。
ようやく人の気配のある道へと戻って来ました。

ここは「志賀坂峠」。
「奥秩父の奥の奥」という場所のはずですが、
もっと奥地にいたために、都会に出て来たような気分になる。

この峠で軽食をとっていると、
ここから八丁峠までの7キロの上り坂で
本気ヒルクライムをすることになりまして。

というわけで、急遽「日本チャリン党 多摩川支部長の座争奪杯」開催!
自称・多摩川支部長の蟹~チェから、支部長の座を没収するべく、私が挑戦。

私は以前「箱根ヒルクライム」と「富士山一周」で蟹~チェに惨敗しており、
雪辱を晴らす絶好の機会。

コースは志賀坂峠から八丁峠までの6.8キロ、標高差460m。
平均勾配は6.7%の林道コース。
相手は200キロ超の距離を普通に走る蟹~チェと、
高校時代から自転車部だった(ブランク20年)というatsさん。
勝負はいかに!?

再リベンジ秩父ツア~7 峠ばっかり。

2009年11月29日 14時51分21秒 | 秩父ツア~2009
西武秩父を発ち、小鹿野→合角ダム→矢久峠→志賀坂峠
と、林道をひた走る我々3人。
林道と言っても全面舗装で、車や人通りはほぼゼロ。
まさに自転車にとってパラダイス。

傾斜はあいかわらず8~12%くらい。
いい具合にテンションがハイになって、
アホな話をゲラゲラ笑いながら登るにはうってつけの坂道です。
(イタリア編で18%の坂道を登った時のような)

標高800mを超えると、眺望が開けて来ました。

再リベンジ秩父ツア~6 水、豊富にあるじゃん。

2009年11月29日 14時37分56秒 | 秩父ツア~2009
ちょっと重いけど、飲料水をたんまり買い込んで
山奥へ走り入る我々3人。

少し山に入ったところで、「毘沙門水 わき水」の看板。
これは寄らずばなりますまい、ということで寄り道。

「平成の名水100選 毘沙門水」と書かれた横断幕に、
水汲みに来た車の行列。
こういうものには、まず疑ってかかる私ですが、
飲んだら意外なうまさ。
とにかく柔らかい! そして嫌味が無い。

これは「アルプスの天然水」飲んでる場合じゃありません。
さっき買ったばかりの天然水ペットボトルの中身を棄てて、
毘沙門水に詰め替えた。
(ちなみにこの先には何カ所も水場がありました…)

水の旨さに感動した我々。
atsさんが代表して募金箱に100円払ってくれたのですが、
これがあとあと大問題に発展するとはつゆ知らず…

3人は浮かれ気分で山奥へと、旅を続けたのです。

再リベンジ秩父ツア~5 ヒルクライム開始。

2009年11月29日 14時29分57秒 | 秩父ツア~2009
快晴。気温15度。
そして傾斜は10%。
標高はまだ300m台(西武秩父駅あたりの標高は200mちょっと)。

ここから先は飲食物がまったく手に入りませんよ、という
atsさんのありがた~い情報提供。
いつもは、お店が無くても民家さえあれば
水くらいもらえるものだし、
「水がなくて困る」という危機感を持ったことの無い我々。
これはいかんと、蟹~チェと私はペットボトルの天然水を
バッグやポケットに詰め込めるだけ詰め込んでおく。
重いけど、しかたありませんな。。

ところが…

再リベンジ秩父ツア~3 初体験。

2009年11月29日 14時14分57秒 | 秩父ツア~2009
これが、今日走る道の地図。
国道は通らず、林道ばかりを通るコースが
細かく計画されています。
いつも地図を持たずコースも決めない旅をする
私や蟹~チェにとって、これは新鮮体験。

湖や激坂の峠、真っ暗なトンネルから廃墟住宅まで
盛りだくさんのコースらしい。
目的地はもちろん、行けずにいた
「大滝温泉」!
山道ばかりの105キロの旅へ出発!

再リベンジ秩父ツア~2 ゲスト現る。

2009年11月29日 14時03分24秒 | 秩父ツア~2009
atsさんと私の2人は、西武秩父駅に無事到着。
駅を降りると、広場の片隅で自転車を組み立てている青年を発見。

なんと、蟹~チェではありませんか。

atsさんもびっくり。
来るか来ないか分からないようにしておいたのは、
突然現れて驚かせたかったんだって。
かくして、3人の珍道中がはじまりました。
いくつかの峠を越えて、最高標高1240mを目指す旅です。

※ちなみに、ちょうどこのころもっぴーからメールが来た。
 「がんばれよ!」と清々しい。
 琵琶イチ200キロの充実感に満ちている。
 これは、秩父組も負けていられませんぞ。

秩父ツアー再リベンジ

2009年11月28日 07時35分53秒 | 秩父ツア~2009
朝6時です。
こんな時間に起きているのは、編集で徹夜したときくらい。

今日はどういうわけか、伊藤マサがかつて山で出会った
「自転車ふたり旅」がお好きだという「atsさん」と、
秩父ツアーにやってきました。


ちなみにatsさんを私に紹介した張本人のマサは、
山形に樹氷の研究に出かけて不参加。

幹部蟹~チェが参加するとか言ってたけど、
電車に乗った気配なし。


今日はおっさん2人で、秩父の峠を2つ頂く予定です☆

ビンディングペダルはじめました。

2009年11月26日 13時26分42秒 | 自転車
もっぴーは琵琶湖一周に出かけているらしい。
さっき、湖北にいるっぽいメールが届いた。
いいなあ。

私は家で、ビンディングシューズのセッティング。
(靴をペダルにガチッと固定するやつ。)
禁じていたこいつを、再び手にする日がこんなに早く来るとは…。

私がビンディング禁止令を自分に課したのは、番組のため。
番組では、安全性が第一です。
出演者には「フラットペダル(固定しない、普通のペダルのこと)」で
走ってもらっています。
だから、私もフラットペダルで走る感覚を持っていないと、
彼らの疲れや体力の残り具合を想像することができなくなります。
彼らの疲れ具合を想像できないと、ムリをさせ過ぎてしまうことにも
なるからです。

ロケハンの時には、実際にロケで通りそうな道を予測して、
フラットペダルのロードバイクで走っておいたりします。

ですが、より遠くへ行きたい衝動に、負けました。
これを履けば、150キロの力で200キロ行けるんじゃないかと…。

ロケが近くなったら、フラットペダルに戻すことにしましょう。
そうしましょう。

で、購入したのがこの靴。
MAVIC ZXELLIUM ULTIMATE。
定価は5万円超という最高峰モデル。
(もちろんそんな値段では買っておりません)

決め手は「見た目」です。
履き心地と軽さは申し分なし。
フィット感がすばらしい。寝る時も履いていたいほどすばらしい。

これさえあれば、今からでも琵琶湖一周ツアーに間に合う………
なんてことはないね。
あ~あ~、琵琶湖は快晴だろうなぁ。

蟹~チェのファンライド。

2009年11月25日 14時40分11秒 | 自転車
チャリン党幹部の蟹~チェが、今発売中の
ファンライド12月号に出ています。
蟹~チェらしからぬオシャレなサイクルウェアで
颯爽と写ってます。
記事は「ビンディングペダルはじめました」。
この日のために、愛用のキノコ型ヘルメットを新調したらしい。
確かに、ほんのちょっとだけ、
キノコ具合が軽減されているような…。
立ち読みでもいいので、ぜひぜひご覧ください。

私もこの記事に触発されて、
久しぶりにビンディングペダルにしようかと思いまして。
シューズとペダルを買いました。

その報告は後日☆

リベンジ・ツア~6  けっきょく。

2009年11月24日 15時32分47秒 | 秩父ツア~2009
来た道をもどる私。
「ファッションセンターしま○ら」を見る度に
「ロックでも買おうか!?」とヤケになったり、
(一人で買っても面白くないので買わないけど)
こんなことなら、30キロ先の大滝村を目指しとくんだった、
などなど悶々としながら、15キロ戻って
けっきょく前回お世話になった「武甲温泉」に寄ることにした。

この温泉、広いし奇麗で良いのだが、
お湯を循環させているのか、微妙にカルキ臭い。
わざわざ100キロ走って来て入る温泉ではない気がする。

ああ、次こそは大滝村の「源泉掛け流し温泉&蕎麦」を食らうぞ、
と思いながら、じい様たちに囲まれて温泉に入るのでした。

この日は、自宅→秩父→川越と走って157.7キロ。
消費カロリーは3500キロカロリー。
そして帰りはやっぱり夜間走行。
ちょっとコケたりしたので、もっと早く出発しよう。
寒くなる前に、来週にでもリベンジするつもりです。