自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

TAIWAN KOM スペシャル!

2018年12月26日 17時03分53秒 | チャリダー★



あの地獄のレース
台湾KOM(King Of Mountain)の特番が放送になります


12月29日(土)
夜7時〜
@NHK BS1

50分の前後編で2時間特番!
(間にニュースあり)

担当ディレクターの木下くんと一緒に
チャリダーとは完全に別番組として作り直しました
というか今まさに作ってるのですが…
どうぞお楽しみに!





ゴール地点
こんな清々しい森本師匠の顔を初めて見た…
師匠の走り かっこいいですよ





私は酸素ボンベを手放せず(笑)
乗鞍に続いて 台湾でも高山病になりました



年末は台湾KOMでフィーバーしちゃってください★


F10 Diskの乗り心地はね…

2018年12月24日 17時50分34秒 | 自転車



F101 Diskに乗り始めて半月経ちました
(Discではなく Diskなんです 商品名が)
今日はその乗り心地などについて 徒然と


フレームは 一言でいうと「シルキーな硬さ」

「シルキー」というのは
安価なカーボンフレームによくあるボヨンボヨンと跳ねるような「大味さ」がないこと
フレームの素材(カーボン)の配置が絶妙で
踏んだトルクが上質にフレームからチェーンを伝わり
ホイールへとつながっていく感じ
つまり脚とホイールが滑らかにつながっている感じがする


例えば 音楽でいうと
同じ曲をMP3とWAVで聴き比べると
WAVの方が音に圧倒的な「艶」がある
対するMP3の音はスカスカで
隙間の多い音がする
それと同じように
このフレームの反応には シルキーな「艶」がある


さらに スルーアクスルの影響も大きいと思いますが
自転車全体が「一枚岩」のようで
とても扱いやすい
ダンシングで左右に振る時などは
C59+GOKISO では味わえなかった 軽やかな楽しさがあります


そして前にも書きましたが
ホイールベースが短かい(C59に比べて)ので
コンパクトで扱いやすい
C59が自己主張の強い美人な彼女だとしたら
F101は素直に従ってくれる 聡明で美人な彼女
両方とも美人がつくところは ただの妄想です(笑)



ただし めっちゃ硬いです
並大抵の男では相手にしてもらえないようです(笑)
気持ち良いしなりがあるので 嫌な硬さではありませんが
これは体重のある大柄なライダーのためのフレームな気がする
通勤の往復30kmは良いが
100km超えた時にどうなるか…心配(笑)





てな訳で 100km乗ってきました


12月のテーマである
トルク強め&ケイデンス(ペダルの回転)低めで

私に足りないのは
・長距離への耐性
・トルク
なので このオフはひたすら
トルク重視(ギヤ3枚重め&ケイデンス60以下)で
できるだけ長い距離を走ってます



さらに この時期にしかできない
クランク長の変更にトライ!






クランクを170mmから165mmへ変更


なぜ167.5にしなかったかというと
ROTORのラインナップに無いから(笑)


結果からいうと これは素晴らしい選択だった
まず 苦手だった前傾姿勢を取るのがウルトラ楽になった
そして心配だったパワーは 
ちょっとしたスプリントで1130Wが出ていたので
短くなったからと言って パワーが出ないわけじゃなさそう

クランクが短くなったぶん サドルを5mm上げた

クランクを短くして 全然ダメだったらどうしようかと心配でしたが
これは素晴らしかった
オススメです



しかし!




ROTOR 2inPOWERのアイコンである
クランク先端の赤いアルマイトが
取れて何処かへ行ってしまった
たった1日で(泣) 


クランク先端に残された ボンドの跡が切ない…


ただいま輸入代理店のダイアテックに問い合わせ中
「赤いアルマイト部分をください」と(笑)
さあ 輸入代理店の腕の見せ所ですよ


ちなみに こういう修理依頼の際
ほとんどの代理店から
「購入した店舗を通してください」と言われるのですが
どう考えたって無駄な手間です
購入は店を通すメリットがあるのは理解できますが
修理はダイレクトになりませんかねえ





本当は 自転車で旅にでも出たいのだけれど
年末はヤバい忙しさなので
午前中だけ時間をもらって 川越まで行ってきた

喜多院の甘酒250円は高いなあと思ったけど
飲んだら美味しくて大満足(笑)





小学生のころの 郷土かるたに載っていた「五百羅漢」を
41歳で初めて見た



で 115km走った感想は
「意外と脚は残ってた」
もっと脚がなくなって
帰路は這々の体で走る羽目になるかと思ってましたが
このフレーム それなりにロングも走れそうです
(ちょっと安心…笑)



※フレームプレゼントへの多数のご応募
 ありがとうございました
 ただいま仕事が忙しすぎて 選考&発送は年始になるかもです

プレゼントします。

2018年12月16日 18時49分30秒 | 自転車
プレゼントしようと思います。
C59のフレーム。
(他のパーツは付属しません。フレームだけですよ!)





COLNAGO C59 フレーム
サイズ480S(水平換算530mm→身長167~173ぐらい)
BB:JIS規格

カラーはオリジナル塗装です。
細かなキズはありますが、大切に乗ってきたので普通に乗れます。
台湾KOMも沖縄も、悪路の竹谷合宿もこれで走れたので問題ないでしょう。



プレゼントには、条件があります。
「20歳以下であること」です。
若者がロードレースをやろうと思った時に
最大のハードルは、その値段でしょう。
最低でも20万円の出費が必要ですからね。
親御さんの財布に余裕がある人だけのもの、という印象すらあります。
なので、20歳以下の方限定でプレゼントします。
「20歳以下の息子にプレゼントしたい」という親御さんでもOKです。


また、以下の条件はご了解いただきます。
・送料はご自身で負担すること(たぶん数千円です)。
・転売しないこと。
・何があっても文句を言わないこと(心配ならCDJさんとかで強度試験してもらってください。3万弱でできます)


欲しい方は、以下の要領でメッセージ欄に書き込んでください。
※内容がオープンに表示されることはありません。


1、お名前
2、年齢
3、連絡先(メールかFacebookなど。電話は私が苦手なのでNGです)
4、なぜこのフレームが欲しいのか、その思いを熱く語ってください
5、身長(上にも書きましたが適応身長は167~173ぐらいです)


なお、応募者多数の場合は、いくつか質問等をさせていただき
差し上げる方を選ばせていただく場合もあります。



若くてビンボーだけど自転車をやってみたい方、
自転車に熱い想いを持っている方、
ご連絡をお待ちしてます。

※お金ある人は自分で買ってください(笑)

PINARELLO F101。

2018年12月14日 01時29分33秒 | 自転車
新しい相棒を紹介します













ピナレロ F101 DISK
ジロ・デ・イタリア限定カラーです
発注した頃にやってたジロは
とっくに終わって冬ですけどね


コンポはSRAM eTap 油圧ディスクブレーキ
クランクはROTOR 2inPOWER ALDHU
クランク長は165mmにしました





ホイールは ROVAL CL50
上位のCLX50との違いは セラミックベアリングとスポーク
私はセラミックベアリングをあまり信用していないので
CL50にしました

クリンチャーホイールとして売ってますが
上位のCLX50(チューブレス対応)とリムが同じで
テープを貼ればチューブレスとして使用できるらしく
タイヤはPirelliのチューブレスで






油圧ディスクは とにかく引きが軽いです
金属ディスクの造形も 機械好きな自分にはたまらんポイント(笑)

油圧は ブラケットが大きくなるのですが
持ちやすくて自分的にはこれも好み






ボトルケージを何にするか 非常に悩みました
世界中のメーカーやWEBショップを探りましたが
好みの形のケージがなかった

結局無難に 使いやすくて軽量な
TUNEのボトルケージ






組み上げてくれたのは エフェクトの日比谷兄さん
いろんな裏技を駆使して カッチリと美しいバイクにしてくれました
感謝!



ちょっと乗った感じでは
フレームは反応が素晴らしく良くて 繊細
ホイールが前後ともに軽くなったので
重量配分がフレームに寄り 車体が小さく感じる

全体的にコンパクトに感じるので
もしや と思って調べたら
C59に比べてホイールベースが5mm短くなっていた
たった5mmでこんなに乗り味が変わるのか!?
今度ロングを走って確かめてみたい



みなさんが絶賛するスルーアクスルですが
C59は「ナカガワワッシャー」を付けて走っていたので
さほど剛性感に違いはなく
改めてナカガワワッシャーの凄さを思い知る
1万円ちょっとでバイクが別物になりますので
安全のためにもオススメです



そして効きすぎて危険という意見もあるディスクブレーキですが
全くそうは思いませんでした
細やかなブレーキ操作はこれまで以上に楽にできるし
フルブレーキをすればキャリパーとの違いは出るでしょうが
そもそもフルブレーキなんて レースでも日常でも
ほとんどやりませんので…



さあこれでロングを走るのが楽しみです…が
わずかにC59よりも硬さがあるので
そこがどうなることやら…★





さよならC59。

2018年12月12日 09時48分16秒 | 自転車



今からちょうど6年前に
私の愛車 コルナゴC59は やってきて
あれから日本中のいろんなところを 共に旅をした





6年前といえば チャリダーが始まったのと同じ頃
つまりチャリダーのロケにはほとんどC59で行っている
ロケはとにかく過酷なので
普通はロードバイクで行かないような悪路を走ることも多い
ずっこけてフレームが割れて カーボンの匠に補修してもらったり
塗装を全部直してもらったり
そして今年は落車をして パーツがほとんどダメになった





その落車のダメージが大きくて
それならば ディスクロード(ブレーキがディスクブレーキ仕様のバイク)
にしようという話になった



5月に発注したフレームが
ようやく12月に届き
今日 組み上がる


ということで ラストライド
荒川までの70kmほど





何の不満もないバイクだし
GOKISOのホイールとC59フレームは いたって健康
GOKISOは売って資金にしようかと思ったが
私しか持ってない特注品なので(普通はやってもらえない「磨き」をかけてある)
匿名で売るわけにはいかず(笑)
とりあえず部屋に飾っておくかな……



ちなみに 新しいバイクはコルナゴではありません
C64の乗り味は 私の望むものではなく
泣く泣くコルナゴを諦めたのです


ブログのタイトルどうしようか(笑)

真悟ちゃんからの手紙。

2018年12月10日 10時07分31秒 | 自転車
12月になると 街があわただしくなって
自動車たちの動きがランボーになってくる

仕事が忙しくなって 余裕がなくなり
左右を見ずに進路変更する車が増えてくる


しかし どんなに相手が悪くても
身を守るのは自分自身
道を走っていて 前後左右の車・人・自転車の存在をチェックするのは当然だが
さらにここをチェックしていれば安心 というポイントがある


例えば 車のサイドミラー
ドアが突然開くときや 突然の車線変更の際
大抵はこのサイドミラーからドライバーは後ろを覗き込んでいる
そんな車からは距離をとっておけば 何があっても対処できる
逆に ドライバーが俯いているなど
ミラー越しにこちらに顔が向いていない時は
何もアクションを起こさないので安全だ


それから 車はこちらのことが見えていないと思うこと
これはとても大事だと思う
「見えてて当然」「見えているだろう」と思っていると
痛い目にあう


ふう 都会は神経を使いますなあ
まるでロードレースだ





てなわけで プチロードレースを終えて会社に着くと
デスクに封筒が置いてあった


ひとつはイノッチのファンクラブ用のグッズ(付箋)
もうひとつは アマチュアトップレーサーで
沖縄210kmの優勝経験もある 白石真悟ちゃんからの手紙だ






真悟ちゃん自身が撮ったオンボードカメラの映像を
送ってくれたのだ


そこに入っていたのは
めちゃめちゃ面白いレースやイベントでのオンボード映像で
楽しくて仕事ができなくなって
24時までに終わらせるはずだった仕事が
24時から開始になってしまった(笑)




実を言うと 真悟ちゃんと直接会ったことは
3度ぐらいしかない
しかし事あるごとに 山口の自宅のドラム缶風呂の写真を送ってきて
「入りに来いよ」と誘ってくる
不思議な友なのだ




初めて会ったのは 筒井の殿とイノッチで
山口を旅した時のこと
撮影をしていて 数人の地元チャリダーのチームがやってきたと思ったら
めちゃめちゃ速かった
とりわけ1人 スペシャルに速い人がいて
私もスタッフも「あれは誰だ??」と騒然となった


それが真悟ちゃんだった


全身からエネルギーが溢れていた
まるでスーパーサイヤ人のように 全身にオーラを纏った
空気を切り裂くパワーの塊
速い人とは こんなに速いのか


あの時 真悟ちゃんの後ろについて走っているだけでワクワクして
初めて「自分もロードレースをやりたい」と思った
そして私は 番組でロードレースを扱うために
トレーニングを始めた


その後も全日本選手権の会場で挨拶した程度だったが
事あるごとに連絡を取り合うようになった
思えば「自転車が好き」という ただ一点で繋がったのだと思う

「自転車ほど素敵な乗り物はない」
と 真悟ちゃんは言う
家から5分で絶景の道が広がるところに暮らし
自転車仲間たちとガレージで語らい
ドラム缶のお風呂に入る
満天の星を眺めながら
そして仕事では自転車のパーツを開発している
そこには芯の強い意志がある
人生は楽しいものであるはずだ と


何物にも囚われない生き方が
真悟ちゃんの立ち居から感じられる
きっとそのオーラに 私の心は共鳴するのだと思う



「ロードレースは 速くなるほど面白くなるスポーツですよ」と真悟ちゃんは言う
それならもっと速くなって 真悟ちゃんのいる先頭集団で走ってみたい
出来ることなら その真悟ちゃんを焦らせて
楽しませるような走りがしてみたい
うん これが次の1年の目標だな★

11月の走行距離…と台湾特集。

2018年12月02日 01時32分57秒 | チャリダー★



11月の走行距離は 840kmでした


沖縄が終わって 仕事が押し寄せてきて
通勤以外に走れたのは 160kmを一回だけ
毎度おなじみ白石峠までの往復と 峠を一本

26分29秒 273W
タイムはほぼ一緒だけど
体重が2キロ増えたので そのぶんパワーも増えてる感じです


食事制限を解き放って
1年ぶりにポテチを食べたり
念願の焼き餃子をたらふく食べたり
自分的には暴飲暴食
でも体重は59.1kgでピタリと止まった

それなりに自転車に乗ってるので
これ以上増えないみたい


12月は 高強度よりも
できるだけロングをやっておきたいけど
スケジュール的には1本走れれば良いかな…






さて 情報がようやく解禁されましたね

12月8日と15日(土)のチャリダーは
「台湾KOM特集」!
そう 先日「悪夢」と書いたレースです(笑)


標高0mから3275mまで
105kmの上り坂を走る台湾のレース
優勝賞金は200万円弱
世界中から坂バカが集まる
(ホント皆さん坂バカだった…)

私へ与えられたミッションは
「カメラを持って猪野さんとエイドを撮影すべし」



スタートはすぐ後ろに陣取ったものの
写っちゃいけないので 離れてスタート
その後700人の集団の中を泳いで
なんとか猪野っちに合流



カメラモトがいないタイミングは
猪野っちに張り付き…



カメラモトが来たら
他の撮影すべき選手を探し出し
カメラに指示を出す


そして猪野っちより先行してエイドに着いて
猪野っちが通過するまでエイドで撮影
また追いかけて 猪野っちの近くで待機





長距離の上りといえば
ペルーのアンデスで100kmで標高4390mまで
というのを体験してますが
比べ物にならないぐらいキツかった(笑)

だってラスト10kmが平均勾配10%
つまり「ふじあざみライン」が最後の最後に来るということ
脚攣りまくりました…


でも 世界中の猛者たちとローテーションするのは
楽しかった
日本のレースと違って
必ずみなさん先頭に出て来てくれるのが新鮮
出てこられない人は「ごめん無理だ!」と
ちゃんと言ってくれる
その辺はやはり きちんとした文化として根付いている国との違でしょうか






台湾は不思議の宝庫で
道すがら 行ってみたい店がたくさん





スタッフの誰も
町歩きに付き合ってくれないので
夜中に1人で朝メシの買い出し

やっぱり包子を食べないとね





ご夫婦でやっている足ツボ健康館へ





どこを触られても激痛(笑)

「いて〜!」と言うと
おばさんが体の部位を指し示す
痛すぎて詳しく覚えてないけど
例えば足の指を痛がれば 首と肩を指差し
かかとを痛がれば 腰を指差す といった具合

確かにそこは凝っているので
痛いながらも納得してしまう



周りを見ると 誰も痛がっている人がいない


逆に痛がる私を 他のお客さんたちが
みんなで笑って喜んでくれた


脂汗たれまくりで90分
もっと短いコースにしときゃよかった(笑)
でも 体は超スッキリ
足ツボが効いたのは 人生で初めてでした






てなわけで
チャリダー台湾特集 前後編
見てください★