４月の走行距離。

月間1000kmという目標を掲げて４ヶ月目になります。
さあ、今月はどうだったのか？


これまで到達できたことがない1000kmの壁。
4月25日の段階で810km、
残り５日を毎日40km以上走れば
目標の1000kmに届く。
こんなチャンスは滅多にない！


しかし。
そんなに簡単に事は済まない。
月末はガッツリ編集仕上げ作業が入っていて、
やっぱり今月もダメか？ と思ったら
仕事の合間にわずかなスキマができた。

そのスキマ、６時間。

私は白石峠に向かって一目散に飛び出した。



なぜ白石峠か？ というと、
去年のGW、白石峠に向かったが
道に迷ってたどり着かなかった。
あれ以来、いつかリベンジしたかった峠なのだ。
片道７５km、往復１５０km。
６時間ならギリギリ行ける！





国道２５４を北上。
東松山でシクロパビリオンを見ながら
教わったとおりに「デイリーを左折」…
ん？ デイリー？
ローソンに変わったのかしら。


スタートから２時間半、憧れの「ときがわベース」（サイクリストのための休憩施設）へ。
一息ついたら、白石峠の入り口へ。




初めてなのでよくわからないが、
ここからタイム計測をするっぽい。

私はスタミナがホントに無いので
ここまでのダメージは甘く見ないほうがいい。
距離6.2km、平均勾配8.6％だそうで。
平均250W・30分切りが目標、という感じか。



走り始めて、しまった！ と後悔した。
かなりの激坂じゃん！
フロント３６T・スプロケ２５T（歯数が最大２５・重めのギヤ）で来てしまった。





GWなので車やチャリダーが多いかと思ったが
そうでもなかった。
貸切状態の峠道は、空気がうまい。
木漏れ日に心が弾む。

…が、かといって勾配が減るわけではない。
もうギヤが無いのにシフトレバーをカチカチいじってしまう。
青息吐息でなんとかゴール。
平均２４１W。
２７分１６秒。
誰のタイムも知らないのでよくわからんが、
速くはないだろう。
ベストの状態で走って２５分ぐらいかな。





噂に聞いてた移動販売車で
CCレモンを一気飲み。
十円チケットをもらったが
次に来るのは何年後か。





帰りは２５４号の渋滞に飽きたので
荒川右岸で帰る。
誰もいないし、道は広いしで天国。
脚はスカスカで２００Wキープが精一杯。
ホント、スタミナ無いんよねえ。





ふと見ると、渡し船。
あれで渡って、見知らぬ土地に行ってみたいなあ。





だんだん気持ちがオフになってきて、
ハンドルに花を飾り始める。
贅沢な時間だ。
もちろん２００Wキープは忘れない。





お約束の「行き止まり」。
この長い砂利道を引き返すのか…
サイクリングロードあるあるだな。


結局この日は往復１５０km。
次の日にズイフトのTour of Watopiaステージ７を走って７２km。
前日の疲れがひどくて全くパワー出なかったが
２時間２０分かけて完走。


というわけで、４月の走行距離は…
1,117kmでした！
祝！ 初の月間1,000km！
でも、意外と達成感とかは無いんですよね。
もっと嬉しいかと思ってましたが
大したことのない目標だからでしょう。



５月もこの調子でいければ良いのですが。
とりあえず明日は休足日ですな★

長野ロケと文平くんの２位。

あまりの痛みに目が覚めた。

左のふくらはぎが攣って、悶絶していたら、
こんどは右ハムが攣りそうになり、
左足を捨てて右ハムの攣りをなだめる。
暴れたのでスネ弁慶をぶつけた。
踏んだり蹴ったり、５分ほど経って、ようやく落ち着いた。


ここは高速道路のパーキング。
ロケ終わりで自宅に向かっていたら
あまりの眠さに立ち寄って、
そのまま４時間経っていた。
足が攣って大暴れしてギシギシ揺れる車は、
若いカップルが乗ってると思われたかもしれない。



何が起こってるのか整理すると、
訳あって昨晩遅くに自宅を出て、
ロケ先である長野に早朝到着。
土地勘がないので、スタッフが来るまで
トレーニングを兼ねて道の下見を６０キロほど。
で、ロケが無事終わり、なんとなく帰れる気がしたので運転していたら、
やっぱりダメだった。
眠くて眠くて、パーキングを各駅停車。
そしてとうとう、このパーキングで眠りこけてしまった、というわけ。
最初からおとなしくホテルに泊まりゃ良かった…。





長野は大好きな土地。
景色も最高なら食べ物も最高。
この春はその長野でのロケが多くて嬉しいのだが、
男子部と出場する木島平のレースはウルトラ楽しみだ。


しかし、敵はアマチュアトップ選手ばかり。
私のレベルでは完走すらおぼつかない。
ということは、男子部の文平くんにとっても厳しいだろう…
と思っていたら、なんと文平くんがレースで２位になった、と
五郎監督が興奮気味に電話をしてきた。


これは衝撃的だった。
初戦リタイアだった文平くんは、
アシストとして走った上に、集団スプリントで２位になったという。


何をやったの？ と聞いたら
２分走をやった、と。
そうか。それなら私もやってみよう。




…死んだ。




今月の走行距離は現在８００km。
残り５日で２００キロ走って
初１０００kmを達成したいのう。
しかしただ達成しても意味がないので
その２００キロは全部２分走インターバルだな★

質問ぜめ。

今年度、男子部のロケは
全部私が担当することになっている。
ロードレースや自転車の知識がないと、
ロケそのものが難しいためだ。


私は、取材する人を
その人になりきれるぐらい知っておきたいと思っている。
例えばツールド東北の取材の時は、
津波の被害にあった人たちと同じ気持ちになれるように努めた。
彼らの気持ちをリアルに理解できないと、
彼らの気持ちを置き去りにしたものを作りかねない。
だからあの頃は、毎晩、家族を津波で失う夢を見た。



男子部のことを１年間取材をする以上、
男子部の３人や五郎さんのことも
深く理解しなければいけない。
私は五郎さんの許しを得て、男子部の一員に加えてもらった。
もちろん私は画面上に映ることはないけれど、
練習もレースも一緒に走るようにしている。
一緒に走らないと、彼らの気持ちなんて
理解しようがない。



五郎さんから連絡が来るのは、
いつも決まって夜中の１１時過ぎだ。
ローラー教室が終わって、ブログを書き、
一段落するのがその時間なのだと思う。
ひとつ連絡が来ると、ついつい付随する質問を返してしまう。
例えば、五郎さんの過去の話。
男子部メンバーのフォームやポジションの話。
答えが返って来ると、また何か質問を返してしまう。
五郎さんになりきれるぐらい五郎さんのことを知りたいし、
男子部の３人のことも知りたいのだ。


ハッと気づくと、深夜０時を回っていた。
こりゃあいけねえ、と思い直し、
質問を送るのを自重した。


帰宅して、深夜２時からローラー漕いでたら、
聞きたいことが山ほど生まれてきてしまった。
迷惑にならないよう、小出しに質問するようにしよう……★

掛からない。

新人オーディション、そして
ロードレース男子部と
新企画２本、ご覧いただきありがとうございました。


ロードレース男子部の３人は強いです。
私も相当頑張らないと、撮影チャリダーとして
まったく役に立ちません。
てな訳で、仕事終わりの深夜はすっかり
ローラータイムと相成りました。





ZWIFTのステージレース。
第１、第２ステージは
なんとか上位５％以内でフィニッシュ。
レース強度なのでかなりハードです。




第３ステージは山岳コース。
最近ZWIFTに新設されたラルプデュエズを模したコース。
めちゃキツかった。
ここも上位５％でフィニッシュ。




第４ステージまで来て、
これまでにない体験が訪れる。

いつもに比べてパワーが出ないのである。
いわゆる「掛からない」というやつだ。
上位１０％がやっとな状態。





第５ステージでは前半３０分で２００Wキープが難しくなり、
１８０Wほどで走るグループからも脱落。
後半２０kmは這々の体で、４６０人中１０３位。


体が疲れると、心も萎える。
このままのペースでパワーが増えていくわけないし、
１１月の沖縄までの道のりがあまりに遠く思えて来る。

「乗りたくない」と心が逃げる。
「こんなことを続けて何になるんだ？」
「このまま強くなれる保証なんてないんだ」
と、心が逃げる。


ふと、五郎さんの話を思い出す。
ローラー教室でのこと。
男子部のシュガーが「今日は疲れてパワーが出ない」という。
五郎さんは「大丈夫、お前は疲れていない」と言い続ける。
シュガーは「本当か？」と思うが、いざ走ってみると
本当にパワーが出た。
五郎さんはシュガーの疲れが精神的なものだと分かっていた。
そんなことあるのか、と思っていたら、
自分がそうなってしまった。





１日の休みをとって、
また深夜のローラーを再開した。
体に力が入らない。
でも、踏ん張ったらそこそこのパワーが出た。


ふと携帯を見たら、メッセージ。
五郎監督からだ。
「Dさんならできます」
と書かれていた。
私の心の弱さを見透かされたのだろうか…

とりあえず続ける以外に道はなし。
今日も通勤とローラーで
モガきましょうかね。

五郎さんのロードレース部。

年度始めは、チャレンジの回が続きます。
次回は近年最大のチャレンジ！
筧五郎さんが結成した「ロードレース男子部」を
１年間追いかける、その第１回です。


メンバーの方は、全員が一般人。
タレントやお笑い芸人はいません。
ステテコさんみたいにぶっ飛んだキャラの人もいなければ、
坂でメガネを曇らせる猪野さんみたいな人もいない。
ごく普通のサラリーマンである彼らが
全力で何かに向かって行く姿を、
ひたすら追いかけます。



ずっとトレーニングを積んで来たのは、
彼らを追いかけるためです。
同じレベルで走れないと、
練習もレースも、スタート/ゴール地点でしか彼らを見ることができない。
一緒に走れば、彼らを一番近いところで見られるし、
喜びと苦しみも共有できるかもしれない。
「お客さん」ではいけないのです。



昨日、FTP計測（戦闘力テストみたいなもの）をしました。
なるべくやりたくないFTP計測。
全力で走るので凄まじく疲弊する上に、
数字が出なかったら落ち込む
魔のFTP計測。


結果は…
２６１W！
ちゃんと上がってた！


もちろんこの数字ではまだまだですが、
落ち込まずに済んで良かった。
道は険しいですが、もっと頑張って、
彼らの空気の一部になれるようにします。


てな訳で。
次回のチャリダー「結成！ ロードレース男子部」も
どうぞよろしくお願いします★

祝６年目突入。

道を歩いていたら、オオイヌノフグリが咲いていた。
ストレートに言えば「犬の金玉」という名前の花。
この雑草の花がとても好きだ。
誰に見られることが無くても
自分の本分を守り咲く花が、
とても誇り高く見える。



さて、本日の放送から、６年目に突入します！
嬉しいです。
みなさん、本当にありがとうございます。
もっとゲラゲラ笑えて泣ける、
生きているのっていいなあ、と思える番組を目指します。


新年度１発目は
「新メンバーオーディション」！
果たしてどんな人が新メンバーに選ばれるのか？
審査基準もしっかり公表しながら進みますので
その辺も含めてお楽しみいただければ嬉しいです。



それでは、今年度も土曜夜６時のチャリダーを
よろしくお願いいたします！

バーチャルレース！

忙しい人の味方、ズイフト。
４月１日から、全７ステージのレースが行われると聞き
さっそく参加した！



STAGE1は、４月１日と２日に開催。
２時、４時、、、、と２時間おきに２３回のスタート時間があって、
出られるタイミングで参加するスタイル。
私は夜１０時の回に参加。


距離42.8km、獲得標高は663m。
ちょっとした山岳コースだ。
時間にすると１時間ちょっとでしょう。
スタート１０分前からローラーを回してスタンバイ。


参加者はスタート時間が迫るにつれて
どんどん増えて、
最終的には世界中から９９５人が参加。
果たして何位ぐらいに食い込めるか？





ジャスト１０時。
およそ１０００人が一斉にスタート！
自分がどこにいるかわからないほどの「人・人・人」。
２５０Wほどで走るが、順位は２００位前後。
これは強敵ぞろいか。


…と思ったら、スタート直後にパワー出し過ぎて
ペースが落ちていく人が多いのは
世界共通のようで。
割とすぐに１００位以内に。





２４０〜２５０Wほどで淡々と漕いでいたら
５０位前後になった。
しかし、このペースで１時間もつのかしら？



３０分過ぎ。
困ったことが起きた。
胃袋の中身、いわゆるゲロが
口元まで上がってくるのだ（笑）。
一生懸命飲み込もうとするが、また上がってくる。
夕飯食べて３０分後にレースはやっぱり厳しかったか…


部屋と自転車をゲロまみれにしたくない。
仕方なくペースを２１０Wまで落とす。


集団から千切れ、すっかりひとり旅になってしまって、
今日はこのままゴールか、と思ったら
後ろから１０人ほどのいいペースのパックが追いついてきた。
もちろん飛び乗る。
だいたい２４０W。
この１０人と最後まで行って、ゴール前で集団の頭を取れば
４６位ぐらいだ。



胃袋の中身が暴れるので
水が飲めない。
あと２０分、水分補給なしで頑張ろう。
水を飲まずに走ってれば、お腹は落ち着いてくれるようだ。



集団の中にいれば、２２０Wほどでもついていける。
時々ちょっとしたアタックがかかるが、
なんとかついていける。
さて、ゴール前何キロでアタックしようか？
５００mぐらいで一気に踏んでいけば
この集団の頭を取れるのではないかしら。



…と油断していたら。
ゴールまで５キロの地点で、アメリカ人、フランス人の５人がアタック！
やばい、３００W出し続けても追いつかない。
そのアタックについていくのを諦めた。
あいつら、脚をだいぶ残していやがった。


そこからオランダ人と２人で先頭交代しながら
２５０Wほどをキープ。
最後はオランダ人が切れていなくなり、
逃げた５人のうち1人が落ちてフラフラしてたのをまくってゴール。







９９５人中５２位。
１時間９分、平均パワーは２３１W。
まあゲロ問題があったから仕方ないか。

クールダウンしながらコースを流していたら
一緒に走ってくれていたアメリカ人、オランダ人が挨拶してくれた。


めっちゃ楽しかった！
これはいい！
しかしレースペースで走ったので
今日は激しく筋肉痛でございます★