自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

通勤再開!

2016年06月29日 18時42分11秒 | 自転車



肉離れは完治してませんが、
チャリ通を再開しました。
きょうもスタジオに持ち込みです(要特別許可)。


というのも、実はふくらはぎの筋肉って、
歩くよりも自転車に乗ってる方が
圧倒的に使わないで済むのです。


脚を上げる、上げる。
踏まない、踏まない。
大人しい走りにはなりますが…





渋谷のスタジオまでの10キロに
40分もかかっちゃってます。
パワーも200Wぐらいに制限。
まあ順調に治ってると思います。
那須ロングライドまでには間に合わせます。



さて、この画面。
注目して欲しいのは時間じゃなくて、
その下の「ギヤ」の表示ですね。
無線シフトにしたら、
こんな表示も無線でできちゃう。
ギヤを変えるたびに、むふふ、表示してるぞ、と
喜んだりしてます。小市民です。





さて、今やってる個人的実験の話。


新機材投入、ではありますが、
ブレーキ、スプロケ、クランクは以前のままです。
Redに載せ替えるとき、
最小限の電子部分だけを買ったためですね。
ここでいちばん迷ったのが、
チェーンを何にするか、ということ。

スプロケに合わせるなら「カンパニョーロ」。
ディレーラーに合わせるなら「スラム」か互換性のある「シマノ」。
チェーンリングはRotorだからどのメーカーでも合いそうだ。


…これはテストせねばなるまい。







上がシマノのデュラエース・チェーン。
下がカンパのレコード・チェーン。
形状はほとんど同じなのですが、
よーく見ると、ちょっと違うのがわかります。





シマノのチェーンは、
リンクの前後を「ちょこっと」欠けさせている。
ハイスピードカメラでギヤチェンジを撮らないと
ハッキリわかりませんが、
この「欠け」がギヤにうまくひっかかり、
ギヤチェンジをスムーズにしている気がする。

さらに、チェーンの内側の幅を比べてみると、
わずかにシマノの方が広い。
ということは、シマノのチェーンの方が、
どのメーカーのスプロケにも対応してくれそうだ。

それなら、シマノのチェーンを使ってみようじゃないの!!







で、200キロほど走った感想。
カンパのスプロケには、カンパの方が変速性能が上でした。

シマノのチェーンでも問題なく変速しますが、
ギヤチェンジの際に「よっこらしょ」と
ギヤを乗り越えるのがもたつく。
「欠け」があるから、ギヤの掛かりが良いのかと思ってましたが
逆でした。


ギヤの形状と、チェーンの形状。
ギヤチェンジの瞬間のチェーンのうごき。
そのへんも観察していきたいところですが、
本日はお時間いっぱい。
続きはまた、気が向いたときに★

新機材。

2016年06月27日 00時55分36秒 | 自転車
ツールド美ヶ原で声をかけてくださったみなさん。
ありがとうございました。

激坂に挑戦するみなさんの姿はカッコよかったです。
指をくわえて見させていただきました…★


さて。
機材を変えました。
こちらです。





SRAM RED eTap 。
ワイヤレス電動式コンポーネントです。


これまで6年使ってきた
カンパニョーロのスーパーレコードですが、
ちょっと変速性能にばらつきが出始めた。

各社の現行モデルを比べてみると、
デザインは相変わらず圧倒的にカンパが好き。
でも、4アームのスーレコだと、あまり新しくした感じがしない。
デュラエースは、完璧なのだけれど、
あまりの面白味のなさに、私の中では選択肢にない。

かといって、有線の電動コンポは
私のフレームが対応してないので論外。


というわけで、選択肢はひとつ。
ワイヤレス。






シフトワイヤーがなくなるだけで、
バイクはこんなにスッキリするのか。
ルー大柴が、小栗旬になったぐらい、スッキリした。
これは気分が良い。


ワイヤーがないので、組み上げは超簡単。
シフトレバーとディレーラーは
操作一つでリンクできて、
シフト位置の調整も、ボタンでピピッと終わり。
走りながらでも簡単に調整できるのも素晴らしい。


変速スピードは、たぶんワイヤー式(スーレコ)よりもわずかに遅めに感じる。
ただ、これにはトリックがあって、
ワイヤー式のシフトレバーは、レバーを1センチほど押し込んだときに
「カチッ」と鳴り、ギヤが変わる。
ギヤが変わるのは、「カチッ」と鳴った瞬間とほぼ同時だ。

eTapは、レバー(というかスイッチ)を数ミリ押し込むと「カチッ」と鳴る。
ギヤは「カチッ」と鳴ってから、ワンテンポ遅れて変わる。
このタイムラグが、ワイヤー式よりも「遅い」と感じさせる。
ただ、ワイヤレスのレバー(ボタン)は、押し込む時間がワイヤー式よりも短い。
指の初動から考えると、
それほど変わらないような気もするし、
やっぱり少し遅いような気もする。


いろいろ言いましたが、
「めっちゃ速ぇ〜!」ということがないだけで、
ギヤはスパスパ変わるから問題ありません。
この操作感、かなり楽しく感じられるようにできてます。



実走に際して、いろいろと機材の「実験」もしていたりします。
そのへんのレポートは、また後日…☆


地獄と天国と。

2016年06月21日 19時14分13秒 | チャリダー★




みなさまお元気でいらっしゃいましたか。


長らく更新しておりませんでした。
というのも、ディレクターが一人急病になりまして、
私が彼の仕事をごっそり引き受けていたからです。
もともと手一杯なのに、もう一人分の仕事はキツかった!
久々に泣きたくなりました。


しかし、独りきりの編集室。
泣いたって誰かが慰めてくれるわけでなし。
彼も出演者たちも、渾身のロケをしてきた映像ですから、
こっちも必死に編集しないといけません。


なんとか編集して、スタジオ台本を書いて、収録も終わって、
解放されたかのように美ヶ原の試走へ行ってきたのが土曜日。





イメージ的にはこんな感じ。
開放感ドーン!
カメラマンとして行ったので、タイムは計っていませんが、
走れるところは全力で走りました。


よく五郎さんが「まだ行ける! まだ行ける!」と言うのですが、
走っているとその声が聞こえるような気がした。
「まだ行ける! まだ限界じゃない!」
ラスト7キロは、飛ぶように走れた気がします。



しかし。






肉離れ…



「とにかく安静にしてください」とのこと。



「まだ行ける」は、マボロシでした。
ツールド美ヶ原の本番は、大人しくカメラマンに徹します。
走りませんが、見かけたら声かけてください。

なんとかあと3日で治らないかなあ…★






6月11日のチャリダーは★

2016年06月10日 22時27分33秒 | チャリダー★



今週のチャリダー★は、
番組初の「エンデューロ」に挑戦!
このロケ、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。


「エンデューロ」というのは、
時間内に周回コースを何周走れるかを競うレース。
とにかく広~いコースで走りまくれるので
とっても楽しいわけです。
公道とちがって車がいないので、映像も撮り放題。
かっこいい映像満載でお届けします!


今回、番組で出場したのは「3時間エンデューロ」。
2人~5人でチームを組んで、交代で走ります。
番組レギュラー&五郎さんチームと戦うのは…
番組スタッフチーム!
私、三ヶ尻、そして
スタッフの一員として雇われた(?)小島よしおさんの3名。



自分で編集しといて、自分の映像を入れるのは
手前味噌な感じがしたので、
私は一瞬しか出てきませんが…
がんばって走ってますよ(笑)。


なんとか五郎さんと同じ周回に出番をもらって、
少しでも五郎さんの走りを生で見たかったのだけれど、
私がいるメイン集団の400m前を逃げる五郎さんが速すぎて
まったく追いつけなかった…。



最後の最後までもつれこんだ
本気バトルの勝負のゆくえは…
お楽しみいただけると思います!!



ちなみに上の写真は、エンデューロとは関係ありません(ブルガリアの写真)。
自分が出場してたから、
エンデューロの写真はほとんど撮れなかったのです…☆

元旦を迎えました。

2016年06月07日 19時05分43秒 | 自転車



今年も行ってきました、富士あざみライン!
撮影ではなく、プライベートです。
通称「あざみ会議」といいます。
だって会社の上司には
「あざみで会議してきます」と言ってきましたから。
会議ですが、もちろん自腹ですよ★



ご存知の方も多いと思いますが、
最大勾配22%という激坂で有名な、
富士山五合目まで駆け上がる道。
「坂バカ」な人しか走りに行かない道ですね。
我々にとっては「原点」とも言える道で、
ここを走ると、今年のシーズンが始まった気分になります。

つまり、今日が我々にとっての「元旦」みたいなもの!


しかも今回は、超豪華メンバー。





坂仲間のイノッチ、剛脚圭太郎はもちろん、
なんと「殿」筒井さんも!
「一緒に走りましょう」と約束して2年、
ようやく走行会が実現したわけであります。



全長11.6km、標高差1200mのベストタイムは…

圭太郎  50分
イノッチ 58分40秒
殿    60分20秒
私    61分40秒

まさにレース本番さながらの気分で走れるわけです。
これは夢の60分切りのチャンスかも!?



私、イノッチ、殿は同時スタート。
圭太郎はダントツなので5分後スタート。
私は240wキープで走れば60分を切れる計算。
圭太郎に追いつかれなければ57分ぐらいは狙えそうだ。

スタート地点の勾配は7%。
ここから3km地点の「鳥の壁」までじわじわと勾配13%まで上がり続ける。
240wキープで走ろうとすると、体が「ちょっとオーバー」と言ってくる。
230wに下げると「これなら行ける」と。
3km地点、13分。私が先頭。10m後ろにイノッチ。
殿の気配は感じられない。
後半に足を残しておく作戦か。

ここから5.8km地点までは、緩斜面区間。
といっても、6%ぐらいから徐々に12%ぐらいまで上がって行く。
緩斜面区間になると、ケイデンスが上がるので心肺に来る。
油断すると、260wぐらいになっている。
おっといけねえ、230wぐらいをキープ。
ヘアピンで後ろを確認。
イノッチは10m後ろを付いてきている。
殿の気配は完全にない。
でも私が少しでもタレたら追いついてきそうだ。
「殿の恐怖」…へんな恐怖が生まれてしまった。



なんとか5.8km地点を先頭通過。26分。
このまま行けば、58分ぐらいのペースだ。
ここから3kmにわたって、超激坂区間。
サイコンの数値はずっと20%以上。

ここで、信じられない光景が!


イノッチが、スイッチが入ったかのように
グイグイ追いついて来たのだ。
激坂になったとたんにパワーが上がることなんて
あるのか!?

私は230wをキープしてるのに、
それを軽々と追い越して、
とても追いつけない速さで上って行くではありませんか。


…あ然。


…なんだそりゃ?


ここで千切れたら、たぶんもう追いつけない!
ちょっとパワーを上げるしかない!
しかしここで問題発生!!


ギヤがない!


昨年61分で上った時は、後ろのギアに32Tをつけていた。
後ろのギヤは、歯数が多いほど「軽く」こげる。
でも今日はメカの都合で29Tで来てしまっていた。
60分切るなら29Tで上れないとアカンやろ!
…と高をくくっていたのだが、やっぱりギヤがない。
ケイデンスが稼げないので、勾配がキツくなるにつれ、パワーが210wまで下がっちまった。



イノッチのケツは、どんどん遠くなって、
カーブの向こうに消えていった。


心折れかけた私に「毒キノコ注意」の看板が語りかけてくる。
「パワーをキープして、淡々とこぎなさい…」
乱れた心をおさめて、ペダルに体重をかける作業に集中する。



9km地点。
後ろに気配を感じる。
「殿か?」と振り向くと、5分後スタートの圭太郎。
「お先でーす」と爽やか。
これにも何とか付いていこうとするが、
圭太郎のやつ、一瞬の隙をついてアタック。
面白いことをしてくれるじゃねえか。
でも、心をポッキリ折られてジ・エンド。



結果。
圭太郎  53分20秒
イノッチ 59分40秒
私    61分20秒
殿    不明





五合目は霧の中。
呼吸できないぐらい追い込んだ後の体を
やさしく包んでくれた。
殿が追いついてくる恐怖と戦い続けたが、
けっきょく殿は5分遅れぐらいでふわふわと上っていらした。
美しいダンシングだった。



というわけで、ベストは更新したものの、
60分切りは今回もおあずけ。
32Tがあれば…とは思ったが、
たぶん速くなっても30秒程度でしょう。
今年のうちに、もう一回ぐらい来たいなあ。
…もちろん「会議」をしにですよ★

朝練はじめました。

2016年06月06日 13時09分21秒 | チャリダー★



朝練はじめました。


この春から、スタッフや出演者に
初心者がどーんと増えたものですから、
まずは安全走行できるように始めたわけです。


走るのは朝6時から8時。
都内の激坂とアップダウンのある周回コースを
30kmほど。
初心者にあわせて走るので、私のトレーニングにはなりませんが、
めきめき上達するのを目のあたりにするのは、嬉しい。
それを喜んでもらえると、その人の人生に色が加わったようで
なお嬉しい。



出演者たちの集まりは良いのですが、
スタッフはやはり集まりが悪い。
「忙しい」「疲れてる」
そんなことを言っては、いっこうに来ないのですね。


「私は徹夜明けでもフルもがきで帰るぞ」
と言っても、「はあ…」という気の無い返事。
その目は、
「あなたは好きだからいいけど、私は別に好きでもないし」
と訴えてくる。


残念ながら、私は
「自転車が好きだから自転車の番組をやってる」
のではなく、
「自転車の番組をやってるから、好きであることにしている」
のです。
自転車の番組がなかったら、ロードバイクも買ってないし、
通勤でフルもがきなんて絶対しない。
だって「忙しい」し、「疲れてる」もの。

好きにならないと、番組はつくれない。
好きになる、以外の選択肢はないと思う。
それが理解できるか、できないかで、
人生はまったく違ったものになると思うわけです。