自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

入部練・おかわり。

2022年05月10日 12時13分35秒 | 自転車
あのキョーレツな入部チャンプ練から4日後…








また筑波山に行ってきた(笑)



「覚悟のいる遊びと書いてから
 たった4日後に来ましたね」と
入部チャンプが笑って迎えてくれた



安心してトレインで走れて
レースに近いスピードで練習できる
こんなチャンスは滅多にない




今回も5時間のコース
強度は低めで 峠が1つ少ないらしいが






強度の高低に関わらず
ケツにへばりつくのが私である
自転車乗りの「今日は楽ですよ」ほど
信用ならないものはないのだ(笑)






しかし2度目ともなると
いろいろと余裕が出て来て
選手たちのクセや能力の観察を始める



明らかに能力が高いのは2人
香山くんとアユミくん(余裕ないので写真なし)
走りのレベルも高いが 何と言っても性格がロードレース向きだ


どんな性格が向いているかというと
精神が安定していて
ブレないのだ

迷ってばかりの性格だと
「どうしようか」と考えているうちに勝機を逃してしまう
迷わずスパッと判断できる選手は やはり強い



アユミくんが「大学卒業後 就職しようか迷ってる」というので
こう言ってやった

「就職なんて30歳でもできる
 その体があったら 僕なら迷わずヨーロッパへ行く
 とりあえず行ってから考えな!」


アユミくんがワールドツアーで走ることになったら
背中を押した第一人者は私だ(笑)





トレインはだいたい時速40〜42kmで進む
最後尾にいると 平均210Wほど
ちょっとした坂で 瞬間的に400Wぐらいまで上がるが
脚を止めている時間もけっこうある




前に6人も走っていると
路面がほとんど見えないので注意が必要だ
そういう時 私はその6人より前の路面を見ているので
前の選手が反応(ハンドサイン)する時には
もうその穴を避けている







先頭交代を終えて下がってくる選手を見ていると
ハッとするほど「乗れている」選手がいた

「乗れている」というのは 言葉を変えれば「人馬一体」に近い
自転車との一体感が素晴らしい
その一体感とは何かを考えてみると
自転車の上で 自由に過ごしていることである気がした
自然体で自転車の上に居られる
効率よく前に進むために 自転車を自在に操る


この人馬一体感が圧倒的なのは一体誰だ!?
と思ったら
入部チャンプだった



その点で見ると
アンダー23の選手ばかりの今日のメンバーには
入部チャンプほど「乗れている」選手は少ない


明らかに速いのに「乗れてない」選手がひとりいた
個人的に気になる選手 セイヤくんだ(これも写真なし)
静かでまったく喋らないが メンタルはおそらく強い
入部チャンプに聞くと ポジションどりが素晴らしくセンスあるという

だが 自転車との一体感はまだない
いつかコケそうで心配だ
シクロクロスでもやって
人馬一体感を手にいれたら 大化けするかもしれない


セイヤくんがワールドツアーで走ることになったら
影で背中を押したのは私だということにしよう(笑)






完全プライベートで来ているのに
若者たちを観察していると
若者たちを取材して何か番組が作れないかしら と
考え出してしまう

悪いクセである




↑りんりんロード




ラストはまさかの大雨…



114km 休憩含めてちょうど5時間
TSS 195






ずぶ濡れになったので
銭湯でひと風呂浴びて 外に出たら
なんと入部チャンプが待っていた
一緒にメシでも食べましょうと


PCR検査受けといて良かった…



ここでも悪いクセが発動する
入部チャンプが食べるところを
見てないフリをしながら こっそり観察したのだ(笑)



まず驚くのは とてもよく噛んで食べていた
私もよく噛む人(1口200回以上)なので
他人と食事をすると 圧倒的に食べるのが遅いのだが
入部チャンプは 私と同等に遅かった


理由を聞いたら簡潔な答えが返って来た それは



「内臓を疲れさせないこと」
だという



トレーニングの際に
パワーの数値や 負荷レベルと同じ具合に
内臓のフレッシュさを重視しているのだ


「内臓を動かしているのも筋肉なんですよ」
と言われれば ハッとする
内臓の筋肉が疲労していると
外側の筋肉に影響があるのは自明の理だ



食べてから2時間は風呂に入らない
風呂から寝るまで2時間以上あける
できるときは16時間以上何も食べず 内臓を休める


この積み重ねが 入部チャンプの
あの爆発力の源になっているのだ



これはやってみる価値あり
自分を使った人体実験大好きな私は
さっそく実践してみよう★

筑波山へ。

2022年05月04日 08時58分59秒 | 自転車
2日間 ひたすら眠っていた


会議はすべてリモートで参加
スキあらば眠って体を回復させた



なぜならば



10周年スペシャルにも出演してくれた入部正太朗チャンプから
「チーム練習に遊びに来てください」と誘われていたからだ




そのチーム練習は5月3日
怪我をしたのが その2日前
立つのも歩くのも 寝てることすら辛いので
無理だと思っていたが






ダメ元で行って来た(笑)
入部チャンプの所属チーム
「弱虫ペダルサイクリングチーム」のチーム練習だ




絶対無理だと思っていたが
痛めたのが 自転車で走るのに必要な筋肉ではなかったようで
なんとか走れそうだ


絶対無理だと思い込んで
諦めなくてよかった
ずっこけた際 自転車に必要な筋肉を
天才的に庇っていたのだと 思い込むことにする(笑)








入部チャンプに
「最初は着いて行って いつの間にか切れて居なくなりますんで」
と言ったら

「いや、それはないです。
 責任持って最後まで連れて帰りますから。
 安心して走ってください」

とおっしゃるではないか





マジか…
疲れたらこっそり千切れて
のんびりサイクリングしようと思ってたのに
切れられないじゃねーか(笑)






今日はエンデュランス系の5時間コース
注意すべきは 彼らの「エンデュランス系」は
私にとって「全力系」になるってことだ
およそ120kmのルート上に 峠が3本待っているらしい



平沢駐車場をスタートし
いきなり不動峠へ突入
しまった ぜんぜんアップしてないぜ…


入部チャンプが
「ここはフリーです。選手によって強度が違いますんで
 林さんも自分の好きなペースで走ってください」
というが
全員がトレインを崩さず 入部チャンプについていく


平均290Wぐらい


アップなしには モロに応えて
10分で千切れた


不動峠 14分 276W





峠で選手達全員が待っていて
なにやらミーティングをしていた
次のレースの話らしい



とにかく選手達を待たせることは避けたいので
トレインの先頭交代には入らず
ひたすら最後尾にへばりつき 体力温存を図るが
微妙なアップダウンで 脚が削られていく


60km 2時間走って
初めての休憩
立つとやはり腕(胸)が痛む
自転車に乗ってるのが一番痛くない





みんなでコンビニのおにぎりを食べたとき
サングラスをとった選手達を見てビックリした
顔が「少年」なのだ


聞けばほぼ全員が大学生
「10歳以上僕だけ年上なんですよ」
と入部チャンプが笑う


みんな清々しいほどピュアで
褒めると空気がとろけるほどの笑顔で喜ぶ
なんと気持ちの良いチームだろうか




1人だけ年上の入部チャンプは
居心地悪かったりしないだろうかと思ったが
杞憂だった
ジョークを飛ばしたかと思えば
レースの駆け引きを教えたり
フォームについてアドバイスをしたり
年齢の差は全く感じさせないほど打ち解けていた


そこにあるのは
「年齢の差」ではなく「経験の差」だけ






走りながら
入部チャンプのヨーロッパ時代の話を
たくさん聞いた


ヨーロッパに行った日本人選手が
人種差別にあってメンタルをやられる話をよく聞くが
それをどうやって乗り越えたかなど
詳しくは書けないが
私が聞くと「それは新人いびりでは?」と思える事も
「こんなオイシイ出来事から始まってラッキー」
という具合(笑)


話が面白すぎて
1年分ぐらいゲラゲラ笑った





すごい人だとは思っていたが
ここまでとは思わなかった
知ってたら着いていって撮影したのになあ…






汽車の写真を撮る選手たち
中身はやっぱり男の子なのだ



1日へばりついて 114km
休憩入れて ちょうど5時間
TSS 265


「また遊びに来てください!」
と入部チャンプ



なんと覚悟のいる「遊び」だろうか(笑)



チームの皆さん
ありがとうございました
またへばりつきに行きます★



やってもうた…

2022年05月01日 16時42分24秒 | 自転車
階段で 足が滑って怪我をした


うちの階段は メリノウールの靴下だと
滑り止めが無かったかのように滑るので 長い間封印していたが
春夏の服を出した際に 新品が出てきたので
「やったぜ新品発掘じゃ」
と喜び勇んで 滑ることもすっかり忘れ
履いてしまったのだ(笑)


やってもうた…
まさに「ずっこけた」という言葉がふさわしい
妙ちくりんな悲鳴をあげて ガタガタと滑り落ちる姿を
誰にも見られなかったのが不幸中の幸いである(笑)





7段ほど滑り落ちて 肘と腰を強打したが
一番ひどいのは 支えようとして出した左手の付け根だ
靭帯を痛めたようで 胸から先が全く動かせないのである



これは困った



まず 昨日から松戸競輪で
元坂バカ女子部の三谷尚子が競輪デビュー戦なので
なんとか行こうとスケジュールを空けたのだが
あと1時間で出走という現時点で まったく立ち上がれない(笑)



さらに 五郎監督から男子部の全員に
二ノ瀬18分20秒という課題が出されていて
もちろん私も出してやろうと意気込んでいたが
(一応自分も部員なのである)
これじゃあそもそも 二ノ瀬に走りに行けないではないか



今年のロードレースは 走らずに大人しく
モトカメラとして撮影に徹せよという
天の思し召しか⁉︎



とりあえず動けるようになったら
整形外科行ってきますわ…

悩み多し。

2022年04月26日 16時52分33秒 | おしごと日記



ロケで3日間 久々に五郎さんと一緒だった


出演者のことで 五郎さんが真剣に悩んでいた


悩みすぎて食べ物が喉を通らない
それぐらい悩んでいた



「この人を速くできないと 自分がいる意味がない」
という悩みである



同時に私も悩んでいた
「この人が成長しないと 番組にならない」
という悩みだ



五郎さんと2人で ウンウン唸って
あーでもない こーでもないと
ずっと相談していた
レースは一発
そこできちんと結果を出さないといけない
もちろん「ダメでした」でも仕方ないのだが
見た人がエネルギーをもらえる番組にはなりにくい



楽しい時間といえば シビれるほど楽しいが
頭をかきむしりたくなるほどキツい 崖っぷちの時間でもある





大好評だった鬼ごっこも
直前までウンウン唸っていた
初めての場所で 初めてやるゲームで
初めて顔を合わせるメンバー
何ひとつ予測が立たない


五郎鬼が誰ひとり捕まえられずに終わるかもしれないし
女性陣が激坂を走れず良いところナシで終わるかもしれない


前日の夜中までずっと悩んでいた


ゴルフ場のどこまでを鬼ごっこのエリアにするか
脚に自信がない女性陣は 坂を下ってどの辺まで行くか
凄まじい脚を持つチャンプたちは どの辺に向かうか
あらゆる可能性の中から 選択肢を絞り
どうなっても対処できる作戦に集約して 五郎さんに託した


結果は 見事にうまくいったが
次もうまく行くとは限らない
相当な勇気をふり絞らないと もう一度やれる気がしない(笑)




番組のことなので
外部の人に相談できないし
独りで延々と悩んでいる
それがディレクターの仕事なのだ…








さて ロケから帰って
今回のご褒美は 生野菜サラダ
(焼き餃子は秋まで封印)


「なんだよ ただのサラダじゃんか」
と言ってはいけない
あまりに緊張がすごすぎたので
この生野菜がとてつもないご褒美に見えたのだ


体が瑞々しさを求めていたのだと思う


自家製のカッテージチーズをたっぷり乗せて
味付けはクレイジーソルトとオリーブオイル






ボスコのオリーブオイルが香り高くて好き





ひと昔前は 5000円出しても美味しいオリーブオイルが手に入らなかった
その理由は輸送方法にあるらしく
船便で何ヶ月もかけてアフリカの南を回ってくると
気温でオイルがやられて香りがなくなってしまうという


空輸か 冷蔵輸送か
おそらく輸送方法に革命が起こったのだろう
ボスコのオリーブオイルは イタリアで搾りたてを食べた
あの感動を思い出させてくれる




サラダをモリモリ食べていたら
メールが一通届いた
幸せな開放感も束の間
また新たな悩みが降ってきた(笑)

走ってます。

2022年04月19日 23時17分35秒 | 自転車



相変わらずあちこちを走り回っています



新年度1発目の放送を無事に終えて
久々の開放感を味わったのも束の間
安定の睡眠3時間生活に戻っています






せめてもの救いは
見たことのない風景を楽しみ
初めて出会う人たちといろんな話ができること


すごい発見もあったりして
テンションは高く生きてます





こんな道に迷いこむのもまた一興





尖った石が多くて
結構やばかったですが
ここをスイスイとロードバイクで走る人もいると思うと
自分もなんとか走破したくなるものです





見惚れる山
こんな道で定点を撮りたい





お約束の行き止まり(笑)






夏頃の放送になると思います
楽しい旅になると思うので
どうぞお楽しみに





さて
山岳を100km走り
ヘトヘトに疲れて
宿に到着


これまで世界中のいろんな宿に泊まってきました
シャワーのお湯が出ないのは当たり前で
蛇口をひねると泥水だったり
部屋が昆虫だらけだったり
スイッチかと思って押したら 大きな蛾だったり


そんな私にも
ここはかなり面白い宿でした






動画をチェックする仕事が待っていたので
Wi-Fiのある宿にしたのだが
何度入れてもパスワードが違って入れない



トライすること20回以上
実はこのパスワード 全部小文字だった(笑)





次の人が同じ思いをしないよう
赤ペンで書いておいた





風呂に行くと
どちらがシャンプーか分からないではないか


あてずっぽうに 赤いボトルの液体で髪を洗ったら
シャンプーでもボディソープでもリンスでもない 何かだった(笑)



布団に寝転がったら どうも足のあたりがムズムズするので
何かと思ったら カメムシの大群だった

中国でカメムシを食べたことを思い出し
殺意が芽生えたが
生き物は愛さねばならぬと思い直し
1匹ずつ部屋の外に放り出した


手が臭くなった





さあ 今週末は久々のヒルクライムです
私は撮影として行くので 全力では走りませんが
調子は上がってきてますので 楽しみです★





10年目の1発目!

2022年04月07日 10時56分25秒 | チャリダー★
今週土曜日
いよいよ10年目の放送が始まります


10年目突入ということで
新競技てんこ盛りの大運動会で盛り上がりました






舞台は愛知県の東三河

地元の人たちの素晴らしいネットワークのおかげで
最高のロケとなりました



メインイベントは
「チャリダー鬼ごっこ」!
うまくいくか心配で ずっと胃が痛い日が続きましたが
めちゃくちゃ面白くなりそうです
(まだ完成してない…笑)


ゲストは大好きな全日本チャンプの
佐野選手と入部選手!
2人とも芸人殺しの面白さでした(笑)




チャリダー 10年目突入スペシャル
「全員集合! 大運動会」
4月9日(土)午後6時〜

ぜひ!



「全員集合!大運動会」 - チャリダー★快汗!サイクルクリニック

「全員集合!大運動会」 - チャリダー★快汗!サイクルクリニック

「大運動会」種目は、★貸し切りコースで「鬼」役の追跡を交わして逃げ回る「自転車鬼ごっこ」★絶景での「ローラー100回転チャレンジ」★ハンデ付で競う「サドンデス・ヒル...

「全員集合!大運動会」

 


言葉の効用。

2022年03月28日 22時58分01秒 | 自転車
街を走っていたら
目の前で自転車の女性がコケた



心配して駆け寄ると
スカートが後輪に巻き込まれていた


ふわふわした 長い長いスカートが
後輪の軸に巻き込まれ
自転車が急停車して転んだようだ


女性は身動きが取れない
もし無理やり立ち上がったら
スカートが脱げて コントみたいになってしまう




何人かで後輪を回して からまったスカートを取り外した



ようやく女性は立ち上がり
「ありがとうございます」とお辞儀をしたら
再び自転車に乗って去っていった(笑)



私は自分の目を疑ったわけだが
こんなとき あなたなら次の言葉のどれを選ぶだろうか



1、アホやなあ…
2、人間とは反省しない生き物である
3、スカート脱げて そのまま走っていきやがれ
4、難しいことに再チャレンジするとは 見上げた根性だ



私はあえて「4」を選びたいと思う(笑)
どんなに本心でも 他人の文句を言うと
自分にとって良くない空気を纏うことになるから







コーチが先日の富士クリテリウムのデータを見て
とても褒めてくれた


「若い頃からちゃんとトレーニングしたら
 プロとして走れたと思いますよ」と


そりゃあ言い過ぎじゃないかとは思うが
褒められて悪い気分ではない(笑)



「もっと頑張らなきゃダメですね」
と言われるよりも
「もっと頑張れば速くなりますよ」
と言われた方がいい



もちろん 何を言われても
「乗鞍でタイムが伸びなかったらどうしよう」という不安はつきまとうが
分からない将来を恐れても仕方ない


自分に都合良い言葉を信じて今できることをやり
ダメならそのとき考えよう






太平山で1本 褒められた勢いで
休養日なのに上げてしまった(笑)
9分312W




次の目標は4月・5月にヒルクライム
6月にロードレース




ああ 早く今の忙しさから解放されて
ロングライドで春を楽しみたい…


北の国のドラマ。

2022年03月26日 19時47分33秒 | おしごと日記



「アラフィフ再生」北海道ロケは
本当に猪野さんにスランプ脱出してほしくて企画した



猪野さんは 割と頑固で
思い込んだら 頑として離れようとしないところがある


「休んだ方がいいよ」と言っても
むかし誰かのブログに書いてあったという
「1日休んだら3日分戻る」というような文句を信じ込み
全く休もうとしてくれない


「レース前の補給食はパスタだ」と信じ込んだら
いつどのレースに行っても レース前にはパスタを食べている(笑)



こういう頑ななメンタルを方向転換させるのは
とても難しいのだが
今回は北海道ロケそのものが楽しかったらしく
しっかり休むようになったみたいだ







番組の途中で出て来たドラマは
ご存知の方にはおなじみの(笑)
2年に1度くらい登場するやつだ


情報番組なので 基本的にはドラマはダメなのだが
どさくさに紛れて たまに放送にこぎつけられることがある



今回 ロケ前の段階では
ドラマを撮りたいと思っていたが
いざ現地に入ってみると あまりに時間がなさすぎて
ドラマの撮影は早々に諦めた


だって スタッフ3人しかいないので
雪原の中にお風呂を設置することだけで
半日はかかる
下手すると風呂に入ってもらうだけで
1日が終わってしまうのだ



ロケ2日目の夜
ドラマを撮る余力がないことをイノッチとマイラちゃんに告げると
マイラちゃんが思いもよらない反応をした

「ええ〜! 一番楽しみにして来たのに〜!」


ビックリした
ドラマと言っても
ど素人の私が作るドラマなのに(笑)

しかも自転車番組だから
カットされちゃう可能性大なのに…



聞けば マイラちゃんは演技の勉強中で
猪野さんとの共演を超楽しみにしていたという




やるしかないかと 腹を決め
ホテルに帰って 明日の夕方以降で撮れる場面を考え
台本を書いた

マイラちゃんにどんなハードルを設定すれば良いか?
猪野さんの大好きなドラマ「北の国から」の空気感を
少しだけ入れられないか?
そして
カットされないためにはどうしたら良いか?(笑)



夜中の1時に第1稿が書けた
すぐにイノッチに送ったら 読んでくれて
「いけると思うよ」と言ってくれた


ドラマに関しては 私の1億倍の経験値があるイノッチが
「行ける」と言ってくれたのは 追い風になった



…で 次の日の夜中に撮ったのが あのドラマ


俳優の目から 涙がドバッと流れ出るのを
私は初めて目の当たりにした
圧巻だった




出来・不出来の話は置いておくとして(笑)
思い出深い作品となりました


また2年後にでも チャンスがあれば★

今期初レース。

2022年03月21日 03時18分22秒 | 自転車

土曜日の深夜
仕事を終わらせ 静岡県富士市に車を走らせる



目的は今期初レース
「富士クリテリウムチャンピオンシップ」への出場だ



朝6時半に起きて 窓を開けたら
目の前に富士の裾野が広がっていた





なんと美しい街だろう





3月は2時間睡眠が続いていて
なかなかうまくトレーニングを積めなかったが
とりあえずダメ元で出場することにした
レースを走り その場の空気を吸うだけで
これからの自分へのエネルギーを もらえるかもしれない






レース前にしっかり洗車する五郎さんにならって
チェーンの1コマまでしっかり洗車した


初めてのクリテリウムなので
どんな機材で挑むべきかと五郎さんに聞いたら
「ホイールは軽い方がいい」とのこと
コーナーごとに 一気にスピードを上げる必要があるため
巡行能力よりも加速力が大事だという考えだ


私の場合 ホイールは2択しかなく
軽いホイールといえば 危うく飾り物になりかけている
「ビターボ」で行くことにした





せっかくなのでラチェットをグリスアップ





DTスイス製のスターラチェットには
専用グリスがある
この赤いグリス 毒性が強いため
「絶対に素手では触らないように」と注意書きがある難物だ


ゴム手袋をはめて 丁寧にグリスを塗る
願うことは「レースでコケませんように」だ(笑)






会場は 富士市街地のメイン通り
私のエントリーしているマスターズクラスは
1.8kmの周回コースを10周回


だが たった18kmと侮るなかれ

ゴールまでに180度ターンのコーナーが20回
つまり25分ほどの間に20本のアタックが発生する
間違いなく地獄の18kmになるのだ…





男子部で出場するのは 私ともう1人
この男





伊織くんだ


20分340Wを出せるツワモノ
(私はベストな体調でも290W)
こんなバケモノにどうやってついて行けというのか…
改めて 出場するだけ無駄なレースに来てしまった感が拭えない(笑)


しかもエントリーリストを見ると
その伊織くんより速い人がゴロゴロいる
30代のマスターズTT全日本チャンピオンとか
50代のマスターズロード全日本チャンピオンとか


…なんてこった(笑)



9時30分からコースを試走
調子は思ったより悪くない
しかし 会場に来ていたコーチに
「Dさんなら残れますよ 自分を信じてください」
と言われ 行けるところまで行ってみようと覚悟を決めた




11時10分 スタート
久々のレースで緊張して
ドキドキした(笑)
予想通り スピードは一気に上がるが
さすがマスターズクラス がむしゃらなアタックは起こらず
落ち着いている



写真:ヤッシー(伊織くんの友達)


500mほど走って 最初の180度ターン
いきなりインに突っ込んでくる人がいて焦る(笑)
油断すると落車するぞと 用心する


ここの立ち上がりで どれぐらいの強度が必要になるか
それ次第で このレースの行方が分かる
前方で伊織くんが一気に加速する
短いアタックを連発できるのが伊織くんの特技だから
コーナーの立ち上がりごとに爆上げして
ライバルの脚を削る作戦のようだ


もちろん私の脚も削られるわけで(笑)


メーターを見ると 700Wほど
それを10秒ほど頑張ると 巡航速度に達して
集団が安定する
うむ これならもう少しついて行けそうだ



写真:ワタナベさん



2周回ほどは何事もなく
コーナーごとのアタックに対応すればついて行けた
ふと なんとなくレースの空気をつかんだ自分の心が
「今日は行けるかも」と 少し緩んだ気がした


私の気が緩んだということは
他の選手たちも同じかもしれない
空気の緩んだ集団の後ろに居てはいけない気がして
集団前方に上がった



その直後
後ろで「ガキーン」という金属音がして
「落車!」という声が聞こえた



しばらくして後ろを確認すると
私の後ろは1人だけになり
集団は13人に絞られていた




ここは自分の勘の良さを褒めてあげたいところだが
決して自分の勘が良かったわけではない
集団の前方が安全なだけで
結果として私は生き残ったというだけのことだ



写真:ワタナベさん


半分の5周回が過ぎた
伊織くんは 集団の前方で
果敢にアタックを仕掛ける

そのたびに集団のスピードが上がり
私の脚も削られてゆく
6周目に入ったあたりで 脚がキューンとしだす
回復が追いつかなくなって来ている


ここで面白いことがわかった
10秒700Wがキツくなって来たので
7秒ぐらいでパワーを500Wに下げると
前に追いつかない時間が増えて もっと辛くなり
しまいに500Wも出なくなって
延々と前の選手に追いつかない地獄になってしまった(笑)


しっかり追いつくまでスパッと700Wで漕ぐことが
一番体力を使わないのだ



写真:ヤッシー



バケモノ達の尻を追いかけ
何分が経過しただろうか
回復がまったく追いつかなくなって来た
サイコンを見たら
平均パワーは319Wだった
そりゃあ疲れるわけだ
体幹部が痛い
脚が重い


伊織くんがアタックして飛び出して行った
ああ 伊織くんは作戦通り ロングスパートをかけたのだ


ふと見ると 審判の手に「1」という数字が掲げられていた
残り1周?
なんと! リタイヤせずに済みそうだ!



そう思ったら 離れていく伊織くんを見ながら
集団から千切れた


千切れた私に 地元の観客の皆さんが
ずっと拍手をしてくれた
心にしみた


その拍手を聞きながら
遠くのゴールスプリントの様子を見ていた
先頭でゴールしたのは 黄色いジャージではなかった
よく見ると ずいぶん後ろをうつむいて走る黄色いジャージがいた


最後 2人ともタレてしまったんだね(笑)


伊織くん 8位
私   13位
(完走16人)






会場内にある企業ブースを見て回りながら
こうしたイベントが本当に久しぶりだったことに気づいた


まだまだ規制はかかっているが
人がこうして集まるって いいもんだ
私は人付き合いが得意な方ではないが
それでもこうして 人にまみれていると
言葉にはできないエネルギーをもらった気がする







渋滞が嫌なので さっさと帰ろうと思っていたが
ついプロのレースを最後まで見てしまった
手に汗にぎる熱戦で ものすごく面白かった


願わくば 宇都宮のジャパンカップのように
経済効果何億円という人気イベントに成長するまで
続いてほしいものだ




大渋滞の中 4時間かけて帰宅すると
大変な仕事の依頼メールが届いていた
超ブルー(笑)


すみません 今日は
仕事をサボって寝ます★

ほめる。

2022年03月10日 20時29分44秒 | おしごと日記



日ごろから 人をとにかく褒めるようにしている



自分はというと
日ごろほとんど褒められることがないのだが(笑)
ふと その原因を考えてみた


会社の上司から褒められたことなど
数える程しかない
それも「頑張ったな」程度で
手放しで褒めてもらえたような経験は皆無だ


うちの社風かと思っていたら
どうやらそうでもないらしい
人が人を褒めるシーンを あまり見かけないからだ



「褒めるとそこで成長が止まる」
そう言われたことがある
確かにそれは一理ある
褒められたら「これでいいんだ」と思って
それ以上を求めなくなることはあり得る


それに 褒められないのはそもそも
自分の自分への評価が高すぎるだけで
世間的には褒められるようなことをしていない
という可能性もある(笑)




↑中国で私をとても褒めてくれたおっちゃん
 中国人はけっこう他人をよく褒める印象がある
 ちなみに私は「おじさんも社会の窓の開き方が世界トップクラスですね」と褒め返した(笑)




でも 大変な仕事を終えたら
やっぱり褒めてほしいと思うものだ
なんの評価もないと 自分は
一体なんのために頑張ったのかと無力感に苛まれる


だから自分は 人のことをとにかく褒めるようにしている



ケチをつけるのは簡単だ
なんの努力もいらないし
なんの苦労もいらない
ただ人と人を比較してケチをつければ良い


人を褒めることは難しい
相手の細かなミスには目をつぶることでもあり
自分と比較する作業でもある
褒めることは 自分が相手より劣っていることを
飲み込む必要がある



でも 他人の良いところを探す作業は
自分にも良い空気をもたらすと思う
自分に素直になれて
相手も喜ぶ
反対に ケチをつけると
憂さ晴らしをしているかに見えて
実は自分も相手もストレスを作り上げている



ちなみに 自分の周りで
他人のこと(私ではなく)をよく褒める人の顔ぶれを思いうかべると


五郎さん
別府フミさん
新城ユキヤ選手
入部正太朗選手
佐野淳哉選手


なんと全員
チャンピオンだった



うーむ
他人の強さを認めることは
自分の成長に大きく関与しているのかもしれない





↑イスラム教徒も他人をよく褒める印象が強い
 この人は会ってから5年経つ今でも「お前すごいな」と連絡をくれる

2月の走行距離。

2022年03月08日 00時49分48秒 | おしごと日記
忙しさがモーレツすぎて
まったく記事をアップできませんでした


バタバタしているうちに
風は春の香りを運ぶようになって
布団に入るときにも 寒さではなく
幸せを感じられるようになって来ました



忙しい中でも 2月は
コーチのメニューをしっかり消化
なんせやる気が違いますからね
1人では到底 こんな楽しい気分で自転車に向かうことは
できなかったと思います


そんな2月の走行距離は
810kmでした


少ないですが
メニューはしっかりこなしているので
パワーの数字はしっかり上がっています
先日は 久々に2分走をやったら439W
サクッと自己記録を更新していた


嬉しかった
やはりトレーニングには コツがあるのだ


仕事のTSSが高いので
疲れは溜まっていますが
なんとか3月もこの調子で乗り切りたい




トレーニングがローラーばかりなので
写真がありません
写真があるのは 娘との休日ばかりなり





どんなに忙しくても
休みを取って娘と過ごします





伊豆の自転車イベントに娘と参加したら
カメラマンの辻君がいた

「これから東京でJスポーツに出演です」
と言っていたが
そのために大阪から車で来るのがさすがだ





夜 娘が工作をするというので
私も久々に
茶碗の補修「金継ぎ」の続きをやる


工程はほぼ最終段階
割れを補修した部分に漆を薄く塗って
金粉を乗せていく




意外に地味だな…
もっとキラキラするのかと思った




ふと思い出して
机の引き出しを探ると
出て来ました

ミャンマーのゴールデンロックで手に入れた金箔





マッチョな兄さんたちが
ハンマーでガンガン叩いて作っていた金箔を
記念に3枚持ち帰っていた
これを使ってやろう





いいね(笑)





パンチがあって良い


補修完了まで あと1工程
いつ完了するのやら(笑)



さあ編集に戻ります★

10周年。

2022年02月20日 20時00分10秒 | チャリダー★



ようやく発表されましたね


チャリダーは来年度も継続となりまして
めでたく10年目を迎えることになりました



10年…
なんてことだ
自分が作った番組が10年を迎えることが
人生であるなんて
かなりレアな僥倖だと思います





↑部長と平チャリダー(2014年)
 撮りながら笑いすぎて涙が止まらなかった(笑)



↑第1回坂バカ遠足(2017年)
 バカバカしい事するのが番組のお家芸か(笑)





先日 ある偉い人に
こんなことを言っていただいた

「超真面目な全日本選手権をやってた次の週に
 バカバカしい運動会とかやっていたりする
 その振れ幅が広すぎて笑える」


ああ 確かにくだらなすぎる回もあれば
大マジメな回もあり
普通の番組ではありえないなあと思った
良くも悪くも 自分の器用貧乏なところが
形になっているということですね




↑地獄の台湾KOM(2018年)
 再び海外のウルトラレースに行ける日は来るのか…




8年目を迎えた頃に
「もし10周年を迎えられたら
 盛大なお祭りを開きたい」
という話をしていました


番組主催でヒルクライム大会を開いて
運動会みたいなバカバカしいイベントも開いて
コロンビアにロケに行きたかった



コロナ禍で それらは叶わぬ夢となりましたが
やれる範囲で お祭りを実現して行こうと思っています






月に1度取り寄せている
大分のそば屋「六郷」のそばと海産物セット
今月は 高級魚「ハタ」の刺身と赤貝
私の手よりも大きな赤貝は 豊洲だと8,000円するらしい


ハンマーで叩き割って 10周年をお祝い




赤貝って こんな味がするのか…というほど
味が濃かった





新年度は どうなってゆくのだろう
新しい企画も始めたいし
2年間出られなかったロードレースにも出たい


また1年間
いつ終わっても悔いのないように
楽しく頑張ってまいります★




↑手をつないでいるように見えますが 繋いでません(笑)

時間。

2022年02月11日 21時22分37秒 | おしごと日記



ロケが終わって 一段落したところです



「終わった…」
それしか言葉が出て来ません(笑)
全力投球のロケを終えて
どっと疲れが出ました

ホテルについて シャワーを浴びて
久々に飲むコーヒーを堪能しています







よく「年月が経つのが早すぎるよね」と言われますが
そんな風に感じたことが一度もありません
昨日の朝のことが まるで1ヶ月前のようで
果てしなく 途方もない時間を過ごしている感覚なのです



ショーペンハウアーだったと思うのですが

「子供時代は時間の流れがゆっくりだが
 大人になるにつれ 時間がだんだん早く感じるようになっていく
 だが大人になっても時間の流れを長く感じられるのは 稀な才能だ」

というようなことを書いていました


例えば自分が その才能を持っていたとしても
それが何に生かされているのかは よくわかりません
このロケを思い起こしただけでも ずっしり中身が詰まっていて
充実感だけは満点なのは確かです






初めて見た 雪の結晶がくっきりした雪
マイナス20度になると世界がガラリと変わる
分厚いグローブをしたのに
自転車に乗って1分で指がちぎれそうなほど痛かった


知るということは 本当に面白い
世界にはまだまだ知らないことが多すぎる
ということは まだまだ面白いことが山ほど待っている







スーパーで
最近チャリダーに出てくれている
新井舞良ちゃんを発見(笑)


チャリダーの出演者は 裏表のない人ばかりですが
舞良ちゃんも裏表のない超元気な子で
一緒に仕事していると 気持ちがいい
ぜひ応援してあげてください




さあ今日だけは 仕事しない夜を過ごします
いや〜 終わった終わった★

憂鬱な日。

2022年02月01日 01時51分25秒 | 自転車
きょうは朝から憂鬱だった



なぜなら…



コーチに見られながらローラーで
FTP計測する日だからだ(笑)


FTPとは 1時間で出せる最大パワーのこと
20分全力で走った数値の0.95倍したものがFTPとなる
この数字をもとに トレーニングの負荷や体の疲れを計算するので
正確なFTPを知ることが トレーニングの基本の「き」である


だが 全力20分というのは
2度とやりたくない地獄メニューなので
朝から超ブルーなのである(笑)







ZWIFTのFTP計測メニューを使うと
クールダウンまで含めて1時間13分
ドリンクはたっぷり2本準備


中身は
1本は倍に薄めたポカリ(安上がり)
1本はグリコのパワープロダクションの黄色いドリンク
(やる気が出る)





この時期はクーラーいらずなので
ローラーやり放題ではあるが
風を受けると膝が冷えてしまうので
イナーメのアップオイルを しばらく毛を剃ってない脚に塗った(笑)






アップ20分が終わる頃に
とっておきのカフェイン100mlをとる
これを飲むと集中力が増して
途中で気持ちがタレることがなくなる

このあと高パワーを3分・5分
そしてレスト10分をはさんで
20分の地獄が始まる…




コーチとのトレーニングが始まった時から
1月末にはFTP計測をしようと話し合っていた
この1週間は 今日のために疲労を回復しつつ
調子を下げないようなメニューを作ってくれた






今回試してみたいことがあった
それは週2回の長距離耐性のためのメニューで感じたことだ

私の場合 10分240Wを2本とか
低ケイデンス(55とか)で漕ぐことで
私の苦手なトルクの高いペダリングの習得をめざすのだが

同じ240Wでも いつも通りケイデンス110以上で走るのと
半分のケイデンス55で走るのでは
疲れ方が全く違う
ケイデンス55にすると心拍数は上がらず楽に走れる
次の日の筋疲労が格段に増えるが レースなどでは使えるかもしれない


もちろんFTP計測でも





3日前
5分走と2分走で刺激入れ




2日前は完全休養して
前日は低パワーを高ケイデンスで

疲れを溜めない回復走をしながら
高ケイデンス(100)で80分漕ぐことで
ペダリングの練習になっている
ただ休むだけではない 1分たりとも無駄にしないメニューに
感嘆した



…で 本日がXデー(笑)



朝から何だか気持ち悪くて
風でもひいたかしらと思ったが
地獄を見るのが嫌で 気持ちが逃げているだけに違いないのだ


こんな時 心拍計をつけていれば
体調不良なのか 心の問題なのか
ハッキリわかるのだが
心拍計が大嫌いで 全く付けていないため分からない



夕方 コーチからメッセージが届き
「今日やりますか?」と

返事に「朝から調子悪くて」と書きかけて
すぐに消し
「もちろんやりますよ」と返した
今日やらないと ずっとやらない気がしたから



仕事を一旦切り上げ 夜10時からスタート
アップしてると コーチから電話
ZWIFTを見学してもらいながら 音声通話をつなげて行うのだが
なんとコーチと一緒に すごいメンツのプロ達が
5人で私のZWIFTを見学しているという(笑)


「林さん、恥ずかしいなら断ってもいいですよ」
と気遣ってもらうが
もちろん見学OKに決まってる(笑)
私ごときが恥ずかしいとか言ってる場合ではないだろう


「あと林さん、林さんのパワーの数値が分かってしまいますが」
と気遣うコーチ
プロはお互いのFTPを一番の秘密としている
なぜなら この坂を何ワットで走れば
あの選手を追い込むことができると 分かってしまうからだ

だが私のパワーがバレたところで
日本のトッププロ達に何の影響もありゃしない(笑)


かくして 豪華ギャラリーとの
地獄の20分がスタートした





コーチが何か喋りかけるが
返事はしない
ひたすらペダリングに集中する


ケイデンス96で 265〜270Wで漕ぐのがしっくり来たので
これで行くことにする
5分の時点で 1度ケイデンスを80まで下げて
1分だけ心臓を休ませる


10分経過
このままギリギリいけそうな気がするが
ちょっと心拍数がキツくなって来た
ケイデンスを80まで下げる
「心拍数よ下がってくれ!」と願うが
まったく下がらない
パワーを250以下まで下げないと
心拍数を回復させることは難しそうだ


15分経過
コーチから「あと5分!」と声がかかる
分かっちゃいるが あと5分もあるのかと
軽く絶望(笑)

ここでケイデンスを再び90に上げてみるが
心拍数がグイグイ上がり出し
これはイカンと75まで下げる
心臓は限界が近いが
脚には余裕がある
このまま行くしか選択肢がない


コーチがラスト1分上げられたら上げようと言ってくる
1分なら 身体に残っている酸素を使い果たせば
なんとか上げられるかもしれない


残り1分
280Wに上げる
残り30秒で300Wに
残り15秒からは 全部乗せだ
ゲロが出そうになるが 堪える
ラストは481Wでフィニッシュした


マジ地獄だった(笑)
ゴール後 息ができなくてヨダレを撒き散らし
頭がクラクラして涙が出た


20分 268W


もう少し行ったと思ったので
ちょっとガッカリだが
ローラーでの自己ベストは263Wだったので一応自己ベスト
ホッとした


電話の向こうのプロ達が
拍手と歓声で ねぎらってくれた
コーチは最後に上げられたことを
私以上に喜んでくれた



なんていいコーチなんだろう…
ありがたいなあ







FTPは 268W x0.95で
255W


私の場合 実走だと10%ぐらい高くなるので
20分300Wも夢ではないかもしれない




かくして 久々の地獄の20分が終わった


どんなことも いつかは終わる(笑)





さあて…仕事に戻ります
どんなことにも 終わりは来ると信じて★

熱量。

2022年01月22日 21時28分35秒 | おしごと日記
土曜練


ちょっと秩父で見ておきたい場所があったので
往復200kmを覚悟して出発した






最近 初めて買った「つま先カバー」
見た目が気に入らず 使ってこなかったが
なかなかどうして
めちゃめちゃ便利じゃないか(笑)





ひたすら荒川を遡る


きょうは空が青い






気分良く漕いでいたら
お腹がグウと鳴って
キリキリと痛みが走った



イヤーな予感…



数分後
痛みはより大きな波となってやってきた
これは間違いない
げりりんこの予兆だ






見渡す限り 店など何もないし
いつもの休憩地点の吉見運動公園まで
あと30分はかかる



スピードを上げた方が良いのか
スピードを抑えてお腹を刺激しないのが良いのか
いざとなったら あそこの茂みで全部出してやろうか
しかし拭くものが何もない(笑)
葉っぱで拭くしかないのか



秩父を目指していた心は すでにどこかへ行ってしまって
ひたすらトイレを夢見るばかり(笑)



もし 段差の衝撃とかで全部出てしまったら
そのまま一番近いホテルに駆け込んで
ウェアも体も全部洗うのだ



ああ もうそろそろアカンぞ
どういうメカニズムなのだろうか
波は押し寄せるごとに痛みを増してゆく
もうダメだ! あの右の茂みに飛び込むしかない!
と思った矢先
なんと目の前に 燦然と輝く公衆トイレが!







見よこのおしゃれな公衆トイレを!
このキレイさなら 手入れが行き届いていて
ペーパー切れなどという地獄のどん底に
叩き落とされることもないだろう



痛みをこらえ
這々の体で駆け込む
しかしドアを開けると 目を疑う光景が飛び込んできた



便器があり得ない汚れ方をしていた…


状況をあまり詳細には説明しないが
どこに座るのだ? という便器状態だったのだ



便器の上に靴で上るにも
ビンディングシューズでは滑りやすく 危険すぎる(笑)


仕方なく 空気イスで事を行なった



その小部屋から外に出た瞬間の開放感は
記憶に刻まれる清々しさだった



空がどこまでも青かった






さて 秩父まで行く気持ちはすっかり失せてしまったので
コーチがくれたメニューをやることにした


5分走4本


今の私の場合 280〜305Wでやってくださいというので
305Wでやりますね と返したら
280Wでやりましょうと 返事が来た


「確かに全力でやれば効果は高いですが
 そこでダメージを喰らいすぎると 回復に時間がかかってしまいます
 280Wでもしっかり効果がありますし
 継続的にトレーニングできる方が 長い目で見ると効果が上がります」


なるほど…


回復が長引くと トレーニングの効果は上がらなくなる
残るのは自己満足だけだ



4本目だけ上げるのはアリということで
5分走4本 インターバル5分(レスト170W)

1本目 286W
2本目 294W
3本目 287W
4本目 310W


キツすぎないパワーでやれたので
ヘロヘロにならずに帰れた





帰宅後 チャリダーの全日本特集を見た
自分が作るものが 他のDと何が違うのか
初めて気がついた
それは「熱量」だった
制作時間でもなく 技巧的な何かでもなく
ただ番組にかける熱量が違うと思った