半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

アキュラシーインターナショナルのクーパーマッチ・ライフル、ボルトを交換しました。

2024-04-22 21:22:48 | ライフル射撃、ライフル銃
話は前後してしまいますが、実は昨年アキュラシーインターナショナル(AI)・クーパーマッチのエキストラクターが折れました。色々調べてみたところ、残念ながらこのタイプ用のエキストラクターは既に生産終了でメーカーからは入手できず、ワンオフで製作するのもかなり大変そうな形状だったので、互換性があるといわれているAX用のボルトにアッセンブリー交換することになりました。




しかし、届いたボルトを組み込んでみてビックリ!。クーパーマッチ用(右)とAX用(左)ではボルトボディのリセスの切り方が異なっていたのです。まぁひと手間余計に掛ければ(閉鎖時に一度ボルトストップを押す)無加工でAX用ボルトが使えるので互換性なしとは言い切れないけれど、さすがにちょっと面倒なんでどこかで加工してもらおうかな?。で、最初はフライスでリセスを切り直せばOKだろうと軽く考えていたのですが・・・




何とAIのボルトは熱処理されているので超硬のエンドミルでも文字通り歯が立たないことが判明!。何とかならないかいくつかの銃砲店に聞いてみたものの、どこからも良い回答はいただけません。こりゃこまったなぁ。しかし捨てる神あれば拾う神あり。埼玉県の某ガンスミスさん(ご本人のお許しが出たら、私のブログでも紹介させて頂くことにします)が、何とリューター+砥石のビットでリセスの部分を削るというとんどもなく手間の掛かる方法で加工してくだいました。




また、AX用のボルトを使用すると不発が出るので、当初は撃針やボルトシュラウドは元々使っていたクーパーマッチの物を移植して使用していたけれど、撃針スプリングを組み替えていただくことでAX用の角型シュラウドが使えるようになりました。




AX用の角型シュラウドに交換したことにより、安全装置も格段に使い易くなりました。元々シングルショットのターゲットライフルでは基本的には安全装置は使わないので、最初から装備されていない銃も珍しくはないけれど、デザイン的にもAX用の安全装置付き角型シュラウドの方が好みなので(笑)、私的には大満足です。



ゲージで測ってみたらヘッドスペースはオリジナルのボルトよりちょっとタイトになりましたが、今の所は実用上は特に問題を感じることはありません。この銃に関してはもうこれで満足かな?。

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