CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

自転車の経済学(1)

2024-06-22 15:02:24 | 自転車の経済学
 私は「たかが自転車、されど自転車」と考えています。自転車は実に効率的な乗り物で、燃料は自分自身なのでエコ率は断トツです。足を骨折して自転車に乗れなかった時期の移動は全てタクシーでしたが、この出費は馬鹿になりませんでした。ところが、何とか短い距離でも自転車に乗れるようになると、簡単に3,000円ほどの節約ができてしまうのです。

 しかも、健康にも良いと聞いては尚更です。以前このブログにも書きましたが。髙石鉄雄著 『自転車に乗る前に読む本 生理学データで読み解く「身体と自転車の科学」』によると、「運動強度50%以上」で自転車30分以上走るとメタボリックシンドローム等の改善につながるというのですから。

 コロナ禍の頃こそ、公共交通機関に替えて自転車通勤が増えたことがありましたが、昨今は自転車の販売台数が激減していると聞きます。コロナ禍の反動もあるのでしょうが、コロナが第5類へ移行して、やっぱり公共交通機関の利用に戻ってしまった人も少なくないのでしょう。ただ、原油価格の高騰で今後電車やバスの運賃の値上げが続きそうですから、是非自転車通勤をお勧めしたいと思います。自転車は環境にもお財布にも優しい乗り物なのですから。

 自転車通勤用にはママチャリではなく、シティバイクかクロスバイクをお勧めします。変速機が付いた5~6万円程度の製品が良いと思います。この予算なら数か月程度の通勤交通費で相殺されるはずです。ロードバイクとなると10万円以上になってしまいますし、ドロップハンドルは慣れない人には不向きです。積雪のある地域の方ならハードテールのMTBという選択肢もあるでしょう。タイヤだけスパイクに替えれば冬場も乗り続けることができますから。
 





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シブコ復活の狼煙(8)

2024-06-22 08:53:05 | 渋野日向子
 KPMG全米女子プロ選手権の2日目、午前組のスタートなったシブコが10番から3連続バーディでスタートダッシュを決めた。午前0時過ぎにTVをつけたらスコアがいきなり5アンダーになっていて驚かされた。

 WOWOWオンデマンドは追っかけ放送もあるので、最初から見ることもできたのですが、その後の経過の方が気になり、そのまま観ていたら4番パー4で2オンスリーパットのボギーが来てしまう。それもショートからオーバーというちぐはぐさ。この辺りが絶好調ではない証なのでしょう。それでも、しっかり我慢は出来ていて、長いパーパットも慎重に決め切っていました。
 結局、生で観たバーディは1番のパー4だけ。2番のパー5では連続バーディーを期待していたのですが、3打目のウェッジショットが池へ…且つてはバウンスバックがシブコの代名詞でしたが、最近はその逆の方が多いような気がします。

 ところが、池の浅瀬の石と石の間にボールが止まっていて、シブコはこれを打つことを選んだのです。失敗したら前半の貯金を使い果たすことも十分に考えられたシーンで、この度胸は流石です。「失敗したら…」は考えない、全英女子OPのワンオンを狙ったパー4のあわやのシーンを思い出しました。

 リスクを取らなければ結果が出ないこともあります。そこを恐れていては大舞台で活躍することはできないでしょう。8番パー4でティーショットを左に曲げ、深いフェアウェイバンカーにつかまった時も、悩みに悩んで6Uでのショットを選びました。カメラ位置から腰から下が見えない状況から、見事なショットでバンカーの顎を回避したばかりかグリーンに乗せて魅せたのです。ロングパットをお先にの距離に寄せパーとしました。攻めのゴルフを見せるシブコにはもう失うものは何もないと割り切っているように見えました。
 確かにここまでのスイング改造による不調や怪我など、ずっと長いトンネルの中にいたような気持ちだったのかもしれません。それが、全米女子OPの2位で少し光が見え始めたのだと思います。しかも、優勝が笹生優香でメジャー2勝目でしたから、シブコの中で私もという気持ちになったのかもしれません。
 最後の9番のショートホールは風を意識過ぎてグリーン奥の深いラフへ打ち込んでしまます。ラフからのアプローチもグリーンを登り切らず、尾根越えの長いパーパットを残してしまいます。2番のようなミラクルショットを見せたかと思えば、こんなアプローチショットをミスしてしまう。Wボギーは覚悟しました。前半の貯金を全て吐き出してしまうだろうと。難しいロングパットはカップを勢いよくワンピン以上オーバーするも、今のシブコはこのパットをド真ん中から決めて来るのです。
 ウェッジの技術では笹生や畑岡、古江にはかないませんが、この鬼メンタルはシブコならではでしょう。これがメジャーで勝つための条件の一つなのです。難しいコースになればなるほど力が発揮できるのも、このメンタルの力です。ただ、先にも書きましたが、不調が続いていた頃は、色々と考え過ぎてしまい、脳のスタミナ切れで、こうした思いっきりの良さが影を潜めていたのです。

 今週のシブコは口にこそ出しませんが、勝ちに来ていると思います。結果は4バーディ、2ボギーという結果でしたが、上もそれほどスコアを伸ばせていないので、このコースならチャンスはあると思っています。午前組が終了した時点でトップはサラ・シュメルゼルの6アンダーでシブコは2打差でTでコ・ジヨン、レキシー・トンプソンと2位タイで並んでいるのですから。
 今日は危ない場面も幾つかありましたが、決め手はドライバーショットになるはずです。今日の池からのショットをみてもバンカーショットは問題なさそう。今日は3連続バーディに助けられた感じもありますが、決勝ラウンドでも最初のホールでつまずかなければ、良い流れを作れるはず。
 今日、一番印象に残ったのが9番の最終ホールでアプローチをミスし、マークして拾い上げたボールをキャディの田谷さんの掌に勢いよく渡したシーンでした。怒ってるなという印象でした。それでもパッティングに入る前のシブコにそっとドリンクのボトルを渡した田谷さん。パットの前には必ず飲み物を取るのは自分を落ち着かせるためのシブコのルーティーンなのですが、この時はそれを忘れていたように見えたのです。頭に血が上っていた証拠です。そこに、そっとボトルを差し出した田谷さんは流石でした。
 この日のシブコのフェアウェイキープ率はあまり良くなかったのですが、アプローチのミスと3パットでボギーがそれぞれ1つずつあるだけでした。バーディーこそ4つでしたが、結構長いパーパットは決めていました。おそらくパット数は20代でしょう。この感じでパットが決まってくれば「優勝」しかも2度目のメジャー制覇が見えて来ます。
 
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