CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

シブコ復活はあるのか?(3)

2024-06-06 16:07:41 | 渋野日向子
 しかし、アメリカ本土に戻ってからもショットが荒れ続けます。初日で出遅れ2日目で巻き返すという綱渡りの連続。元々、高い球が持ち味だったシブコ。青木コーチも高い球で硬いグリーンでも止まるボールを意識させていました。ところが、ディフェンディング・チャンピオンで迎えた20年の全英では強い風に泣かされ。全く歯が立たなかったことがシブコの気持ちを変えたような気がします。高いだけではダメで風に負けない強いドローボールという意識が強くなっていったのではないでしょうか?

 トップを低くし再現性の高いワンプレーンスイングに取り組む過程で、横振りに近いほどトップが低くなり、結果的に打球方向がバラつき始めてしまったのです。青木コーチ曰く「低いトップを直せばいい、昔の形に戻せばいいと思うでしょ。でも彼女が2年間で経験した思考や体の変化をリセットすることはできない。だからイチから作り直すイメージでいます」といかにも青木コーチらしい考え方です。

 度重なるスイング改造でドライバー以外のクラブが荒れに荒れまくる。シブコの試行錯誤が続き、23年度はロレックスランキング98位、USLPGAの賞金ランクは87位とついにシード権を喪失する事態になってしまうのです。ドローを意識するあまりドライバーショットが右に飛び出すことも多くなってしまいました。

 23年末に再び青木コーチの元を離れ、上田桃子等の指導で有名な辻村明志コーチ元へ足を運ぶことになります。なぜ。再び青木コーチの元を離れることになったのかは不明ですが、シブコがドローボールにこだわりがあることが大きかったと思います。青木コーチはどちらかというとフェード系のイメージが強い。青木コーチのことだから、自ら辻村コーチを紹介したのかもしれません。
2019年にメジャー初参加でサロンパスカップを勝ち、その勢いのまま全英オープンの出場権を獲得すると、初出場の世界のメジャーを勝ってしまう。この年末の情熱大陸でシブコはこのチームで5大メジャー完全制覇の夢を語っていた。メジャーを征する理想的なショットのイメージが彼女の中にあるのでしょう。その理想のショットを追い求めるも、結果が出ず。苦しみだけが増えてゆく。それでも何とか笑顔を作り、インタビューに答え続けるシブコ。見るのも辛いシーンも少なくありませんでした。
 



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チェーンオイル考(4)

2024-06-06 09:53:55 | 自転車用品
 ただ、今回はBBについて調べているうちにセラミックタイプのチェーンオイルが気になり始め、"UFO Drip New Formula"を試してみようと思ったのですが、入手に少し時間がかかりそうなので、手頃な価格で試せそうなMuc-Off(マックオフ)のC3 Dry Ceramic LubeをAmazonで購入してみました。Muc-OffはイギリスのメーカーでヨーロッパNo.1のケミカルブランドです。2013年にはチームスカイ(現INEOS)と共同でHydrodynamicルブを開発を開始し、2021年にLudicrous AFが生み出されるまでの間、この「世界最速のルブ」の性能をいかに引き出すかを自社のラボ、第三者機関、選手によるテスト、レースと様々な角度から結果を取り続けて生み出された施工方法で有名です。

 セラミック製品のブランド力はCeramicSpeedですが、ケミカル製品のブランド力はMuc-Offの方が上なのです。日本ではフィニッシュラインや呉工業等も低価格で数多くのチェーンオイルを発売していますが、最初にmuonを使ってしまうと、どれも物足りなく感じてしまうのです。muon以上の性能を期待してC3 Dry Ceramic Lubeを購入したのですが、実際にローラー台で試したところ、muonと同じような感じを受けました。

 C3 Dry Ceramic Lubeの面白いところは、UVトーチが付属しており、塗布状況をUVライトで確認することができるのです。これは初めての経験でしたが、確かに塗布面が白っぽく光るので、塗布状況が視認できるのです。通常のオイルは透明なため、塗布状況は指で触る等しなければいけないので、これは画期的な機能だと思います。


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