CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

グレイトアース富良野ライド2013

2013-06-26 07:34:48 | サイクルイベント

 昨年のリベンジとして、今年最大の目標だった『富良野アースライド』に参加してきました。Img_2030s

 今年から大会名称が『グレイトアース富良野ライド』と変更になり、距離も昨年までと比べ全てのコースで5kmほど長くなっていました。これはスタート時の渋滞を避けるために、信号の多い市街地を避けるための措置だと思います。
Img_2035s
 幸い天候にも恵まれ快適なライドを堪能することができました。とはいえ、残念なこともありました。一番の楽しみにしいた富良野メロンが、春先の天候異常のせいで不作のため、第1エイドの富田メロンは例年のカットメロンではなく、ソフトクリームの上に角切りメロンをトッピングしたものになっていたのです。Img_2038s

 麓郷へ登るためには足切り時間があり、最初11時と発表されていたのですが、前日に12時に変更になっていたので、時間的な余裕も出来たのですが、トイレタイムも含めて15分ほどの休憩でスタートすることになりました。
Img_2040s
 第2エイドの日の出公園ではジンギスカンにアスパラ、茹でたジャガイモにおにぎりでしっかりと朝食(まだ9時前だったので)を取り、第3エイドの拓真館を目指します。昨年はここからのペースを誤ってしまい、あえなくハートブレイクという結果に終わっていますので、無理にアウターは使わずにインナーメインで走ることに決めていました。Img_2023s

 大会前日に行われた白戸太郎さんの「ロングライド講座」でも云われていたのですが、このコースは前半で無理をすると後半がかなりキツクなるコースレイアウトになっているようです。白戸さんはしきりに「ギア2枚は軽くしましょう」と言っていましたが、昨年の経験からアウターで無理をしなければ何とかなるはずだと考えていました。
Img_2045s
 115kmの北の国からコースを走ってみて感じたことは、麓郷の登りより、上富良野から美瑛にかけてのアップダウンの方がキツイということでした。この間の距離はわずか16kmほどなのですが、鋸の歯のようなアップダウンが結構脚と心臓に応えるようです。ひとつひとつの登り距離は短いのですが、結構勾配があるので、個人的には苦手なコースのようです。Img_2044s

 昨年の経験から、最初の登りからギアをインナーに固定し、6・7分程度の力でのんびりと周りの丘陵地帯の風景を楽しむ気持で走りました。下りで離した女子に登りであっさり抜かれるという憂き目にもめげずひたすらマイペースを守り、無事拓真館へ到着。今年はここでのメロンソフトクリームはなく、チュロスとクッキーにチョコという補給食だけでした。ここで30分ほど休憩を取り、いざ足切りポイントへ。
Img_2046s
 2度目の日の出公園はスルーし、第4エイドの東中あつまるーむへ。ここへ12時までに到着できないと、北の国からの115kmコースを走る権利を失うのです。休憩を少なめにして走っても私たちの到着が11時15分でしたから、足切り時間の11時という設定は相当に厳しいものと言わざるをえません。直前で12時に変更されていなければ私たちもアウトだった訳ですから。Img_2052s

 ここで30分ほど休憩とバナナで補給を取り、いざ麓郷への登りへ。前半の5kmで250mほど登るコースはほぼ直線道路で、脚よりも心が折れる登りでしたが、意外と勾配は緩く、無理をすればアウターでも登れてしまう感じでした。これなら美瑛の丘陵地帯の方がキツかったなあと思いながらも、ひたすらインナーギアを回し続けました。途中、天然の給水ポイントが2箇所あり、自然の湧き水で給水しながら最初の登りを無事クリア。
Img_2053s
 ここから麓郷まではアウターギアで走ることができました。第5エイドの五郎の石の家では富良野名物の鶏ザンギが待っていました。北海道では何故か鶏のから揚げを「ザンギ」と呼ぶのです。あまりの美味しさに2つも食べてしまいました。五郎の石の家の写真を撮ろうと思っていたのですが、見学料300円に加え、かなり森の奥まで歩かなければならず、入口の写真を撮っただけで断念。Img_2056s

 ここまでくれば残り30kmなので、楽勝と思っていたのですが、ここからが結構キツイコースになっていました。3kmほど下った後は10kmほどの登りが続き、最後のエネルギーを絞り取られる感じでした。ここまでずっと温存して来たリア28Tのギアをとうとう使う嵌めになってしまいました。
Img_2055s
 最後は200mほどを一機に下って第6エイドの鳥沼公園へ。ここでは昨年同様焼きたてのソーセージを2本、とても美味しく頂きました。ただ、昨年あった焼きたてパンが今年はなくとても残念でした。
 ゴールまではゆったりと流し、完走証とタオルを貰いイベント終了。帰宅時間は夜の8時近くになっていました。十分に水分を取っていたつもりだったのですが、体内からは相当水分が抜けていたようです。疲労感はないのですが、気が抜けてしまった感じでした。Img_2058s

 意外とあっさり目標がクリアできてしまうと、逆に物足りなさを感じてしまうもののようです。次は9月の美瑛センチュリーライドを目標にします。あの美瑛の丘陵地帯を2日間で160km走るのは相当ハードかもしれませんが、夏場の走り込みで何とか完走できるようにしたいと思っています。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富良野への想い

2013-06-18 21:58:17 | サイクルイベント

 北海道に住まいしていながら、富良野という町を意識し始めたのは、実は北海道を離れた東京暮らしの時のことでした。
 夢を追い求め18歳で上京し、2年の浪人を経て大学生にはなったものの、就職活動も一切しないままバイトに明け暮れ、中途採用で一部上場企業へ就職はしたものの、上司と大喧嘩をして会社を3年で辞め、再びバイト暮らしに戻っていた頃のことです。Kitanokunikara02

 1981年の春、そのTVドラマは始まりました。そう『北の国から』です。都会の暮らしに憧れて上京し、見事に挫折した田舎者の目にはTV越しでさえ富良野の自然は美しくそして懐かしい風景として、すさんだ若者のこころに沁みこんで来るようでした。
Kitanokunikara03
 自分はどうしてこんな素晴らしい故郷を離れてしまったのだろう。都会暮らしに戻りたがる純の気持にも共感を覚えながらも、こころの奥底で抑えようのない郷愁の念が徐々に広がってゆくのを感じていたのです。ただ、負けたくない、ただの田舎者には戻りたくないという想いだけですさんだ生活に耐えていたような気がします。Kitanokunikara05

 北海道へ戻って来て30年余りが経過しますが、倉本総が描く富良野は『北の国から』『優しい時間』『風のガーデン』というTVドラマと共に全国にその名を知られるようになって行きます。TVドラマの度に名物スポットなども出来、夏場は観光客で賑わいを見せる富良野で本格的なサイクルイベントが開催されたのが第1回の富良野アースライドでした。
Yasasiijikan0102
 この頃はまだロードバイクさえ手にしていなかったので、その存在さえ知りませんでした。私が始めて参加したのは昨年の第3回大会ですが、前年まではわずか300名ほどだった参加者が700名近くにまで増え、朝のスタート時にはバイクで富良野の市街地が渋滞を起こすほどになっていたのです。Yasasiijikan03

 第1エイドステーションの富田メロンで、富良野メロンを堪能し、日の出公園でジンギスカンとおにぎりを食べたまでは良かったのですが、美瑛の丘陵地帯のキツイアップダウンにハートブレイク。当初予定していた「五郎の石の家」のある麓郷の登りを断念せざるを得ませんでした。
Kazenogarden01
 自分がこうして暮らしている北の大地へ戻るきっかけとなった舞台を一度も目に擦ることなく帰って来たことは無念の極みでした。早速リアのスプロケットを交換し、翌週から厚田へ、さらに青山へと登りの練習を始め1年、今年は115kmを完走するために必要最小限の登坂力とスタミナは身に付けられたと思っています。Kazenogarden03

 今年は直前に中4日で120kmを2度走ることができましたし、速度こそ出ませんが長い登りも無事にクリアできています。冬季間のローラ台トレーニング効果も相まって、無理な走りさえしなければ麓郷を登り、自分のこころの故郷であもある「五郎の石の家」をこの目とこころに焼き付けて来ることができそうな気がしています。
 麓郷へ登るための脚きり時刻の午前11時はちょっとキツ目ですが、エイドステーションでの休憩時間を削ってでも、間に合わせたいと思っています。幸い週末の富良野の天気も良さそうなので、快適なアースライドを堪能して来たいと思っています。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする