CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ロードバイク乗りとiPhone(1)

2024-11-08 15:08:21 | 自転車用品
 昨日、自分のブログのアクセス履歴を見ていると「ロングライドとiPhone」という古い記事が読まれていることが分かりました。調べてみると2011年3月10日のものでした。そこには「iPhoneはロングライドに必要なGPSナビゲーション、携帯電話、カメラといった必需品が一体化されていて、私にとってはロングライドの必需品になりつつあります。」と書かれています。
 この時はiPhone3GからiPhone4へ機種変更をしたとありますが、今は第3世代のiPhoneSEですから、携帯電話の技術の進歩はロードバイクの進化以上に進んでいるようです。ロードバイクはGIANTのTCR2からcannondaleのCAAD10、CAAD12、第3世代のSupersix EVO、第4世代のSupersix EVOと4台目ですが、iPhoneは7台目になるのです。

 確かにロングライドには通信とカメラが一体となっている携帯電話は必須です。ただ、以前ほど携帯のGPS機能は使わなくなっているのです。というのも、GPS内蔵のサイクルコンピューターの価格が下がり、今ではナビゲーション対応のサイコンを使っているからです。
 以前は地方で道に迷えば、携帯のMAPアプリを頼りにしていたものですが、今ではそもそも道に迷うことが無くなっているのです。携帯アプリをサイコンやMAP代わりに使うことも可能で、以前私が使っていたBikeMateGPSは優れたサイコンアプリですが、以前からロードバイクにスマホホルダーを取り付ける事に私は否定的でした。理由は落車したら高価なスマホが壊れる可能性があるからです。GPS内蔵のサイコンを使うまでは、スピードやケイデンスはサイコンで、走行ログはバックポケットに入れたiPhoneで取るという使い分けをしていたのです。

 まあ、iPhoneはきちんとしたケースに入れていれば、落としたくらいで壊れることはありません。ただ、今回の道路交通法の改正で、携帯電話を注視することは、例えスマホホルダーを使っていても違反になるようなので、一層の注意が必要になりそうです。
 海外では既にこうした厳罰化が進んでいて、サイコンに着信通知やメッセージ表示が出来る機種も増えています。私は携帯はサイクルジャージのバックポケットに入れるようにしています。着信通知はスマートバンドに設定しているので、サイコンの通知設定はしていません。
 



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MIPS VS KinetiCore(2)

2024-10-31 15:00:26 | 自転車用品
 レイザーはKineticoreがMIPSやボントレガーのWaveCellヘルメットよりも3つの主要な利点を提供すると主張しています。そのひとつが軽量、通気性の向上、プラスチック材料の使用量の削減です。

  最初の2つは、確認するのがとても簡単です。最上位のヴェントヘルメットの重量は290gで、重量が270gの完全換気ヘルメットであるPOC Octal MIPsヘルメットとわずか30g差。それでも、ヴェントはエアロロードヘルメットとして設計されているのです。Evade IIは、MIPS SLを搭載したSpecializedのトップエンドエアロヘルメットで、重量は305gなのですから。ただ、ヴェントは世界を圧倒しているわけではありません。GIROの新しいエクリプス・スフェリカル・エアロヘルメットの重量は270gとさらに軽量です。ただ、軽さを重視する人にはZ1 KCがあり、こちらはMサイズで230gと超軽量なヘルメットです。

 ベンチレーションは重量よりも少し主観的ですが、テスト用のヴェントを使用した暖かい早春の乗り物に基づくと、非エアロヘルメットと比較しても非常に涼しそうだという記事もありました。
 そして最後に、レイザーのKineticore構造はMIPSを備えたヘルメットよりも必要なプラスチックが24%少ないというのです。余分なプラスチックライナーが入っていないので、理にかなっています。ただ、それを簡単に確認する方法がなければ、この新しいヘルメット技術の真の環境への影響については今はまだ不明です。ただ、TREKは自社開発のWaveCellヘルメットは消費後再生リサイクルポリスチレン50%使用を謳っている等、メーカーがSDGsを意識した製品開発をしている点は評価できるでしょう。

 安全性という面ではGIROもシート状のMIPSに対して30%もの衝撃吸収性向上させたMIPS SPHERICALという技術を導入しています。シェルを2層構造にしているのが特徴ですが、MIPSは構造上ヘルメットの外形が大きくなる傾向が気になります。GIROはMETと違いアジアンフィットモデルがあるので、METのようにどうしてもLサイズになることはないはずですが、価格が少し高目になります。

 ルディプロジェクトも2種類のEPSフォームを使うデュアルデンシティー構造のヘルメットを開発しています。安全性はアメリカの名門大学のお墨付きという比較になりますが、大学は異なりますが、それぞれのメーカーが5つ星を獲得しています。

 ただ、今季ユンボがチームスポンサーが離れたチーム・リースアバイクがレイザーからGIROへヘルメット変更をしているので、プロの目からはジロのヘルメットの方が優れて見えるのかもしれません。レイザーにはTT専用のヘルメットがなく、これまでもTTではジロの特殊なエアロヘルメットを使用していたので、ヘルメットがレイザーだったのはスポンサーの意向だったのかもしれません。
 



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MIPS VS KinetiCore(1)

2024-10-29 14:25:12 | 自転車用品
 ヘルメットの安全性の向上を目指す技術として“MIPS” (Multi-directional Impact Protection System)という言葉を良く目にするようになりました。“MIPS”は多方向からの衝撃を分散させることにより脳へのダメージを軽減させるテクノロジーで、斜め方向の衝撃に対して外部のシェルと内部のライナーが微量に可動し脳へのダメージを分散させ軽減させることを主眼としているものです。GIROやMETというヘルメットメーカーの多くがMIPS方式を採用しているのです。

 たとえば、床に向かって頭から転倒したとします。縦方向に加え、斜め方向の衝撃が回転重力となり衝撃度を増します。ヘルメット本体と使用者の間に可動式のライナーを入れることにより、転倒時にヘルメットが頭に対してスライドして、回転重力からの頭部へのダメージを分散させ脳へのダメージを極限まで抑えてくれるという仕組みです。

 MIPSはヘルメットと頭の間に”滑ってエネルギーを吸収する”仕組みを作りますので重量が増すというデメリットがあります。私もcannondaleのINTAKE MIPSというヘルメットを持っていますが、被り心地も良いのですが、外形が少し大きくなり、重く形状が真円に近いのでエアロ効果が無いので、あまり速度が速くないMTBやグラベルロード用として使用しています。

 このMIPSの重量問題を解決したのがレイザーの“KinetiCore”という新技術です。衝撃を受けて変形することで、サイクリストの脳に到達するはずのエネルギーを吸収する仕組みです。『コントロールド クランプルゾーン』と呼ばれる独自のEPSフォーム ブロックの採用で、直接衝撃と回転衝撃の両方からサイクリストの頭部を保護する仕組みです。こちらはヘルメットの内部にEPSフォーム ブロックを作るだけなので、軽量化を実現しているのです。そしてこの“KinetiCore”採用のヘルメットはバージニア工科大学の試験において、最高ランクの5つ星を獲得しているのです。
 



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ヘルメット選びを考える(4)

2024-10-28 13:06:46 | 自転車用品
 そこで、少々値段は高くなりますがレイザーのジェネシスを購入しました。ジェネシスはZ1の前モデルでレイザー史上最軽量のヘルメットと呼ばれていた製品です。東京オリンピックのMTBで金メダルを獲得したトム・ピドコックが被っていたヘルメットですが、外形が小さいのでCDA値が低いのが特徴です。

 ブレイドAFの後継に選んだのはStrada KC AFです。こちらはトレーニング用に使っていますが、KC(キネティック・コア)という安全機能搭載のため、外形は少し大きくなりますが、Intake MIPSに比べると卵型に近い形状で、空力も考慮されたモデルです。当時は1万円ちょっとだった製品ですが、今は16,060円と大きく値上がりしているのが残念です。

 ロードバイク用には主にレイザーのジェネシスとストラーダを使い分けていますが、自転車通勤や街乗りにはOGKカブトのキャンバスを使っています。これはAmazonでも安く手に入るので、街乗り用にお勧めです。バイザーも別売でありますので、日差しがある時や多少の雨の日でも安心です。

 バイクもロードからMTBまで数種類持っているので、走りに応じてヘルメットを替えています。ロードバイクでも走る時期によって使い分けをしています。春先やこれからの寒い時期は、砂や落ち葉などが路面にあり、あまりスピードを出さないので、深く被れるセンチュリーAFが多くなります。サイズは同じでもやや外形が大きく、中にスカルキャップを被っても違和感がないのです。

 ヘルメットはダサいという時代は終わりました。今はTPOに合わせてヘルメットを選ぶ時代に入っているのではと感じています。帽子を選ぶようにヘルメットを自由に選べる時代の到来です。ヘルメット姿がおしゃれで格好いい時代に、自転車で歩道を走るのはダサいと多くに人に感じてもらえたらと願ってやみません。
 



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ヘルメット選びを考える(2)

2024-10-20 09:21:51 | 自転車用品
 そんな時にcannondaleからサイファーというヘルメットが発売され、当時CAAD10に乗っていたこともあり、早速購入しました。カラーリングもスタイルも恰好が良く、お気に入りのヘルメットになりました。19,950円とやや高額でしたが、未だ手元にあります。2013年のことでした。
 このヘルメットで2度の落車を経験していて、表面に傷はあるものの本体はいたって元気です。一度落車すると廃棄というのが普通なのですが、このヘルメットは発砲スチロールの内側にアルミのシェルが入っているので、多少の落車で頭を打ってもヘルメットが割れることはありませんでした。
 7年間ほど愛用して来たのですが、ヘルメットそのもの寿命もあり、次のヘルメットを探している時に出会ったのがレイザーのヘルメットでした。レイザーはベルギーのメーカーで国内の販売はシマノが行っている製品です。レイザーはいち早くアジアンフィット(AF)モデルを販売していたので、日本人の頭の形に合い、サイズもMサイズでOKでした。フィット感も良く、以後はレイザーのヘルメットがメインになっています。

 最初はブレイドのAF(アジアンフィット)でした。価格も1万円以下で、被り心地も良い製品でした。ただ、2019年にcannondaleからIntake MIPSという新しいヘルメットが発売されたので飛びついてしまいました。Mipsシステムはヘルメットの安全性を高めると評判だったからです。この新型ヘルメットが11,000円(税込)でしたから、ショップの店頭に並んだ日に衝動買いをしてしったのです。

 ただ、このヘルメットはほぼ円形で、空気抵抗をほとんど考えていない製品で、主にMTB等の選手が使うような製品だと分かりました。このヘルメットでロードバイクに乗ると、空気抵抗の大きさを実感することになったのです。今はグラベルやMTBに乗る時に限定して使用しています。真円はホイールのスポークでも言われているように空気抵抗が大きい形なのです。
 
 
 
 
 
 



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