CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

春の嵐

2015-03-10 08:25:41 | 自転車
 今年何度も見た天気図ですが、北海道は明日にかけて、またまた大荒れになりそうです。異常気象が叫ばれながら久しいのですが、これは明らかに異常ですね。

 日本も福島での原発事故以来、膨大な化石燃料を燃やし続けているので、他国を非難する立場にはないのですが、もう少し環境に配慮したエネルギー政策を真剣に考えなければいけない時期に来ていることは間違いないと思います。

 自転車はエンジンが人間そのものなので、最も環境に優しい乗り物であると同時に、雨風に最も敏感な乗り物でもあります。100kmの距離というと大抵の人は自動車での移動を考えるのでしょうが、自転車乗りならほとんど自転車で行ってみようと考えるものです。勿論、気象状況に大きく左右されますから、冬場やこんな嵐の日は別ですが・・・
 人類は科学技術の進歩と共に急激な進化を遂げています。自転車もその科学技術の成果で、エンジンである人間が進化しパワーを増せばまだまだ速く走れるはずです。ただ、進化した機材を使っても自転車のアワーレコードは昨年10月にマティアス・ブランドルが記録した1時間51.852kmというもでしかありません。これが、現在人間をエンジンとして走る自転車の限界域なのです。

 科学技術は人類にある錯覚を与え続けて来ました。それは科学技術の進歩は人類の幸福に繋がるというものです。確かに人類は科学技術の恩恵に浴して来ましたが、度重なる戦争や環境汚染によって失ってきたものも多くあることを忘れてしまっているような気がしてなりません。
 様々な科学技術に囲まれた現代社会で暮らしていると、つい利便性や快適性ばかりに目が行ってしまいがちです。そんな生活の中で自転車に乗り、100km、200kmを走ることは意味があると私は思っています。暑さ寒さや向い風の中を長い時間走ることは確かに楽ではありません。でも、楽しいのです。『楽』という漢字を真逆の意味で使うことになってしまいましたが、身体は辛くてもこころは楽しいといった感じです。
 文明の利器は身体に優しくても、こころにまで優しいとは限らないのではないでしょうか?そんな中で自転車という文明の利器は身体には厳しいけれど、こころには優しいのではないかと感じることがあります。
 自転車で長く厳しい峠を登っていると、心拍は最大心拍に限りなく近づき、脳に酸素が十分に供給されなくなると、頭の中が真っ白になり、ペダルを回すこと意外何も考えられなくなる瞬間がありますが、私にとっては至福の瞬間です。
 春の嵐を窓外に眺めながら、自転車乗りはそんなことを考えているのです。
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三寒四温

2015-03-03 09:38:37 | 自転車
 『三寒四音』は冬の季語で、もともと中国東北部や朝鮮半島北部で、冬の時期に、寒さと暖かさの周期を表す言葉として使われ、その後、日本に伝わった言葉なのですが、今の日本では「春の足音を感じさせる言葉」として使われています。
 立春を過ぎ、3月に入るともう春なのですが、北国に暮らす者にとって3月はまだまだ冬の季語を使いたくなるような季節なのです。
 ただ、今年は少し様子が違うようです。毎週のようにオホーツク海側で低気圧が発達し、道東方面は大変なことになっているのですが、札幌では強風で店の看板が落下するという痛ましい事故はありましたが、例年になく気温が高い日が続いています。

 しかし、ここにきて爆弾低気圧とも呼ばれる台風並みの勢力の低気圧が週2回のペースで北海道を襲うようになっているのです。その結果、週に3日の穏やかな日と4日の荒天とを繰り返しているのです。これもまた春の兆しなのかもしれませんが・・・
 幸い札幌では、降雪量は平年より多かったにも関わらず、積雪量はこの時期で50cmほどと少な目です。この分だと今月の中旬にはロードバイクでも走れそうな気配なのです。とはいえ、日中の最高気温が5~6度ですし、路面状態も悪いので、当面は快適に走ることは期待薄なのですが・・・

 それでも室内のローラー台から開放されて、冷たい風の中に春の兆しを探しながら屋外を走ることの出来る喜びは格別です。11月の中旬から4ヶ月もの間、深い雪の中に閉じ込められているわけですから。
 まずは、MTBのタイヤをスパイクからノーマル・ブロックに履きかえることから始めようと考えている今日この頃です。
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肋骨骨折のトラウマ

2014-03-20 15:50:27 | 自転車

 昨秋、羊蹄山一周のイベントで落車し、肋骨を2本骨折してしまいました。結局、痛みが完全に取れるまで約2ヶ月ほどかかり、シーズンを早目に終えることになってしまいました。Img_2246

 バイクに乗れないとモチベーションも上がらず、ブログもFACEBOOKも休眠状態になり、ふと気付くと春の気配が漂い始めているではありませんか・・・
 バイクには全く乗っていない訳ではありません。といっても、雪国の為、外を走る訳にもいかないので、もっぱらローラー台でですが・・・肋骨の痛みで、ローラー台を始めたのが年の瀬でした。それから、ほぼ毎日1時間から1時間半、汗だくになりながらのトレーニングを続け、一時は75kg近くあった体重も目下69kg台まで落とすことが出来ました。ローラー台ダイエットについては、改めて書く予定にしています。
Img_2261

 70kgを切る体重でシーズンインを迎えるのは初めてで、早く外を走りたいという気持と、落車の怖さとが半々という複雑な心境です。例年なら、走りたい気持ちが抑えられず、MTBで走り始めている時期なのですが、今年は外を走るのがまだ怖いというのが本音です。
 落車はこれまでも幾度と無く経験しているのですが、せいぜい打撲と擦過傷程度でしたから、肋骨骨折というのはトラウマになりそうな感じです。冬の間は骨の老化を防止しようと牛乳を沢山飲み、サプリメントでカルシウムを取るなどして来ましたが、肉体的には兎も角、精神的なダメージからは未だ回復できていない感じなのです。Img_2250_2

 とはいえ、唯一の楽しみであるバイクに乗らないという選択肢はないので、これから恐怖心を払拭する努力が必要な訳ですが、できるだけ転ばない為のバイクコントロール技術を身に付けていかなければならないと考えているところです。その為にも、できるだけ長く走るしかないと思っているところです。
 今シーズンは例年以上のイベントに参加して、ロードバイクの楽しさを皆さんと共有して行きたいと考えていますので、お楽しみに~♪

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シーズン前点検の重要性

2013-04-03 07:38:33 | 自転車

 昨日、もう我慢の限界とロードにて出陣しました。前日、銭函から戻り、物置の置く深くに仕舞い込んであった”SCHWALBE MARATHON 25C”を引っ張り出し、SHIMANOのR500に装着。このタイヤはかつてルッククロスのAL-700Xで使用していたものでした。春先は路面状態が悪いので、パンクに強いタイヤを選択した訳です。Img_1825s

 さらに、予備チューブ2本にCO2インフレーターに予備ボンベ2本をサドルバッグとツールボトルに分納し、リアフェンダーまで取り付け、万全な体制で厚田方面を目指したのですが、悲惨な状況が待っていました・・・
Img_1818s
 濡れた路面の多い札幌市内を抜け石狩に入り、さあ思いっきり走るぞと思ったところで脚が回らず???風向きを見ても向かい風でもなく、23Cと25Cのタイヤでこんなに違うものなのかぁ???冬季間のローラー台トレーニングの成果がまるでないことにすっかり落胆してしまいました。Img_1821s

 気持の落ち込みに呼応するように心拍も上がらず身体はどんどん冷えきて、結局、石狩八幡で挫折。コンビニで身体を温め、帰路につきましたが、もう25km/hも維持できない状況でした。ケイデンスも70rpmなんて・・・
 落胆しながら冷たい風の中を走っていると、小雨がパラパラと追い討ちをかけてきました。さらに、ななんと・・石狩市役所の前でリアチューブが強烈な音をたてて破裂!!バイクを止めるとタイヤがリムから外れ、ブレーキシューが何とタイヤの内側に入り込んでいるではありませんか!!!
Img_1824s
 歩道に上がり、タイヤの外周を確認してもサイドカットや擦れた跡もなく、タイヤのビードがリムから外れてしまっただけのようでした。チューブ交換を終え、CO2インフレーターで空気を入れようとしたところ、今度はトリガーの付け根からCO2漏れが・・・それでも何とか半分位は空気を入れ、触った感じでは4BAR程度は入れられたと思います。予備のボンベもありましたが、ノズルの不具合だとしたらボンベが1本無駄になるだけだと思い、そのまま走ることにしました。幸い25Cのタイヤは低目の空気圧でもOKなので。ちなみにMRATHONの推奨空気圧は5BARから8BARです。
 こうなったら、のんびり帰ろうと思い漕ぎ始めると、えぇぇぇっというくらいにギアが掛るではありませんか???脚も回るし!!!もしかして、初めからタイヤがきちんと嵌っていなかった???スタート前に空気を入れた時には気が付かなかったぞ!!!Img_1236s

 考えればローラー台に据え付けてあったバイクをそのまま点検もせずに持ち出してしまったことがそもそもの始まりかもしれません。早速ショップへ持ち込んで点検してもらうことにします。シーズンイン前にはきちんとした点検整備が必要なのですね。考えてみればここ2年は新車ばかりでしたし、TCRは冬季保管をしてもらっていたので、思わぬ落とし穴に嵌ってしまった感じです。

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自転車保険を考える(2)

2013-02-19 08:02:50 | 自転車

 昨年セブンイレブンと三井住友海上がタイアップした「自転車向け保険」が発売されました。この自転車保険の特徴は個人賠償責任額は最大1億円で示談交渉付という、自動車保険並みの補償が用意されている点にあります。また、傷害補償でも入院保険金の他に手術をした場合に入院日額の10倍・20倍・40倍という保険金が受け取れるというのです。これはこれまでの「個人賠償責任保険」や「傷害保険」では補償されなかった部分を考慮に入れた新しい自転車保険といえるでしょう。
 セブンイレブンの参入で、au損保も「新自転車ワイドプラン」を発売し、「イチおしコース」に示談交渉を付加しています。また、「新自転車ワイドプラン」には手術補償はありませんが、入院一時金が付加されています。保険料年額4,500円の「イチおしコース」が2万円、10,080円の「イチおしプラスコース」が5万円となっています。また、「イチおしプラスコース」には日額2,000円の通院補償が付帯します。セブンイレブンの「自転車向け保険」には通院補償はありません。
 また、昨年から始まった「ちゃりぽ」という自転車保険もなかなかユニークな商品です。月額260円で日額6000円の通院補償が受けられる自転車保険です。個人賠償責任額は1000万円と低く抑えられてはいますが、自損事故に対する補償が手厚いのが特徴でしょう。月額370円の「もっとあんしんプラン」なら日額1000円の通院補償が付きます。主に車道を走り、歩行者との接触事故などをあまり気にしないのであれば月額260円(年額2900円)で日額6000円の通院補償が受けられるというのは魅力でしょう。01

 さらに、「ちゃりぽ」には「自転車盗難補償プラン」も用意されています。但し、加入条件として自転車購入後1ヵ月以内であることや保険金額の30%は自己負担(免責)があり、保険料も自転車購入額の1割と高目となります。
 自転車保険を「傷害保険」と考えれば「ちゃりぽ」でしょうし、先に記したように「傷害保険」と「個人賠償責任保険」の両方で考えるのであれば、個人賠償責任額が最大1億円で示談交渉サービスの受けられるセブンイレブンの「自転車向け保険」がいいのではと考えています。au損保の「新自転車ワイドプラン」は若干金額は安いものの示談交渉サービスは付帯しませんし、手術保証もありません。自転車で入信しなければならないほどの怪我ならば手術となるのが普通だと思いますから、入院一時金よりは手術補償のほうが安心だと思います。
 上記商品の比較表を作成しましたので、参考にして頂ければと思います。

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