
最初のロードバイクにアルミのTCR2を選んだ年にGIANTはCOMPOSITE SEという車重7.6kgのカーボンロードを発表し話題を集めていました。しかも完成車が何と18万円(税抜)という価格だったのです。コンポはSRAMのAPEXでホイールもA-CLASS440SLと驚きの仕様と価格でした。この時、アルミのTCR2ではなく、カーボンのCOMPOSITE SEを選んでいたら、私のロードバイク人生も変わっていたのかもしれません。

つくづくロードバイクも出会いなのだなぁと感じています。人間もそうなのですが、いつ、どこで、誰に出会うのかで人生が大きく変わることがあります。それを運命と呼ぶ人もいるでしょう。ロードバイクもいつ、どのバイクとどのような状況で出会うのかによって、その道が大きく分かれることになるのかもしれません。出会った年齢によって、体力や資金力が異なりますし、競技なのか趣味なのかでも選び方が違ってくるはずです。勿論、変わらない好みもあるでしょうが、この出会いが異なっていたら、今乗っているバイクも違ったものになっていたかもしれないと思うことがあります。

ただ、今、間違いなく言えることは、当時のCAAD10やCAAD12はアルミロードの最高峰にあったというでしょう。カーボンロードの技術も今ほどではなく、空力より軽さが重要視されていた時代、同一価格帯の中途半端なカーボンロードより、完成度の高いアルミロードを選んだことに後悔はありません。アルミフレームに乗り続けたことで、今はカーボンフレームの良さが、より明確に分かるようになっているからです。それぞれの素材が持つ特性を理解していれば、フレーム以外のパーツでもアルミで良い分部とカーボンにしなければいけない部分が良く分かるようになりました。

結論としては、お金の無い若い人は、レース志向が高くないのであれば、あまり背伸びをせずにアルミロードから始めた方が良いと思います。初期費用を抑えて、徐々にホイール等のパーツ交換をしながら、自分によりフィットするものを探すことが大切です。時間はたっぷりとある訳ですから、色々なものを試してみることをお勧めします。

一方で、高齢の方なら迷わずカーボンロードがお勧めです。とにかくアルミに比べて身体にかかる負担を軽減してくれるので、多少、無理をしてもカーボンを選ぶことをお勧めします。若い人と比べ、資金力もあるはずですし、何より時間がないのですから。これまでの長い人生のご褒美だと思ってみてはいかがでしょう。
私は今58歳ですが、糖尿病発覚が
きっかけで約3年前にcand13の中古を
購入しました。
スーパーシックスeboも考えましたが
いきなりカーボンに乗ったら
カーボンの良さがわからないかもと
思いアルミフレームを選んだ次第です
何せ初めてのロードバイクなので
このフレームが硬いのか柔らかい
のか分からないし、良く足を
削られるとか聞きますが、比較
するものがないので分かりません
でした。
こちらのブログを拝見して
大変参考になりました。
これからも楽しみにしてます🤗