CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

骨折からの復活への道(11)

2024-06-10 14:59:17 | ツーリング
  骨折から4ヶ月以上が経過し、足首サポーターだけでフラットペダルではありますが、ロードバイクにも乗れるようになっています。患部を庇う歩き方のせいか反対側の膝の靭帯が伸びてしまった感じで、左膝に力が入らず、先々週は長い距離のライドは控えました。左膝にまだ不安はありましたが、先週は当別方面へ50kmほどのライドをして来ました。
 日曜は雨の予報が出ていたので、風が強い土曜日のライドとなりました。風向きが一定ではなく結構苦労しながら当別町のスウェーデンヒルズを目指しました。名前の通り北欧風の住宅が立ち並ぶ異国情緒のあるところなのですが、小高い丘の上にあるため、今回は入口までにしました。

 患部の浮腫みもとれ。痛みはないものの、つま先に力を入れるとまだ違和感が出ます。ストップ&ゴーには自然に対応出来るようにはなっているのですが、流石に腰を上げて踏み込むのは怖い…ということでこの日も平坦コースでした。
 強い向かい風区間でブラケットに掌をかぶせるように乗せるポジションを試したところ、ブラケットを握り込むよりエアロ効果が高いことを実感しました。グラベルロードはフレアハンドルなので、ブラケットも10度位内向きになっているのですが、ロードバイクはエアロ系のノーマルハンドルなので、このポジションを試すのは初めてでした。

 ブラケットを掌で上からかぶせるように握り、脇を締め、腕の内側をブラケットに沿うように曲げると、自然と頭の位置が低くなり無理のないエアロポジションに近くなるのです。下ハンを持つと、どうしても頭の位置が下がりすぎ、前を観る為に顔を上げ続けるのが辛いのですが、このフォームなら比較的楽に維持できそうです。
 ただ、ブレーキレバーから指が離れるので、路面の良い見通しがきく道に限って使ってみようと思います。これまでは上ハン、下ハン、ブラケットポジションと3つのポジションしかなかったのですが、ブラケットポジションが2つになったことで、走りは楽になるはずです。ロードバイクでは長い時間バイクの上にいることになるので、適度にハンドルを持つ位置を変えながら、姿勢を変えることで、身体の負荷を分散できるのです。今回の強い風の中ではギア1枚分くらいのエアロ効果があるように感じました。

 とにかく暑かったので、帰路はロイズタウンへ寄り、好物のソフトクリームを食べてきました。ここは、以前はロイズの太美工場店だったのですが、今では巨大なファクトリー&ショップに生まれ変わっているのです。ただ、立派になり過ぎてソフトの値段も立派になっていたのが残念ではありました。個人的には小さな店舗で無料コーヒーのサービスがあった頃が懐かしい。骨折は確実に回復しているので、次は登りと、ビンディング使用へと進んで行く予定です。今週は少しずつ登りを試してみようと考えているところです。
 



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シブコ復活の狼煙(1)

2024-06-10 07:51:05 | 渋野日向子
 シブコのショップライトクラシックの3日目が始まった。昨日はフェアウェーキープ率11/14で78.5%、パーオン率も15/18で83.3%と初日と全く同じだったものの、33パットとパットに苦しめられる1日になってしまいました。初日の26から3パット3回の33なのでスコアが伸びないのは当たり前です。ただ、パットがダメならショットで決めてやろうと思っていたのか、ショットはピンを筋るケースもあった中での12番でのショットイン・イーグルでファンを魅了するのがシブコ。ただ、結局、最後までポアナ芝に苦しめられ、イーブンの-5に留まった。

 流石に表情は硬かったが、イライラした仕草は見られなかった。あれだけ短いパットを外しながらも彼女の中ではこのグリーンならやむを得ないと考えていたのかもしれません。ここで無理にパッティングを変えて、次に影響してしまうよりはと気持ちを切り替えた方が良いと思います。とにかくショットは悪く無いので、グリーンさえ合えばビッグスコアも夢ではないと感じさせてくれています。
 最終日もラフからのセカンドもしっかりグリーンを捉えていた、2番でロングパットを強く打ち過ぎてシブコらしい3パットのボギー。結果は伴わなかったが、シブコの気持ちが伝わって来る強気のパットでした。今日はいけるかもと期待が持てる感じがしました。

 3番のパー5ではフェアウェイからの3打目をグリーン右サイドへ外す。解説者は右サイドに外すのは難しいと言っていた。しかし、シブコの好調時はあえて難しいショートサイドを狙って来ることが多いことを忘れている。案の定、難しいアプローチをピン傍にピタリと付けてバーディーを奪う。シブコお得意のバウンスバックでした。
 強い風の中でもティーショットは右目からのドローが鮮やかに決まっていた。セカンドがピン傍に付けばバーディーというシーンを期待して観ていましたましたが、強い風の中での高さの出るウェッジやショートアイアンのコントロールに苦しむ。
 5番パー4の少し長目のパーパットをカップの腑にカツンと当ててパーキープ。続く6番ではピンを筋ったセカンドショットがピンをオーバーしたものの、ワンピンほどのバーディパットをしっかりと沈め、この日初めてアンダーに戻しました。

 圧巻だったのは8番パー4。強い向かい風の中、直前でウェッジをロフトの少ないものに替えて放ったショットはグリーン手前のラフ。これをウェッジでチップインでこの日3つ目のバーディー。これもショートサイドを果敢に攻めた結果でした。
 奇しくも昨日、日本ツアーで大の仲良しだった大里桃子がサントリーオープンで3年ぶりの優勝を飾っていた。二人の仲を思えば試合前に何らかのやりとりがあった可能性はあります。シブコの魅力は周囲の人に勇気を与えると同時に、周囲の人のパワーを自分の物に出来るところにあると思っています。メジャーで強いのも周囲の声援がプレッシャーと同時にパワーに換えているからだと考えています。二人揃っての全英女子OPが見られそうです。
 逆に欠点はそのパワーが力みになったり空回りすることでしょう。そんな彼女も落ち着いてきた感じがします。また、ショートゲームが確実に上手くなっている。バンカーショットもそうですが、今日のようにグリーン周りのラフからのショットも見事でした。9番パー5ではバーディ確実の距離から2パットしてしまうこともありましたが、ストロークがおかしくて外している感じではありません。もう、このグリーンは自分には合わないと割り切って、後半に臨んでほしいと思っています。
 後半も長目のパットをショートせずに打っていたので、もう少しスコアが伸ばせると見ていたのですが、11番のショートホールでティーショットが風に乗りグリーンを大きくオーバー。観客にボールが当たり大きなミスにはならず、リカバリーショットも決めたもののパットがカップに嫌われこの日2つ目のボギーが先に来てしまいます。その後もショットは悪く無いのにパターが決め切れず、13番でもこの日3つ目のボギー、我慢のゴルフが続きます。
 16番のパー4でセカンドをいい位置に付け、この日4つ目のバーディとすると、最終ホールのパー5でもバディーでトータル7アンダーでホールアウト。常々パー5ではバーディが取りたいと言い続けているシブコ。最終日は9番以外の2つはまずまずの合格点でしょう。とにかくショットのフィーリングが良い。セカンドショットがピン真直ぐというケースが多かった。その最たるものが昨日12番のショットイン・イーグルでした。
 これまでは風に弱かったシブコがある程度高い弾道でも、この強い風の中でこのショットです。時折風に乗って左というケースもありましたが、ほぼほぼピンショートサイド狙いか、ピンを筋るショットばかり。この日もショットはフェアウェーキープ率11/14、パーオン率15/18と3日間全く同じと高目で安定していました。パット数が26・33・31とやはり苦手なポアナグリーンで苦戦したことは明らかです。このままグリーンが変われば大ブレイクしても不思議ではありません。
 WOWOWOオンデマンドで久々にシブコのプレーを最初から最後まで観ることができました。予選落ちが多かった今年は多分初めてです。先週の全米女子オープンではWOWOWOの放送がありませんでしたから。今日の放送は途中から優勝争いをしている古江彩佳のプレーが多くなってしまいましたが、来週のマイヤーLPGAクラシックに対する期待が高まりました。

 復調は間違いないのかもしれませんが、シブコの完全復活は2度目のメジャー制覇であってほしいものです。2度目のメジャー制覇で世界ランク15位以内に入り、笹生とともにパリ・オリンピック出場なんてことがあればシブコ・ミラクルと呼ばれるのかもしれません。
 WOWOWオンデマンドの試合後インタビューではかなり疲れた表情を見せていたのが少し気がかりですが、先週が久々の4日間のプレー。しかも全米女子OPとあっては尚更でしょう。ただ、結果も出ているので心地よい疲れだとも思います。最後まで戦えることの充実感の方が大きいはず。故障さえなければKPMG全米女子プロが楽しみです。
 
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