茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

櫻の花のように(桜と西行法師)自作の歌1割以上🌸を詠んだ歌人・西行法師🌸

2024年04月07日 | Weblog

櫻の花のように(桜と西行法師)

平安末期から鎌倉初期の僧侶歌人の西行は戦乱の世に背を向け、旅と歌にその生き方には私達を引き付けるものがあります。西行はもともと立派な武士でした。源平合戦を始め戦が相次いだ平安末期、コロナ禍、国際紛争が続き先が見通せない現代とどこか重なるような時代に武士を捨て仏門に入り修行を重ね、桜と歌を愛し全国を行脚しました。西行法師の🌸の有名な歌。「願わくは花の下にて春死なむその如月(きさらぎ)の望月のころ」🌸私の故郷奥州白河にも西行は訪れ、歌を幾つか詠んでいます。

〇白河の関路の桜さきにけり東より来るひとのまれなり。

〇白河の関やを月の守る影は人の心をとむるなりけり。

〇都出て逢坂越えし折までは心かすめし白河の関。

〇思はずは信夫の奥へ来ましやは越えがたりし白河の関。

など詠んでおりますが、西行も白河の関を越えてどうやらホームシックかかったようで、都に残してきた人を思いだしてこのような歌も詠んでいます。「月見れば契り置きして故郷の人もや今宵袖らすらむ」

やはり西行も人の子でしたね。激動の時代に己を貫く生き方には感動です。

 

 

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