枯葉 イヴ モンタン
秋雨に晩秋の侘しさを想う今日の雨、シャンソンの名曲「枯葉」が似合う季節になりました。今、その「枯葉」を聴きながら・・・もの憂いな調べに過ぎ去った恋の追想を描く歌詞がわが胸をうちますね。私は中原淳一の訳詞が大好きです。
枯葉よ絶え間なく散りゆく枯葉よ 風に散る落ち葉のごと
冷たい土に落ちはてて過ぎた日の色あせた恋の唄を
かすかに胸のうちに寂しくも聞くよ
風の中の灯消えていった幸福(しあわせ)を
底知らぬ闇の中はかなくも呼びかえす 夜の静寂(しじま)流れて
蒼く冷たい冬の街角に立ちただ生きていたいという力失せたこの身
あぁ忘れられぬ過ぎた日の悲しみ あの夜の恋の唄・・・・
何度聞いても素晴らしい歌ですね。20年前、パリの路地裏の石畳みの小路を歩きながら口ずさんだ想いが懐かしいです。