茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

芭蕉さんは今日、山形の出羽三山の霊場に着きました。

2017年05月18日 | Weblog
出羽三山

「おくの細道」の旅を続けている芭蕉一行は、北の修験道場として有名な、
出羽三山に着きました。まず、7月19日(新歴)=六月三日、羽黒山に登る。
 四日、本坊において俳諧興行。詠んだ句が、
「ありがたや雪をかおらす南谷」この句は、「ありがたや」と
言っても、羽黒権現の住職、会覚阿闍梨のもてなしへの感謝ではなく、霊場「南谷」の宗教的尊厳を
さしています。
八日は、月山に登り、「雲の峰いくつ崩れて月の山」の句を
詠みました。その後、山を下り、阿闍梨の求めにより三山巡礼の句を短冊に詠みました。
「涼しさやほの三日月の羽黒山」
「雲の峰いくつ崩れて月の山」
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」
芭蕉さんは、「僧坊棟を並べ、修験行法を励まし、霊山霊地の験効、人貴びかつ
恐る。繁栄長にして、めでたき御山と謂つつべし。」と出羽三山の永遠不滅の繁栄を祈願して、感動して
ました。大変お疲れさんでした。
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