新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

あれからもう2年、風化させてはならない国家の犯罪

2019年02月10日 11時46分38秒 | 安倍晋三

安倍晋三を始めネトウヨ連中から目の敵のように格好の攻撃の的になっている朝日新聞。
 
いつも完璧な記事が掲載されるということはないだろうが、2年前のこの記事はこの国の根幹を揺るがず事件のきっかけとなったことは事実である。
 
当時の記事「金額非公表、近隣の1割か 大阪の国有地、学校法人に売却」はネット上では削除されているが、それを元にした記事はいくつか存在している。
 
■「『愛国小学校』予定の国有地を財務省が近隣の1割で売却か、理事長は日本会議役員、名誉校長は安倍首相夫人
■「【大阪発】『安倍晋三記念小学校』国有地払い下げ疑惑 法律家らが現地調査」 
■「国有地払い下げ「神道小学校」疑惑、ますます深まる
■「日本会議系『安倍晋三記念小学校』の国有地売却、認可の不正疑惑を一切報道しないテレビ局と読売新聞の異常
■「『森友学園問題』は、まだ何も解決していない 土地取引に政治家の関与はあったのか」 
 
そして、当時は誰も関心を示してはいなかった地味な委員会での質疑応答が残っている。
 
財務金融委員会 (4時間46分」宮本岳志(日本共産党)」 
 
  
 
今朝の朝日新聞は、「森友問題で残る疑問」として、
 
・3メートルより深い場所にごみはあったのか
・安倍昭恵氏らの存在が取引に影響したのか
・公文書改ざんの具体的な経緯は
 
この3点を中心にあらためて、「森友への値引き、解けぬ疑問 3m以深にごみあったのか」と検証記事を発表した。
 

 
           
                【朝日新聞DIGITALより】
 
この記事に対する読者の反応は意外と多かった。
 
「あれほど騒いだ森友加計問題も、もう全く話題にならなくなった、あれは単に安倍批判をしたかっただけだろというツイートを見たが、残念ながら、そう簡単には終わらないのでは。大阪でまだ多くの人が頑張っている。」 
 
「官邸はどんな事件を起こしても『時が経てばやがて国民は忘れる』と高を括っている。この記事のように、忘れず、しっかり追い続けてほしいと願う。」
 
「税金の私物化を続ける安倍が安倍を賛美する森友学園にただ同然で土地をプレゼント。
 安倍昭恵の関与関わっていたら辞職と安倍がキレたから公文書改竄が続いた。
 谷査恵子はじめ証人を隠し続けた。
 籠池は口封じに三百日拘置所へ。
 安倍に私物化を続けさせたい?」
 
「現政権の居直りが更に酷くなって不正に次ぐ不正が発覚し続ける一方で、不正慣れかメデイア忖度で支持率が下がらない現状に危機感を持つ。
もう一度、森友の解けぬ疑問からやり直し追及していくべきだ!」
 
「この問題、籠池夫妻の別件逮捕と財務局職員自殺以外誰も処分されず、キーパーソンは栄転で口封じ。権力の私物化がスゴい。

"この問題を放置したら、外交や経済など国有地売却以外の分野でも公共性のない権力行使がなされる恐れがある。真相解明と責任者の処分は絶対に必要"」
 
最後に記事中の首都大学東京の木村草太教授(憲法学)の話を引用しておく。
 
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 権力は公共のために使い、私物化しないのが近代国家の原則だ。一部の国民のためではなく、すべての国民が福利を享受するために使われるべきで、憲法前文にも規定されている。
 森友学園問題では、首相周辺が特定の人物のために影響力を不当に使ったのか、あるいは行政機関が首相周辺に忖度(そんたく)して特定の人物に有利な取り計らいをしたのかが問われている。どちらにしても権力の公正に関わる大変重要な問題だ。
 大幅値引きや公文書改ざんの根拠や動機は何だったのか。今の政府の説明では事実関係が十分に分からない。問題が解決したと政府・与党が主張するなら、報告書などで事実認識を示し、適否を世論に問うべきだ。
 この問題を放置したら、外交や経済など国有地売却以外の分野でも公共性のない権力行使がなされる恐れがある。真相解明と責任者の処分は絶対に必要だ。
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ある御用評論家がこう言っていた。                            

「森友問題でそもそも国民の誰が被害を被ったというのか。一部のメディアが騒いでいるだけで、関心のある国民は安倍政権を倒したいと思っている人たちだろう」

「人の噂も75日」と言われるが、既に2年も経過すれば、テレビのワイドショーどころか一般のメディアからも消えてしまいそうである。
 
しかし国の最高権力者が関わった疑惑を自ら「無かった」かのように居直ることを許してしまえば、それを正確に報道しないマスメディアの怠慢と批判されてもしかたがないであろう、とオジサンは思う。 


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