新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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NHKが世論調査で菅義偉内閣をかばい始めた

2020年10月13日 12時08分27秒 | 菅義偉

「性格は温和で、高い調整能力で知られる一方、「危機管理には通じているが、社会福祉や経済といった国民生活全体を見渡す視野の広さに欠けている」との評価もある」(Wikpediaより)らしい杉田和博内閣官房副長官。
 
菅義偉好みの「警察官僚」出身で、警察ではほぼ一貫して警備・公安畑を歩み、警備局長を経て内閣官房にて内閣情報調査室長、内閣情報官、内閣危機管理監として政権中枢で公安と危機管理を担っていた。
 
2017年には、官僚トップである事務の副長官でありながら、菅義偉肝いりの「内閣人事局」の局長就任している。
 
まさに文字通りの菅義偉の「黒子」として暗躍していたのだが、ついに名前が正式に表舞台に登場した。
 
杉田和博官房副長官が拒否の判断に関与 政府関係者明らかに 首相に経緯報告
 

日本学術会議から推薦された新会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題を巡って、杉田和博官房副長官が事前の任命拒否の判断に関与していた。政府関係者が12日、明らかにした。
 杉田氏は、学術会議が政府に提出した105人の推薦者名簿の中から6人を除外して、99人の名簿にする取りまとめに関わっていた。杉田氏はこうした経緯について、首相に報告していた。首相が6人を除外する事前の判断に関与していたかはわかっていない。
 これに関連して、加藤勝信官房長官は12日の記者会見で、首相が「見ていない」と述べた105人の推薦者名簿が決裁文書に参考資料として添付されていたことを明らかにした。
 首相は9日の毎日新聞などのインタビューで、学術会議から政府に提出された任命拒否した6人を含む105人の推薦者名簿は「見ていない」と明言。任命を決裁した9月28日の直前に6人を除く99人が載った名簿を見たといい、「その時点では、最終的に会員となった方がそのままリストになっていた」と説明していた。
 加藤氏は会見で首相のこの発言について問われると、「決裁文書には(105人の)推薦者名簿は参考資料として添付されている。詳しくは見ていなかったことを指しているのだろう。決裁までに任命の考え方は説明している」と述べた。
 加藤氏はそのうえで、首相が6人を任命しない政府方針の説明を受けていたことを明らかにし、「首相が(学術会議からの)推薦をもとに選ばれたものを決裁した。(手続きは)適法に行われている」と強調。首相から指示があったかどうかについては「人事上の判断なので、細かいやり取りは差し控えたい」として答えなかった。
 共産党の小池晃書記局長は12日の記者会見で「首相は105人の名簿を見ず、どうやって俯瞰(ふかん)的に(人事を)判断したのか。首相と違う人物が6人を外したとなれば、官邸内で大陰謀事件が起こったことになる。違法な決裁と言わざるを得ない」と批判。野党は今後、追及を強める構えだ。


ヒョットしたら、真実はこんなところなのかもしれない。

確かに外野でいくら騒いでも菅義偉には届かないだろうから、やはり本丸はこれであろう。
   
核心部分に関して菅義偉が沈黙し、力不足の官房長官が見苦しい言い訳をしている。

先週、「低劣自民党政治家により苦労させられる「自称苦労人の菅義偉」の中で、【低レベルの浅知恵をここぞとばかりに披露する自民党議員たち】と題して、この男の発言を取り上げた。
 
◆甘利明衆院議員
「日本学術会議は防衛省予算を使った研究開発には参加を禁じていますが、中国の「外国人研究者ヘッドハンティングプラン」である「千人計画」には積極的に協力しています。他国の研究者を高額な年俸(報道によれば生活費と併せ年収8,000万円!)で招聘し、研究者の経験知識を含めた研究成果を全て吐き出させるプランでその外国人研究者の本国のラボまでそっくり再現させているようです。そして研究者には千人計画への参加を厳秘にする事を条件付けています。中国はかつての、研究の「軍民共同」から現在の「軍民融合」へと関係を深化させています。つまり民間学者の研究は人民解放軍の軍事研究と一体であると云う宣言です。軍事研究には与しないという学術会議の方針は一国二制度なんでしょうか。」
 
当然ながら根拠のないデマなので批判されていたが、この輩は姑息な行為に出ていた。
 
学術会議が「中国の千人計画に積極的に協力」とした自民・甘利議員、ブログをひっそり修正

学術会議批判としては、ほとんど事実関係を調べずにデマツイートを飛ばしていた「子だくさん弁護士」はこんな言い訳をする始末。

菅義偉の不用意な発言で側近やネトウヨや政権擁護派のコメンテーター連中は必死になってデマを飛ばしていたが、ことごとく反撃されて撃沈している。
 
当然、こんな状態を国民は厳しく見ており。それが世論調査に反映するかと思っていた。
 
ところがNHK世論調査結果をつぶさに見て驚いた。
 
菅内閣を「支持」 先月より7ポイント下がり55% NHK世論調査
 
「内閣支持率が「先月より7ポイント」しか下がっていなかったことにはビックリしたが、たしかに設問項目を見れば、「日本学術会議」が推薦した新しい会員の一部を任命しなかったことについて、菅総理大臣は『法に基づいて適切に対応した結果だ』などと説明していること」と聞いているのだが、これは菅義偉の言い訳であるので、これを「法を曲げてでも従来の慣習を破ってまで意に沿わない学者らを任命拒否した」ことについて聞けばおのずと答えは明らかであろう。
 
さらには、こんな設問も歯がゆい。
 
支持しない理由では、
「人柄が信頼できないから」
「政策に期待が持てないから」
「他の内閣の方が良さそうだから」
「支持する政党の内閣でないから」、
「実行力がないから」の他に支持しない理由に、「法律を守らないから」が必要だろうし

という支持しない理由も入れるべきではなかったのではないだろうか、とオジサンは思う。
 

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