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西日本石炭じん肺田川訴訟の控訴審第1回弁論が、7月4日14時から福岡高裁で開廷されました。今回の裁判は、本年2月23日福岡地裁で、Tさんの損害賠償請求が認められたものの判決を不服とした被告日鉄鉱業の不当控訴を受けての第1回弁論でした。
裁判では、原告のTさんと柴藤拓也弁護士が意見陳述しました。Tさんは「とにかく、日鉄に、お父さん(故人)がじん肺にかかってから、ずっと苦しんで死んでしまったことを分かって欲しいです」「日鉄の関係者に、頭を下げて欲しいです。本当は生きているうちにお父さんに、直接、頭を下げてほしかったです」と胸を詰まらせながら裁判官に訴えました。
柴藤弁護士は、被告日鉄側が控訴理由とした「Tさんは、故一敏さんが生存中に裁判を起こし一度決定が出ているので、改めて訴訟を起こすことはできない」とする理由に対し、じん肺死が認められたことによる新たな請求であり、「請求できるのは当然」であるとする反論の陳述をおこないました。被告側は新たな陳述をすることもなく、裁判は1回の弁論で結審しました。判決は、9月26日午後4時に言い渡されます。
福岡地裁前での門前集会!
支援のみなさんに訴えるTさん!