無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

民主主義は国民が十分に賢くないと成立しないか

2006-03-20 00:59:43 | 政治・行政
民主主義は国民が十分に賢くないと成立しないのか?

この命題は大きいだろう。政治・行政は自分たちの生活の根幹であるが故に、密着していなければいけないが、現状はあまりに遠いのだ。

逆の意味からすると、遠くても生活が何とか成り立ってしまう=個々人が我慢して成り立たせてしまうから、そうなっているのか。

いずれにせよ、キリギリスたちは本格的な冬の到来に気がつくのは遅いはずである。


原罪とはなんだろう?

2006-03-19 23:44:26 | その他

運命とは残酷なもので、犯罪に巻き込まれたりということは十分ありえる話。あなたがいつそういう立場に追い込まれるかは神のみぞ知るというわけだ。

今回の元オウム松永氏がらみの一連の騒動も、端的にいえば原罪を「かぶった」か「かぶらされた」かの違いによるのだろう。

オウムという組織について、大多数の信者は被害者の側面が強いが、かといって組織の一員としての加害者の面も相当に大きい。「洗脳」がどの程度の呪縛度を持っていたか、本人以外の人間には知る由もないはずで。

この被害と加害の表裏一体という問題はほかにも見られる。第二次世界大戦における日本も、他国への加害・捕虜虐待など加害的な側面と、東京大空襲や原爆投下など被害者としての立場と。

「国」「国家」「政府」「国民」「民族」といったタームを精緻に峻別した議論の場がないままに、先般の戦争の議論がなされるケースは多いと思う。いや、ここしばらくホットな靖国についてもそうだ。「価値観」「死生観」「宗教観」などの相違点を乗り越えられないかぎり、平和とはもろいものでありつづけるのだと。



いやはや自衛隊なんてこの程度の組織ですよ

2006-03-18 02:21:44 | セキュリティ

あらら、保存しておいた文章だが、ソースの記述がないや。

ま、だから話半分に読んでほしいね。とりあえずこれが本当だとすると、有事の際には防衛力など機能しませんよ。演習で携帯使ってるのに本番では使わなくてもOKなんですか?

そういや10年前の阪神大震災でも出動が遅れた隊長殿が泣きじゃくってますた。あれも組織としてのダメぶりが赤裸々になったと思ったけど。

Antinny騒動でバレちゃったどっかの仮想敵国が本当に攻めてきても、果たして首都東京は守れるかねえ。守れないに100000ダカット賭けます!


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 それに隊員の意識の問題である。ある演習を取材したとき、隊員が頻繁に携帯電話を使って連絡を取り合っていた。そこで演習部隊の連隊長に「携帯電話の持ち込みは禁止できないのですか」と質問したら、「携帯電話がないと演習が成り立たなくなります」と言われたことがある。携帯電話はもちろん私物で、自衛隊が隊員に貸し与えた通信機(官品)ではない。戦争になれば携帯の電波は盗聴(傍受)され、発信位置が測定をされるし、敵から妨害電波をかけられると通話できない通信機である。でも、それ(私物)がなければ演習が出来ないという時代なのである。



共謀罪とか4点セットとか

2006-03-17 20:47:29 | 政治・行政
共謀罪とか4点セットとか、そっちの方がはるかに重大な問題なのに、この数週間の貴重な時間を空費した責任はどこにあるのだろう? 無論メール問題が取るに足らないなどというつもりは毛頭ないが。

こういう「プライオリティをきちんとつける」ということができない点も、日本のプレスがダメな大きな理由が挙げられるだろう。

表面的な事象ばかりにとらわれるのは日本人特有の欠点なのだろうか?


NHK科学文化部はこんな基礎も知らんのですか?

2006-03-16 23:17:51 | ネット生活
うひゃあ、今日の『クロ現』でAntinny流出ファイルのハッシュ値晒しちゃったって?


ご飯食べながらだったからちゃんと見てなかったけど、それは救いようないなあ。いうなればみんなの住んでいるマンションの修繕積立金の口座と暗証をばらまいたようなもの。ダメダメじゃん。


てかさ、そもそも Winny と Antinny の区別がつかないような説明に終始してたし。「山田オルタ」のやの字も出てこないから、いかにも Winny さえ入れなければ安全とか勘違いするネット初心者も出てくるのでは?


なんか基本的なリテラシーがないのに、専門家の意見すら聞かず、試写なんかも見せてないんだろうねえ。


Nシステムの車両情報は永久保存でしょ

2006-03-16 15:36:34 | 警察・検察
Antinny えらい! 連中の隠蔽策がまたほころびちゃいました。消すわけないですよ、おいしいネタだもの。HDD大容量化で溜め込みまくり。1億あったら250Gのがいくつ買えるか、簡単な割り算だな。

とにかくNの情報はいろいろ使えるからねえ。菅直人もあれでヤラれたし。


毎日新聞2006年3月16日付記事より引用

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<愛媛県警>Nシステム情報流出か 車10万台ナンバー

 愛媛県警の捜査資料が大量に「Winny(ウィニー)」ネットワークに流出した問題で、延べ10万台を超える自動車のナンバーを記載したファイルも漏れていたことが15日分かった。高速道路や主要道に設置された「Nシステム」(自動車ナンバー自動読み取りシステム)で収集したデータとみられる。同システムを巡っては、プライバシーの侵害につながるとの批判もあり、警察庁はこれまで運用について詳しく言及してこなかった。警察の情報管理のあり方が改めて問われそうだ。
 Nシステムは、86年に整備がスタートし、93年からデータ収集を開始した。全国約700カ所に設置されているとされ、一連のオウム真理教(アーレフに改称)事件の捜査など犯罪捜査に利用されている。一方で、捜査機関による恣意(しい)的な監視やプライバシーの侵害などの問題点を指摘する声も根強い。
 「各種事件のN資料」と名付けられたフォルダー内のファイルは、いずれも99年の日付で、ほとんどが1日単位で区分されていた。この装置を設置した愛媛県や香川県、徳島県の国道、高速道路を通過した車のナンバー、通過日時が保存され、記録は約10日分、延べ約10万台に上った。
 一方、別のフォルダには、ある殺人事件の関係者とみられる男性が所有する車のナンバーの検索を申請した文書があった。この申請に基づき、99年6月~00年5月に、四国全域を対象に検索したとみられ、この車が通過した地点、通過日時、進行方向などを示す一覧表も存在した。総数は約200件に達していた。
 また、検索申請書と書かれたファイルには、県警の決裁欄の項目と並んで、「警察庁刑事局刑事企画課長」名の検索許可番号を記入する欄があった。
 警察庁はこれまで国会での質問に対し「重要事件で使用された車や盗難車など手配車両のナンバーと照合するために使っている。アクセスする者を制限し、一定期間保存した後に消去される」などと強調したうえで、ナンバーは公開された情報で収集に問題はないと説明してきた。
 これに対し、Nシステムなど公的機関の行動監視に取り組む東京都渋谷区の市民団体「一矢(いっし)の会」の浜島望代表(73)は「裁判での証拠申請にも警察は提出に応じず、運用実態を示す資料が表面化するのは初めてのことだろう。しかし、なぜ一捜査員がデータを保管していたのか、国会などでの説明と実際の運用が違う可能性がある。警察は改めてシステムについて説明すべきだ」と語った。【サイバーテロ取材班】


山田オルタも猛威をふるう

2006-03-16 00:46:58 | セキュリティ
てか、山田オルタって Antinny 系じゃないのに実は知られてないみたいで。安倍のような脳みそカラッポ官房長官ならネット・リテラシーがまるでないからしょうがないけどね。


とりあえず、「うちは Winny 入れてないから大丈夫」なんてことはないのだ!


山田オルタまとめwiki サイト
http://www9.atwiki.jp/y_altana/





ヒラメ裁判官ばかりではない?

2006-03-15 02:37:37 | 司法
http://ko-tu-ihan.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_ae12.html


これすごいな。裁判所なんてどうせ法務省の下部機関だと思っていたけど、高裁にもまともな裁判官は「いた」、と。

高校時代の親友が弁護士にならず判事になった理由も、その大問題をなんとかしたいというのが理由だったわけだが。松本サリン事件のターゲットとなってしまったが、不幸中の幸い、本人は無事だった。被害者には申し訳ないが、神はいた。

さてさて、大槻教授がオカルトと呼ぶ寺澤高抑裁判の結末やいかに。

政治「不信」というタームのウソ

2006-03-14 23:54:03 | 政治・行政
よく新聞やTVのコメンテーターなどがほざくのだが、「政治不信」などという言葉ほど欺瞞に満ちた言葉はない。

政治=自分たちそのもの、という「公式」が彼らや多くの日本人にないせいである。あるいは、なくさせている=なくすことに意味を見出している勢力がいる(意識するしないにかかわらず)ということだ。

これを打破しない限り、現在の閉塞状況は未来永劫そのままだろう。


40年間遊休化していた阪急新大阪線用地の有効活用

2006-03-13 00:26:53 | 交通問題
40年以上遊休化していた阪急新大阪線用地の有効活用がついに一部実現する。すでに路線免許失効・淡路駅立体化における接続計画撤回など、実現の可能性が限りなくゼロとなっていたが、いよいよといった趣である。

中央新幹線計画がまったく不透明な現在、とりあえず超一等地が更地のままというのはもったいなさ過ぎるから当然といえば当然。東海道・山陽の輸送量差が大きすぎるが故、その折り返し運用効率化にも寄与するはずである。


日本経済新聞2006年3月12日付記事より引用

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JR東海、新大阪駅にホーム増設

 JR新大阪駅の新幹線の「番線」が増える。現在の20―26番線の北側に新たにホームと線路を設け27番線とする。新幹線の運転本数を増やせるとともに、災害時などのダイヤ回復能力が向上するという。東海旅客鉄道(JR東海)が22日に発表した。

 同時に駅西側の博多方面にある回送列車待機用の引き上げ線を現在の2線から4線に増やす。本線を通って車両基地(大阪府摂津市)に向かう回送列車を減らせるため、現在は1時間で最大8本の「のぞみ」を10本まで運転することが可能になる。

 駅北側に阪急電鉄が持つ土地を借りる。阪急は新大阪-十三間に計画する新線用として、新幹線の高架下沿いに土地を保有している。

 JR東海の杉本章関西支社長は「年内にも着工したい」と早期実現に意欲を示した。

 駅舎の改良工事も進める考えで、着工時期や完成時期、総事業費などを今後詰める。

首都高中央環状新宿線の開通目途が正式発表に

2006-03-12 05:58:05 | 交通問題
http://www.c2info.jp/keikaku/index.html


主要躯体部は8割がた完成の域で、あとは電気など細かい部分の工事を残すだけということらしい。


圏央道八王子JCT付近の供用も間近だ。中央道以北第1&3リングの西側がほぼ同時期に、というインパクトは大きい。NOx等公害物質の排出減少など効果も相当なものだろう。トンネル全体で排出時にクリーンにするシステムは初めてのような気がする。


首都高最大のボトルネック箱崎JCTの渋滞長がどの程度減少するか。11号台場線供用開始以来のドラスティックな変化が期待できる。熊野町JCTの改良も俎上に上るなど目が離せない。

フラット・タックスの制度設計が気になる

2006-03-11 02:09:16 | 政治・行政
木村剛氏のブログにあれまのニュースが。

http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_6abc.html


そういえば最近いろんなところで話題になるフラット・タックス。もはや驚くほどの格差社会になってしまった日本ではどうなのだろう? 「所得の再分配」機能は格差是正に必要な装置のはずだが、この辺の制度設計も気になるところだ。


とりあえず、そういう議論も大いに結構なのだが、実は取りこぼしの税金はすごく多いみたいなんだな。別エントリ立てるつもりだけど。取りこぼしを防ぐにはイタリアのような税金警察も必要なんだけど、自民党が政権にいるうちは絶対できないし...(以下別エントリへ続く)


真の民主とは?

2006-03-10 23:27:24 | 政治・行政

長島昭久は風見鶏的で好きな政治家ではないが、まあバックグラウンドは面白いので一意見として、一ブログとしてはとても参考になる。そのブログより。


http://blog.goo.ne.jp/nagashima21/e/ba60956e59f84aadcc50c9f5c802ae77


ここの『民主党って、「民主」でも何でもないのよね』という発言がすべてを物語っていると思われる。つまりは「民」が「主」となっていなくて「民主党」が「主」ということなのだと。


二千数百万人という「顧客」を有する「商売」なのに、結局その「顧客」が何を求めているかを効果的に吸い上げる手立ても確立していないし、あったとしても脆弱。またそれを施策として遂行する背骨もひょろひょろである。


9月に某議員が幹部として執行部入りしてほしいと要請されたのを断ったのは正解だった。まさに慧眼。「潮」を見る能力もまた政治家の資質のひとつなのだと実感した昨今の状況である。


JR北海道のさらなる挑戦

2006-03-09 23:33:05 | 交通問題

ハイブリッド車体傾斜システム開発に成功
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2005/060308-2.pdf


すでに着工された北海道新幹線・新青森-新函館間とあわせ、札幌-東京間が6時間を切ることが確実に。冬期の新千歳空港閉鎖時の代替輸送充実は絶対に必要なことである。今回の技術開発は200万都市圏と首都圏を結ぶ幹線交通をさらに強化することとなる。


札幌都市圏輸送を除けば、亜幹線輸送がそのほとんどを占めるJR北海道。石北・宗谷など定期夜行輸送もこの春ついに終焉を迎えるなど、その経営はますます厳しさを増している。なんとしてもふんばってほしいものだ。