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40年間遊休化していた阪急新大阪線用地の有効活用

2006-03-13 00:26:53 | 交通問題
40年以上遊休化していた阪急新大阪線用地の有効活用がついに一部実現する。すでに路線免許失効・淡路駅立体化における接続計画撤回など、実現の可能性が限りなくゼロとなっていたが、いよいよといった趣である。

中央新幹線計画がまったく不透明な現在、とりあえず超一等地が更地のままというのはもったいなさ過ぎるから当然といえば当然。東海道・山陽の輸送量差が大きすぎるが故、その折り返し運用効率化にも寄与するはずである。


日本経済新聞2006年3月12日付記事より引用

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JR東海、新大阪駅にホーム増設

 JR新大阪駅の新幹線の「番線」が増える。現在の20―26番線の北側に新たにホームと線路を設け27番線とする。新幹線の運転本数を増やせるとともに、災害時などのダイヤ回復能力が向上するという。東海旅客鉄道(JR東海)が22日に発表した。

 同時に駅西側の博多方面にある回送列車待機用の引き上げ線を現在の2線から4線に増やす。本線を通って車両基地(大阪府摂津市)に向かう回送列車を減らせるため、現在は1時間で最大8本の「のぞみ」を10本まで運転することが可能になる。

 駅北側に阪急電鉄が持つ土地を借りる。阪急は新大阪-十三間に計画する新線用として、新幹線の高架下沿いに土地を保有している。

 JR東海の杉本章関西支社長は「年内にも着工したい」と早期実現に意欲を示した。

 駅舎の改良工事も進める考えで、着工時期や完成時期、総事業費などを今後詰める。