迷路のような町並みが残るイドラ島は
アテネからの一日エーゲ海クルーズでも
訪れることができる小さな島だけど
知る人ぞ知る脅威の猫場。
船から降りると
うじゃうじゃ、猫のお出迎え。
猫好きの天国、猫嫌いの地獄。
車がない島だから、
人の足のほかには、ロバや馬が
昔ながらの島の交通手段。
島で聞こえてくるのは心地のいい音たち。
ぽんぽん船、通りのざわめき、
桟橋の波の音、教会の鐘……。
そして海からの風。
猫たちは船着き場で
網にかかった小魚を放ってくれる漁師さんを待つ。
そんなゆったりした暮らしの流れ方が
猫たちにも心地よいんだろうな。
寒いところだから
家の中に「なごみ」がほしいのかもしれませんね。
いてくれるだけであったかくなるようなものが。
ロシア人は実はちょっと苦手だったけど
「子猫」という素朴なロシア映画を見て
考えが変わりました。
みんなでいなくなった猫を探す話ですが
小さな小さなチグラーシャというトラ猫の
かわいかったこと!
雨田光弘さんのイラストも可愛くて大好きです。
イドラ島の猫たちはかなりの貫禄ですね~~~。