健康塾通信

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リンパ液の始まり③

2019年12月22日 10時05分15秒 | Weblog

おはようございます。

 

今日は一年のうち最も日が短い、冬至ですね。

朝から、カボチャを煮たり、柚子湯の朝風呂にもしてみました。

 

昔からの言い伝えではありますが先人の知恵にも

大きな意味があるものです。

 

実際、柚子には保湿効果や、血流を良くする効果も科学的に証明されていて

カボチャもビタミンA・C・Eなどの多くのビタミンを含んでいます。

 

 

風邪などひきやすいこの時期ですから、たくさんのビタミンをとって

元気に年を越したいと思います。

 

では本日は、リンパが「表在リンパ管システム」として取り込まれる

までのことをお伝えします。

 

昨日のリンパの流れの中で、静脈が回収できなかったものを

リンパが担当することをお伝えしましたが

組織間液がリンパ管に中に取り込まれると「リンパ液」になるということでした。

 

皮膚組織の下には毛細リンパ管があり、これが表在リンパ管の始まりになります。

 

動静脈の壁は三層ですが、毛細リンパ管は壁の構造が一層と薄いため少しの圧迫でつぶれやすくなっています。

袖口などゴムで締め付けたり、ソックスなども足首に食い込むような硬さがあると

その前後の皮膚にむくみが生ずるのはそのためです。

 

毛細リンパ管の壁には隙間が開いていて

そこから皮下組織内のむくみなど組織間液がリンパ管の中に入っていきます。

 

そのままだとつぶれやすいので、それを防ぐために繋留(けいりゅう)フィラメント

というものがあって、組織に繊維をつなぐ形でリンパ管のつぶれるのを防いでくれています。

まるで船が碇をおろすことで動かなくするようなものです。

 

下の図を参考にしてみてください。

図では曲線で3つの山の様に書かれているのが毛細リンパ管で、そこからそれぞれ出ている線が繋留フィラメントです。

その隙間から矢印の様に組織間液が入り込んで、リンパ液になるのです。

ですから、リンパドレナージは皮膚に優しく、リンパ液を誘導するように

皮膚面に手のひらを密着してずらすように行います。

 

また、筋肉を使うことはリンパ液の誘導につながっています。

 

では次回に続きます。


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