東洋医学では「汗は心の液」といって汗をとても重要視しています。
そして、「血と汗の本源はひとつ」と考えられていて多く発汗すると血液をいため、出血が多いと発汗はできなくなるといわれます。
さて、梅雨も空け日中の気温は30度を超える日も多くなっています。
こんな日には暑いので汗をたくさんかき、喉も渇いて気分も優れず、食欲も落ちます。
このような状態を「暑気あたり」といいます。暑気あたりとは「夏バテ」のことです。
それでは「夏バテ」チェックをしてみましょう。下記の項目がいくつあてはまるか数えてみてください。
①朝ごはんを食べないか、抜くことが多い。
②眠れないことが多い。
③冷房の部屋の中にいることが多い。
④運動不足である。
⑤食事の量が少ない。
⑥冷たい飲み物を多く取る。
⑦あっさりしたものばかり食べる。
さあ、あなたはいくつ当てはまりましたか?
3つ以上で夏バテ要注意です。
ところで汗は汗腺から分泌する液体で暑い時や興奮状態の時に、体内にこもった熱を逃がして体温を下げてくれます。この時期、スポーツの時や室内でも急な体温の上昇と脱水によって「熱中症」には特に気をつけましょう。
さらに夏バテ解消のために
発汗によって失われたミネラルやビタミンを充分補給することが大切です。
また食欲が無い時には、酢の物などを食べると、発汗を抑える作用があるといわれています。暑いので冷たい飲み物を好みがちでしょうが、汗をかいたときには熱いお茶を飲むのもいいでしょう。
そして、冷房を使う場合は外気温との差を6度以内にするように心がけましょう。
夏バテに効くツボ
合谷(ごうこく)
親指と人差し指の間で、人差し指の骨よりのところにあります。
内関(ないかん)
手首の下2寸(指の横幅2本分)の位置、こぶしを握ったときに2本の筋が出ますが、その間にあるツボです。
湧泉(ゆうせん)
足の裏の指を曲げたときに出来るくぼみの真ん中当たりにあるツボです。
それぞれのツボとも、最初は軽く徐々に力を入れて、刺激してあげると良いですね。
それでは、さわやかな汗を流し、栄養補給も忘れず、たくさん夏の思い出作りをしてください。
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