健康塾通信

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歯のはなし

2007年02月09日 16時26分21秒 | Weblog

食の養生を語る上で歯は大切な役割をしていますが、人間の子供の頃にある歯は合わせて20本あり乳歯と呼んでいますね。
乳歯は生後6~8ヶ月ごろより下顎の前歯から生えはじめて、3歳頃には全て生えそろう事が多いようです。
大体6歳頃から永久歯が生え始めますが、人間の永久歯は大きく切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の4種類に分ける事が出来ます。
現代人の歯は上下合わせて28本。親知らずを含めると32本あります。 切歯は上下計8本あり、犬歯は上下計4本、臼歯は計20本存在し、小臼歯と大臼歯(第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯)に分けられます。
大体13歳頃には前歯から第2大臼歯までの28本が生えそろっていますが、 第3大臼歯は生えてくるのが遅く、また、生えてこない事もあり「親知らず」とよばれています。

食養の教えの中に、歯の種類と数が食べ物の種類と割合を決めるという考え方があります。
歯の合計が32本とすると、臼歯は穀物をすりつぶす臼の形をしていて20本なので穀物は62.5%、切歯(門歯)は野菜などを包丁のように切る役目で8本なので野菜25%、犬歯は肉類を切り裂く役目で4本なので魚肉類12.5%となります。
この割合からして、穀物をしっかり取ることが自然にかなった食事法になると思います。 
さらには、よく噛むことが基本となります。
かむことで唾液がたくさん分泌され、発がん性をおさえるので、癌の予防になります。また、たくさんかむことで、満腹感があり、肥満防止につながります。
そのほか、かむことは歯茎を丈夫にし歯の病気を予防します。また味覚を発達させます。
今も食育といわれ、子供たちの健康の為に栄養や食事のバランスを考えていますが噛む噛む運動といわれるように、バランスの良い食事を良くかんでいただくことがあごの発達や脳を活性化することにつながります。
8020運動の言葉のように80歳まで20本の歯を保つよう歯の健康に気をつけ
健康な食生活を心掛けていきましょう!