今週のFMかわさきで古代米のお話をしました。
普段はなかなか耳にしないかもしれませんが、古代米は玄米の色が紫黒色系色素(アントシアン系)をした黒米と玄米の色が赤褐色で赤色系色素(タンニン系)を含んだ赤米が代表とされます。
稲の原種といわれる野生稲の特徴を持っているので、生命力が強く荒れた土地で無農薬でも育つ強い稲です。
私は沖縄の黒米をいただいたことがありますが、 黒米は、おはぎの起源で古くから祝いの米として珍重されてきたと聞きました。
白米に比ベ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれ、黒米の糠(ぬか)に含まれるアントシアニンは、血管を保護して、動脈硬化を予防し、発ガンの抑制に関係する抗酸化作用が認められているそうです。
中国では明朝の時代、李時珍が書いた「本草綱目」という薬学書に「黒米は女性の生理・腎臓を補い、脾臓・肝臓に良く、目の血のめぐりを良くする。
更に、滋養強壮に優れ、造血作用があり、髪の毛の黒さを増す」と記されています。
古来、中国で黒米は宮廷献上米とされていて、揚貴妃も愛用していたと伝えられています。また、薬膳料理にも使われていることから薬米とも言われています。
一方、赤米は野生稲の大部分を占めるので赤米はコメのル一ツであり、赤飯の起源とされています。
日本には縄文時代に、ジャポニカ種の赤米が伝わり、邪馬台国や大和朝廷への献上米の多くも赤米だったそうです。また「枕草子」や井原西鶴の書物にも「赤米」は、数多く登場しています。
奈良時代、鎌倉時代と広く栽培され江戸の薩摩藩では田んぼの50%も赤米でしたが、明治にはいり赤米は雑草と考えられ国をあげて赤米駆除運動が始まります。
しかし、そんな弾圧に絶たれることなく昭和30年代まで全国で作られていたということです。
栄養的にも白米と比べ、たんぱく質や各種のビタミン・ミネラルが多く含まれています。
古代米は雑穀米といわれる中に入っていることが多いので、10種類以上の雑穀米を見つけたら袋の裏に書かれた種類を一度見て確かめてください。
手ごろに手に入りやすくなってきました雑穀を取り入れ、主食をもう一度見直すきっかけになりましたら幸いです。
普段はなかなか耳にしないかもしれませんが、古代米は玄米の色が紫黒色系色素(アントシアン系)をした黒米と玄米の色が赤褐色で赤色系色素(タンニン系)を含んだ赤米が代表とされます。
稲の原種といわれる野生稲の特徴を持っているので、生命力が強く荒れた土地で無農薬でも育つ強い稲です。
私は沖縄の黒米をいただいたことがありますが、 黒米は、おはぎの起源で古くから祝いの米として珍重されてきたと聞きました。
白米に比ベ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれ、黒米の糠(ぬか)に含まれるアントシアニンは、血管を保護して、動脈硬化を予防し、発ガンの抑制に関係する抗酸化作用が認められているそうです。
中国では明朝の時代、李時珍が書いた「本草綱目」という薬学書に「黒米は女性の生理・腎臓を補い、脾臓・肝臓に良く、目の血のめぐりを良くする。
更に、滋養強壮に優れ、造血作用があり、髪の毛の黒さを増す」と記されています。
古来、中国で黒米は宮廷献上米とされていて、揚貴妃も愛用していたと伝えられています。また、薬膳料理にも使われていることから薬米とも言われています。
一方、赤米は野生稲の大部分を占めるので赤米はコメのル一ツであり、赤飯の起源とされています。
日本には縄文時代に、ジャポニカ種の赤米が伝わり、邪馬台国や大和朝廷への献上米の多くも赤米だったそうです。また「枕草子」や井原西鶴の書物にも「赤米」は、数多く登場しています。
奈良時代、鎌倉時代と広く栽培され江戸の薩摩藩では田んぼの50%も赤米でしたが、明治にはいり赤米は雑草と考えられ国をあげて赤米駆除運動が始まります。
しかし、そんな弾圧に絶たれることなく昭和30年代まで全国で作られていたということです。
栄養的にも白米と比べ、たんぱく質や各種のビタミン・ミネラルが多く含まれています。
古代米は雑穀米といわれる中に入っていることが多いので、10種類以上の雑穀米を見つけたら袋の裏に書かれた種類を一度見て確かめてください。
手ごろに手に入りやすくなってきました雑穀を取り入れ、主食をもう一度見直すきっかけになりましたら幸いです。