健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

脳の健康

2022年03月24日 08時00分00秒 | Weblog

おはようございます。

春分の日が彼岸の中日でその前後7日間を彼岸というようですが、暑さ寒さも彼岸までというように、今年のこの寒さはもうこれくらいに。。。と思わずにはいられません。

今年は21日が春分の日、お彼岸の中日でしたから本日24日が彼岸明けになりますね。

いっときの暑さでは、衣類の入れ替えをしたいと思うほどでしたが、やはり三寒四温のこの時期は油断ができません。

二十四節気はカレンダーにも記載されているものもありますが、太陽の運行を基本として春夏秋冬の四季で分けて12の節気と12の中気に分類してそれぞれの言葉で表しています。そして、春分というと昼と夜の長さが一緒ですが、過ぎてしまった今全く意識をしていなかったことに気が付いています。

日々忙しく通り過ぎ、同じように繰り返しているようではありますが、毎日が新しく一期一会の出会いがあります。

1日の始まりに大切な意識をもつことや、今日も無事故で1日が終わったと思う事の大切さを実感するこの頃です。

さて、その大切な1日ですが私たちの身体には、もともと体内時計という生体リズムがあります。

このリズムは脳の視床下部にある視交叉上核と呼ばれる部位にサ-カディアンリズムを持つ神経細胞から成る発信器があって

その細胞が脳と身体の働きを周期的に支配されているのです。

前回のブログ「脳と睡眠」の補足になりますが、人間は1日を周期として睡眠と覚醒を繰り返していて、

これが概日リズム又はサ-カディアンリズムといわれ人間では24時間より少し長い様です。

また、睡眠はサ-カディアンリズムに大きな影響を受けていますがその他ホルモン・血圧・体温なども同様です。

それでは本日のテーマの「脳と健康」ですが、まず私が脳科学を学んで最初に知ったことは「脳の可塑性」です。

これをご存知の方は多いのかもしれませんが、難しいという先入観から私は脳とういう臓器を後回しにしがちでした。

ですから、粘土のように好きな形に作り変えられる可塑性が脳にもあることに正直驚きを隠せませんでした。

 

解りやすい例では「脳梗塞」を発症した時脳の細胞の一部が失われてしまうと再生はされませんが、

神経細胞(ニューロン)の入力の一部が損傷して変形するとシナプスの空きができて、

新たなシナプス接続が作られて損傷した機能が代償される場合があるということです。

 

脳卒中患者へのリハビリでは、子供がはじめてつかまり立ちをした時や歩き始めた時などに

たくさんほめてあげる事のように、繰り返し励ましやほめることで刺激を送ることが大切だといいます。

それは、生きている細胞に情報を送ることで、軸索とシナプスの結合を活性化させることができるので

リハビリの開始が少しでも早いことが重要になっています。

それでは本日はこの辺で。

脳の健康はもう少し続きますので宜しくお願い致します。

 

過去のブログで脳のことや睡眠に関わるホルモン等取り上げていますので是非、参考にお読みくださるとうれしいです。

参考になりましたら「いいね!」「応援!」ボタンも宜しくお願い致します。

 

2014.11.5 7 幸せホルモン不足

  1. 12.17 19 睡眠ホルモン メラトニン

2016.11.16 運動と脳の働き

2017.4.30 脳の話 前頭葉・5.20 側頭葉・5.23後頭葉・5.29頭頂葉

2019.元旦 日野原先生の睡眠の仕方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


脳と睡眠

2022年03月20日 10時58分24秒 | Weblog

こんにちは

3月半ばも過ぎましたが、夏日のような気温もあれば急に冷え込んで

衣服の調節に戸惑うような気温の変化が続きます。

皆様もどうか上手に対応しながらお過ごしくださいませ。

さて、健康塾では暫くリモ-ト教室が続いています。

長いお休み期間もありましたが

やはりお顔が見えて、一言でも近況報告が聞けることは大変嬉しく思います。

2月、3月はテーマが「リンパ」ですが、ミニ講義10分を取り入れその後1時間は

主要リンパ節を活性化する動きやセルフドレナージ、筋肉ポンプへのストレッチ運動、呼吸法、

むくみ解消のツボなどご紹介しながら進めています。

 

4月、5月は「ホルモン」をテーマにプログラムを構成中です。

今後健康塾通信の中でも発信して参りますので宜しくお願い致します。

それでは今回のタイトル「脳と睡眠」について

かつて学んだ『人間科学概論』を紐解きながらお伝えいたします。

 

私たちは1日を周期として睡眠と覚醒を繰り返していますが、

すっきりと目覚めた時は気分も爽快になります。

 

蛇足になりますが、昨年8月に主人が突然、交通事故に巻き込まれ

重症を負ったその日から退院を迎えるまで、夜中の2時半になると決まって目覚め

その後は眠れず長い1日が始まっていました。もっとも、夜は8時には眠りについていましたが。。。

具体的に夜中に何をしていたかですが、ひたすら片づけることと掃除でした。

現在のようにお仕事などが多様化していると、

夜中に起きて作業することは稀な事ではありませんが。。。。。 

今ではあの時間は私にとりまして、必要な時間であったと振り返ることが出来ます。

 

そのかいあって主人が帰宅するまでには介護用ベッドのスペースも、

部屋の安全な同線や本当に必要なものの分別もでき、引っ越し以来の断捨離が出来ました。

 

我々の脳にはあらゆる機能がそれぞれの場所に存在していて、

ブロードマンの脳地図によると1から52の番号が付けられています。

しかもそれぞれの役目は単独ではなく連携して機能しています。

例えば私たちの住まいでは、キッチンの引き出し戸棚なども整理して道具や食材、

調味料などの役割分担がスムースに出来るよう工夫することで御料理がしやすく無駄も省けることに繋がります。

 

先ずは生活の基盤を整えることで、身体の健康や脳の活性化にも大きな影響があると

思います。

 

では、睡眠が人間にとってなぜ必要かについて、

古くは身体と同様、脳と心を休めるためという考えは主流でしたが、

脳波の研究が進むにつれ脳は睡眠中に完全に休んでいるわけではないということがわかってきたと言います。                                                                                                                                                                   

睡眠中の脳波は睡眠の深さによって変わり、眠りが浅いとシーター波が、深いとデルタ波が出ていて、

脳波の記録によって人の覚醒と睡眠状態を知ることが出来るので、脳が死ぬと脳波も現れないので脳死の判定にするようです。

 

我々の脳には1000億個以上の神経細胞があって大脳皮質の睡眠中枢の働きで睡眠状態が作られます。

このようにまるで緻密なコンピュ-タ-が内蔵されているような脳内では

睡眠だけではなく、運動・発語・感情・思考・判断・体性感覚・味覚・視覚・聴覚・言語理解

などの情報処理が行われているのです。

 

では続きは次回また

 

追伸

3月はひな祭りの月です。昨年はお雛様を出すこともできませんでしたが

今年は、気持ちを切り替えていろいろな出来事に押しつぶされることなく

そういう時こそ、生活に潤いをという思いから、日々楽しもうと心掛けています。

 


寝ること

2022年02月22日 07時22分22秒 | Weblog

 

2022年2月22日は猫の日です。

ねこの語源が「寝子」という説があることは、聞いていましたが我が家で暮らしていた愛猫ジジも1日の大半を寝ていました。

睡眠時間が長いのは、ネコ科の動物である肉食動物に共通しているようで、それは高カロリー食なので何度も食べずに済むため寝ることでカロリーの消費を抑えているようです。

ジジは元々捨て猫でしばらく外の生活をしていた為か、時々我が家を脱走して野良猫とけんかしては傷ついて帰ってきていました。

そして、家の中では全く無防備でお気に入りの枕を使い仰向けで寝ていた姿は愛らしく目に焼き付いています。

雷と共にやってきて雷と共に去った愛猫ジジが16年共に寄り添ってくれ愛と癒しを与えてくれたことに感謝しています。

ところで、人生の3/1を占めている睡眠ですが、米国国立睡眠財団による睡眠時間のまとめを参考にすると下記のようになっています。

未就学児(3~5歳):10~13時間
小学生(6~13歳):9~11時間
青年(14~17歳):8~10時間
若年成人(18~25歳):7~9時間
成人(26~64歳):7~9時間
高齢者(65歳以上):7~8時間

 

昔から「寝る子は育つ」といわれていますが、医学でも睡眠中には『成長ホルモン』が分泌されていて、

私たちが寝ている間にはノンレム睡眠レム睡眠を交互に繰り返していて、

寝付いてからの1~2時間後が最も成長ホルモンの分泌が多いと言われています。

最近の生活リズムが夜型になっていたり、就学児童の塾通いなどの影響で

寝不足の子供は前頭葉の働きが低下するという研究報告もあります。

 

(=^・^=)補足です。

(=^・^=)『成長ホルモン』とは小児期には骨や筋肉を発達させ、思春期には性的な成熟を促し代謝機能にも関わるので

     成人期以降は細胞の修復や疲労回復といった役目を担います。

(=^・^=)『ノンレム睡眠』とは身体も脳も休眠状態のこと

(=^・^=)『レム睡眠』とは身体は眠っていても脳は起きている状態のこと

(=^・^=)前頭葉は大脳の一番前の部分に位置して、意欲や感情制御、判断や社会性などに関わる機能を担います。

 

では、次回は睡眠と脳について、もう少し掘り下げて私たちの健康について

お伝えして参ります。

我が家のねこコレクションから


ステイホームでも筋力アップ

2022年01月21日 06時25分58秒 | Weblog

散歩で見かけたおしゃれなアレンジ

大寒を過ぎて、今朝も良く冷え込んでいます。

北風が頬をさすように冷たく、知らず知らずに背中を丸めて

肩に力が入っていることもあるかと思います。

 

寒空の毎日ではありますが、再び急激な感染拡大に伴って

神奈川も含め19日にまん延防止等重点措置が適用されました。

 

そこで、ワクチン接種済みの証明が重要になりますが

「不要不急の都道府県間の移動は、極力控える。」ということで

再び行動制限も出てきます。

 

コロナの出現から、「ステイホーム」という言葉が世間で呼びかけられ

マスクの着用が必要となりました。

出かけるべからず、しゃべるべからず...

これは健康問題には大きな影響を受けてきました。

凍り付いた葉

歩かなくなること、人と会わなくなりコミュニケーション不足になると

一気に『コロナフレイル』が加速します。

 

感染予防の対策は欠かせませんが、

・運動

・食事

・対話

この3つは認知機能低下を防ぐ手段になります。

 

家の中だけで過ごしていると筋肉が減っていきます。

データーによると元気な高齢者でも脚の筋肉は、2週間で

3.7%減少して、60歳から80歳の日本人は平均で1年に1%ずつ

脚の筋肉が減っているそうです。

 

また、筋肉の衰えに伴い血糖値の上昇・血圧と脂質が上がると動脈硬化も進行します。

更には、心筋梗塞や脳卒中のリスクに繋がりますので

僅か3分でも歩く事、筋力トレーニングなどは大切です。

工夫次第では室内でも可能ですので日々運動を心掛けたいですね。

散歩で見かけた床屋さん

健康塾でもコロナ以来、リモートでの教室に移行しています。

1時間の中で関節を動かし、ストレッチや呼吸法、ツボの刺激やマッサージなど

自分の身体と向き合い、皆さんとのちょっとしたおしゃべりタイムで

情報交換をしています。

 

さあ、厳寒の日々ではありますがお気に入りの場所や自然スポットを

見つけに歩いて出かけましょう!

大きく深呼吸ながら手足を伸ばして

からだの隅々まで酸素を送り込んでみましょう!

運動は免疫力を高めてくれ、感染や重症化のリスクも下げてくれるといわれています。

 

また、感染防止をしながらも、交流して対話することは認知機能の向上になりますので

この「まん延!」を前向きに乗り越えたいと思います。

本日の写真は、散歩しながら出会った楽しくて素敵なスポットでした。

では、今日も元気で無事故の1日になりますように❤

壁の踏切信号


過去との出会い

2022年01月03日 04時51分31秒 | Weblog

友人の手作り

今年は三日連続で更新していますので宜しくお願い致します。

 

早朝の冷え込みは、肌を刺すような冷たさがありますが、

関東の三が日は太陽に恵まれて穏やかなお正月になりそうです。

新年ではありますが、本日は昨年大晦日の出会いにきっかけを貰って

ざっくりとしたブログの歴史なども書き留めておきたいと思います。

      

さて、健康塾通信は2004年6月にスタートして、3年のブランクがありましたが

2007年1月の再開からは、細々と本日に至っています。

※テーマ※

≪皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる

健康法をお伝えいたします。≫

 

このようなテーマを掲げていますが、内容は多岐にわたります。

私自身基本的には「美容と健康」を基盤としてこれまで学びスキルアップして参りました。

 

分野は自然運動・モダンダンス・ヨガ・導引・太極拳などの運動系、自然食・食養分野から

専門の資格は、美容師・鍼灸マッサージ師・医療のリンパドレナージセラピスト・健康運動指導士を取得し、

講演活動や健康塾(体操教室)・治療師として、それぞれの情報を健康塾通信などで発信して参りました。

 

68歳の今、有難いことに子育てや介護の経験も経ることによって、

子供から高齢者への健康についての経験も活かされています。

 

「健康」という言葉が世の中で言われ始めたのは明治時代以降と言われています。

その歴史をさかのぼると日本人の持つ健康への観念は、

この世に生を受け生きていくことによって

個々にもたらされる生活そのものから生まれ、時代と共に変化してきたと思います。

  

現在のように多様化、高度化している生活では、運動・食品(水、サプリメント含む)

・健康器具・美容器具・家庭用治療器等による「健康法」は日々進化し増加を続けています。

 

日本国憲法第25条に「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」

このように記されていますが、健康で文化的な生活には住環境の整備は欠かせないと思います。

 

特にコロナ禍においては手指の消毒や住まいの清潔維持なども重要になっています。

それに伴い衛生環境の必需品として衛生薬品の充実だけでなく、

除菌消臭器・空気清浄機・除湿機・加湿器等々

様々な家電の需要が高まっています。

余談になりますが、トイレはウオシュレットの普及で

家電に分類されていることを最近知りました。

そして、基本的な清潔維持のためには日々の整理・整頓・清掃が最重要になります。

 

ところで、我が家はいろいろな状況下で5回の引っ越しを経験しました。

特に夫の職業が転勤族だったわけではありませんが、

引っ越しは、片づけの絶好の機会となります。

5回目が終の棲家となりましたが、5年前の引っ越しから手を付けていなかった

不用品の整理など、昨年夏の夫の事故が私の片づけ精神に火をつけました。

夫の入院中は夜中に目が覚めるようになって、時間もたっぷり

倉庫やクローゼット、ベランダの物入れ、下駄箱、食器戸棚などなど。。。

片づける場所もたっぷりと用意されていました。

倉庫や物入れには、アルバムに貼られていない膨大な写真もありました。

懐かしい写真を見始めると、作業が進みませんでしたが

再び過去と出会うことができ、ときめきのプレゼントもありました。

 

廃棄するものは分別処理し、最終的には軽トラック1台分の不用品を処分しました。

「いつかは使うかも。。。いつかは着るかも。。。」という思いが先行していましたが、

リユースしたりリサイクルするルートも見つけスペースを確保できました。

実は私は小学校低学年の頃、近所では「お片づけのキミコちゃん」と呼ばれて重宝がられていました。

特に、引き出しの整理が得意で楽しくてたまりませんでした。

当時近所で勉強を教えてもらっていた高校生のお姉さんの

机の引き出しを整理したことがきっかけですごく喜ばれるようになり、

次に台所の引き出しや戸棚の整理整頓までも頼まれた時には、ご褒美もいただいたものです。

なぜか、整理整頓は私にとってウキウキする時間でした。

 

引っ越しを重ねながらそんな特技も時折顔をのぞかせていましたが、

しばらくは忙しさの中でお片づけのキミコちゃんは息をひそめていたのです。

 

それが、60年の年月を経て復活いたしました。

お陰で今回は、たくさんの「過去との出会い」がありました。

 

そして、どこを探しても見つからなかった一通のお手紙が、

大晦日に本棚の積み重なられた書類の中から見つかりました。

やはり大切にしまい込んでいたんだと思い感動でした。

そんな出会いを写真に収めましたので、ご覧いただけたら幸いです。

 

昨年は、臨死体験の頁で家族や自分の体験を書きましたが、

最初に自身の体験を再確認したきっかけは

NHKの番組を通して、立花隆さんより頂戴したお手紙でした。

 

貴重なお手紙が不明で、ブログでこのテーマを取り上げる時には見つかりませんでした。

でも、大晦日に再び目にするご縁をいただき、感動いたしました。

 

  

 

健康塾は、二人の息子たちが通っていた保育園で「健康塾こどもぐみ」としてスタートしました。

第1回の発表会は、武蔵小杉の中原市民館で開催、2回目は保育園のホールで開催したものです。

懐かしい写真から抜粋しました。(一晩で書き上げたスーパーサイア人、孫悟空の背景画も懐かしい)

あの頃の子供たちは、ママやパパになって子育てに奮闘していらっしゃることでしょう。

 

今回も長くなりましたが、大晦日の出会いをご紹介いたしました。

環境を整えることは、住環境の健康であり心身の健康でもあると改めて実感しています。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

 


初日の出と初富士

2022年01月02日 04時59分41秒 | Weblog

2022年も2日目の朝を迎えました。

元日の更新は夜中でしたので、その後6時半くらいになってから初日の出を見に行きました。

今朝は、先ず昨日の朝散歩の様子をお伝えいたします。

 

とても冷え込んでいたので、カイロをポケットに入れたりしっかりした防寒対策をして出かけました。

5分くらい歩いてその先の農道の坂を少しあがっていくと、東側に広がる舞岡の森の方角に

オレンジ色に明るくなってきているポイントがありました。

 

じっくりとその方角を見つめていると、7時過ぎてゆっくりと顔を出し始めた初日の出が

エネルギッシュで神々しくまばゆい光であたりを照らしてくれました。

なぜか神聖なものを見た瞬間に経験したように心が浄化されていくのを感じて

身体が熱くなり沸々と力がみなぎってました。

太陽のエネルギーからは、日々の生活に大きな恩恵を受けていますが、

今年はこの瞬間が見れた感動で1年が明るい光で照らされているようでした。

 

帰り道は西側に美しくたたずむ富士山の見えるスポットを回りながら、

最後は自宅マンションの7階の撮影スポットで富士山の姿を写真に収めることが出来ました。

  

 

我が家は偶然にも、こちらに引っ越して1年後には、西側にあった小高い丘が削られて、

3階のキッチンに立つと雪を頂いた部分から右のすそ野半分以上は美しい雄姿を見ることが出来るようになりました。

良く晴れた朝は太陽が富士に反射して薄い紅いろに染まることも、またそんな日のマジックアワーの頃は、

ダイナミックでアーティスティックなシルエットが展開されます。

そんな時は作業を中断しても美しい雄姿を妨害物なく見るために7階に上がります。

富士山の姿は変わらずとも、空の色や雲が二度とない演出をしてくれるのが最高に見応えあります。

ところで、皆さんは初夢は見ましたか?

初夢はいつ見る夢かといろいろ説もあるようですが

時代によって違いもあり、事始めが1月2日ということで、

2日から3日に見る夢という説もあるようでした。

しかし、現在は「新年になって初めて見る夢」と捉えているようです。

 

また縁起の良い夢と言われているものに「一富士二鷹三茄子」があり、3つの中の一つに富士山が登場しています。

そのゆえんは  高くて美しい富士山が夢に出てくると、末広がりの繁栄する年になるとか、

富士を「無事」や「不死」にかけて縁起の良い夢になっているそうです。

 

私は主人の事故以来、明け方に目覚めることが多くそのまま朝を迎えているので、近頃は夢を見ている覚えがありません。

でも、今年はじめての夢を是非見たいものだと今日明日はしっかり睡眠をとりたいと思います。

 

では、皆様も健康維持のために大切な睡眠は、質の良い眠りをして

すっきり新年の日々をスタートしてみましょう。

 

今日はこの辺で


2022年元旦

2022年01月01日 00時12分35秒 | Weblog

 

皆様、明けましておめでとうございます。

令和四年の幕開けです。

北国では雪が降り続いているようですが

太平洋側では初日の出も見られるようで、早朝散歩が出来たらと思っています。

 

ところで、春告草という呼び方をご存知でしょうか。

白梅紅梅

春告草(はるつげぐさ)は梅の異名と言われていますが、春を告げる風を待って咲くことで

風待草(かぜまちぐさ)など他にもたくさんの風流な呼び方があるようです。

 

厳寒の初春を迎え、寒さの中でどの花よりも早く咲き、薫り高い梅の花に思いを巡らせました。

ここ何年かの息詰まるようなマスク生活の中で、

早くこの閉塞感から平穏な春が来ることを誰もが感じていることかと思います。

 

そして、大きな深呼吸と共に五感を癒してくれる梅の香りは心が安らぎますね。

 

梅は花だけにとどまらず「梅干し健康法」など、

昔から日本人の日々の健康には大切な存在です。

特に寒い冬の時期は、咳止めや解熱の薬効もあります。

 

また、梅の字の中に「母」があることで中国ではつわりの時に

梅の実を食べるということを聞いたことがありました。

 

「冬は必ず春となる」と言われるように、

特に寒さに弱い私は厳寒の中でも負けないよう、

心身の健康を育みながらあたたかな春の季節を迎えたいと思います。

 

更に今年の抱負として、

自分も回りも励ましていく年にしていきたいと思っています。

「励まし」は勇気と力を与える事ができる誰もが持つ「人間の能力」ですから。。。。。

それでは、本年も皆々様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

引き続き「健康塾通信」も宜しくお願い致します。

 

2022年 元旦  健康塾主宰 古賀公子

 

 

 

 

 

 


いのち 人生のふりかえり

2021年12月24日 06時49分16秒 | Weblog

今年もあと一週間となりました。

皆様、この一年も「健康塾通信」をお引き立て下さいまして

誠にありがとうございました。

 

先日の冬至もあっという間に過ぎ、朝はかぼちゃのお味噌汁、夜はゆず湯と、

ならわしどおりの日を過ごしました。

さて、「いのち」の頁も今回でひと区切りにしたいと思います。

 

前回の4歳の体験から高校1年になった時、彼は薄れる意識の中で

いのちの危機、まさに恐怖体験を感じたことがありました。

 

夏休みの、アメリカンフットボールクラブでの合宿の時でした。

茨城県波崎の海岸を、防具をつけたままスイッチバックというトレーニングの最中でした。

本人には記憶がありませんが、チームメイトの証言では

『ホイッスルの合図でひたすら繰り返し走っていて、最後のホイッスルの合図で止まることなく

叫びながら違う方向に走り出して倒れた。』という事でした。

この時すでに意識障害が出ていたのではと推察されます。

 

ユニホームは切られ、氷で応急措置をされていたようですが

既に2人が救急車で運ばれていて、彼は搬送まで少し待たなくてはいけなかったようです。

私は顧問から連絡をもらい夫婦で遠く離れた病院に駆けつけ

やっと息子に面会できました。

 

その時の様子で身体は焼け付くように熱いはずなのに、救急車の中では身体が氷のようにどんどん冷たくなっていくのを感じて

「僕はこのまま死んでしまうのかもしれない」と当時を振り返り話してくれました。

原因は『熱中症』でした。

退院後地元の病院を受診して、主治医からは熱中症による意識障害が起きていてとても危険な状態だったこと、

熱中症では『多臓器不全』で死に至ることも聞き、この時もいのちが助けられたと感謝しました。

 

今年の8月の夫や4歳の息子の『幽体離脱』という臨死体験を含め私は

自らがそれに近い『不思議体験』をしているので、二人の体験をすんなり受け入れることが出来たのだと思います。

しかし、家族のこの体験をもとに私の過去の体験も含め、

『臨死体験』のことを調べてみることにしました。

 

コペンハーゲン大学の神経医学の研究者、ダニエル・コンドジエラ博士

たちの研究チームが「臨死体験」を調査して以下のようなデータを発表しています。

臨死体験(以下、NDE)を経験したと証言する人々のうち、

87%が「時空の歪み」を経験、

65%が「異常な思考速度」を、

63%が「あり得ないほど鮮明な感覚」を感知していて、

53%が「幽体離脱」のような状態を経験したと、

調査結果は表しています。

≪幽体離脱は体外離脱ともいわれる体験(Out-of-the-Body Experiences. 以下 OBE と略す)というのは、

何らか の原因で自己意識(見ている自己)が自分の身体から離脱して、上から自分の身体や周囲 の事象を見下ろすという現象である。≫

 

次は立花隆さんが、国内や海外に赴き臨死体験などをされた方々にお会いして

取材をされてきたなかで次のようなコメントがありました。

『人生の再体験というのは、臨死体験でなくても事故等から奇跡の生還を遂げた人の体験談として聞いたことがありました。

例えば高い所から落ちて行く数秒の間に、それまでの人生で体験したことが一度に通り抜けて行ったと、

時間的にはあり得ないことを話す人がしばしばいるということは知識としてありました。』

 

これは臨死体験とまでは言わないにしても、死の入り口にとても近い体験かとも思います。

私の経験した不思議体験と酷似していました。

21歳の時、下り坂の急カーブで自転車のブレーキが効かず

気づいた時は面前にバスが迫っていて。。。。このままではバスに追突するか、湖に落ちるか。。。

山中湖での早朝サイクリングで起きた当時の記憶は光景と共に

今でも鮮明に脳裏に焼き付いて忘れることはできません。

 

私は迫っているバスの運転手のこちらを見る怖い目をはっきりとらえていました。

しかし、次の瞬間にはまるで映画のスクリーンのようなものが

目の前に広がって、そこにいたのは幼い自分の姿でした。

大好きな大きなフリルの襟の白いブラウスとタータンチェックのスカートを着てしゃがみながらこちらを振り向きました。

おそらくアルバムの1枚であったと思います。

それから、次々自分の姿が変わり最後には高校生のセーラー服姿の自分が映りました。

同時に頭が最高に研ぎ澄まされフル回転しているのを感じ

「このままバスに追突して死ぬかもしれない。」そう思いました。

そして、「神様、わたしはまだ死にたくありません。これまでの行いが悪くて

このような罰を与えられるなら、いい子になりますから許してください。」

心の中で叫びました。私はこのころ神仏に対しての信仰は持たず

なぜこのように『神』に懺悔したのかもわかりません。

さらに続いて、

「そうだ!助かる方法があるはず!」そう思って

確か3つ浮かび「自転車から飛び降りるんだ!」という

指示なのか考えが浮かんだ瞬間、身体が動いていました。

 

一緒にサイクリングをしていて私の後ろを走っていた友人の証言によると

間違いなくバスに突進していた私が、急にハンドルを切って

バスにぶつかることなく、自転車は坂道を転がり私はバスのすぐ横に

倒れこんだということでした。

打撲と擦過傷ですみました。

わずか数分?いえ数秒の事だったと思います。

 

まさに、人生を振り返った21歳の『人生の再体験』です。

今でもあの時の自分は最も頭がさえわたっていたことは確かで、

68歳になった現在もあの時の脳の思考速度は超えたことはありません。

 

実はだいぶ前、立花隆さんのNHKの番組で臨死体験をテーマにしたことがあり、たまたまその番組を見ていました。

登山家が遭難して山を転げ落ちる時に

人生を走馬灯のように振り返るとコメントされていたのを聞いて、

私の体験と近いと思いました。

こういう体験はなかなか話しても受け入れてもらえなかったので、

はじめて同じ体験を共有できる場面に遭遇し私はNHKに電話をしていました。

「問い合わせを頂いた方に立花さんから参考にしたい旨、お便りかお電話をしたいので連絡先をお聞きしたい。」

とのことでこの時は了承しました。

かなりしばらくして立花隆さんから封書が届きましたが、残念ながらその時は子育ての忙しさもあって

自分の貴重な体験を静かに温めていたいという願望が強く働き、折角のご希望にお答えできませんでした。

立花さん亡き後、残ってしまった後悔です。

 

「私の人生再体験」はまさに死を直感した瞬間に働いた脳の不思議体験として、

あの時の体験が今の自分を作り上げていると深く確信しています。

 

それは、毎年事故の8月29日に「今年も生きていてよかった」と感謝すること。

そして、その日から「助けられたいのち、この先の人生は人に役に立つことをさせてもらいたい。」

そう誓い、人生観が変わり今日まで前向きに生きてこられたことです。

 

長くなりましたが、最後に

文部科学省 私たちの道徳 中学校 活用のための指導資料より「生 命 」 を 捉 え る 三 つ の 観 点』の追記をします。

偶然性…自分が今ここにいることの神秘性 ⇒自己の存在についてプラス思考で捉えるようにしたい。

有限性…一つの生命には終わりがあるもの 一度失っては取り返しがつかないもの ⇒生きていることを大切にする心情を引き出し、

かけがえのない貴重な一日を精一杯生きてい こうとする思いを養いたい。

連続性…過去から現在へ、そして未来へと連綿と受け継がれていく生命 ⇒家族との結びつきを再認識し、

自分も脈々と続くであろう生命の環の一つであることに気づ かせたい。 

 

それでは2021年を健やかに締めくくりたいと思います。

 

どうぞ皆様も良いお年をお迎えくださいませ。

大変ありがとうございました。

       今年の12月玄関飾りから

健康塾 古賀公子


いのち 4歳の記憶

2021年12月16日 07時14分05秒 | Weblog

日々季節が進み、朝晩の冷え込みも一層強くなりました。

この冷え込みは地表面から熱が放出されて冷えるためで

天気予報では「放射冷却」と言う言葉を耳にします。

日中は太陽の恩恵を受けて太陽光線を吸収して熱をもらっているので地表が温められているのですが、

夜は太陽光線がなくなり地球自体は赤外線という熱を放出し続けているため地表が冷えていく現象ということです。

これからは益々冷え込み対策をしっかりしたいと思います。

さて、今日は臨死体験に話を戻して家族に起きた実体験をお伝えします。

長くなりますが、お時間がある時最後までお読みくださると有難く存じます。

 

彼がはじめに「対外離脱」を体験したのは僅か4歳でした。

この年は幼児たちの間で無菌性髄膜炎が流行していました。

無菌性髄膜炎は後頚部、つまり首の後ろが硬直(項部硬直)するため仰向けにして頭だけを持ち上げようとしても上がりません。

首から肩まで硬い板のようになる髄膜刺激症状です。

その始まりは、3歳から5歳に多いといわれる「おたふくかぜ」のあと発症しました。

いったん、おたふく風邪の症状が治まった直後から40度を超える熱と脱水症状、嘔吐を繰り返しました。

 

かかりつけの小児科を受診して、直ぐに無菌性髄膜炎の疑いがあるため総合病院への

受診を勧められました。

 

その後、髄液検査によって髄液細胞数の増加を調べ、増加していることで入院になりました。

 

髄液検査は、体を横向きでエビのように丸くして腰部の脊髄から針を刺して、脊髄腔(骨髄と硬膜の間の空間)から髄液を採取します。

 

親は処置室に入れず、処置室では頭と体幹部、脚を3人の看護師に抑えられて医者によって処置が行われます。

 

この検査を受けたのは入院時と入院中、退院時の3回でした。異変が起きたのは2回目の髄液検査の直後でした。

1回目の処置では何度か泣き声が聞こえましたが、その後の異変はなかったものの、

2回目の時は時間も20分以上かかり、断続的に泣き声が聞こえました。

 

当時、公衆衛生学教室の研修生として、針麻酔などに関わり麻酔科医と共に研究していた夫に

髄液検査時に使う針や採取方法の書かれた本を見せてもらい、断続的に泣いていたのは脊髄腔を上手にとらえられず、

何度も針の刺入を繰り返していたせいではないかと思いました。

 

わが子の泣き声が途切れながら繰り返される間、私は何か危機的な状況を感じ取っていました。

そして、ようやく処置室から医者に抱きかかえられて出てきた姿が

1回目とは明らかに違いがあり、更に異様な強い危機感を覚えました。

 

看護師が先を歩きその後に医者が息子を抱きかかえたまま一番遠くの病室に向かって歩いていく間、

私はまるで金縛りにあったように身体は硬直して、

その様子を呆然と眺めていて後を続いて行くこともできませんでした。

 

そして、息子の病室に近づいた時、彼はまるでイキのいい魚が暴れるように体を大きく痙攣させたので

医者は「おい、大丈夫か、しっかりしろ!」と大きな声を出しました。

 

私はその声にはっと我に返り、息子のもとへと走っていきました。

 

息子の痙攣したような動きは静まり、そのままベッドに寝かされ、

「目が覚めてもしばらくは頭を起こさないように」と医師から告げられました。

 

処置の翌日、息子は背中がかなり深く曲がったままになり、医師に聞いてもどうしてか答えてもらえませんでした。

私はマッサージの資格を持っているので毎日背中のマッサージをする許可をもらい病院に通いました。

そんなある日、看護師が背中に貼られた大きなパットを剝がして消毒するときに、

腰に無数につけられた針の先で黒ずんだ後をたくさん目撃しました。

 

その後、最後の髄液検査の時は1度泣き声を聞いただけでしたが、3回とも処置をした医者が違っていました。

「おたふくかぜの合併症で難聴になることもあるので、今検査をしても年齢的にわかりづらいので、

一年後に耳鼻科を受診するように」と言われ予約して退院しました。

 

全てが明らかになったのはそれから一年後、

耳鼻科受診で5歳になった息子と久しぶりに入院した病院に行き、

待合スペースの長椅子に座ると息子が一年前のことを話し始めました。

 

あれから一年も経つのに入院中担当したの3人の医者の名前を憶えていてスラスラと言えました。

 

そして、いきなり語り始めました。

「2回目に髄液を採った後とても怖かったんだよ。看護婦さんの後から先生に抱っこされて

どうして僕は天井を歩いているんだと怖くなって、そうだ眼を閉じれば見えなくなると思って目を閉じたんだよ。」

 

この話は、私が一年前に金縛りにあったように動けないまま見た光景そのものでした。

 

彼は体外離脱をして、天井から自分の姿を見ていたのでしょう。

当時はまだ幼く、それが天井を歩いていたと思ったのにちがいありません。

医者が突然痙攣した息子に驚き、声をかけた時元に戻ったのでしょう。

 

しかし、今なら間違いなく彼はあの時いのちの危機にあった事、

そして2度目の髄液検査で腰が年寄りのように曲がってしまったのは、

あまりの痛みによる背中の筋緊張によるものが影響していたのではと想像できます。

 

もしあの時、息子の命が失われていたら、医療ミスを病院が認めたかどうか?わかりません。

でも幼い子供が恐怖体験としてそれまで一度も口に出さなかったことを、一年後再び病院に来たことで記憶が蘇ったのでしょうか。

 

母として一年前の目撃者として、あの日見たすべての事実が符号して腑に落ちました。

 

この事実は決して繰り返されてはならない未熟な医療従事者へ、

声にはならない幼子の体験として父になった今も彼の記憶にも残っています。

 

最後までお読みくださり有難う御座いました。

 


いのち 日野原先生の言葉から

2021年12月13日 07時24分38秒 | Weblog

おはようございます。

今日も暖かい日差しに恵まれるようで有難いですね。

旧暦では師走、「師匠の僧が仏事のために走る程忙しい月から」と言われるように、年の瀬は気ぜわしく忙しい時期ではあります。

師走の他にも陰暦などでは別の言い方が幾つもあるのですが、

梅初月(うめはつづき)はこのころより梅が咲き始めるので、

 春待月(はるまちづき)は新春を待つ月。

三冬月は初冬・仲冬・晩冬の3か月(陰暦の10~12月)

どれも趣があっていいと感じますが、やはり 春待月が最も好きな異名です。

  

さて、今回も「いのち」について書いていきたいと思います。

ご心配おかけしています夫は、電車の移動や同じ動作の維持などはだんだんと時間を延ばせるようになっています。

しかし、頸部の骨折が完全に治癒しておらず、装具をまだ外せないため頸の筋力も衰え、頭痛や肩こり、腰痛を引き起こしています。

そんな中でもお陰様で歩けることによって、通院以外の世間との繋がりが徐々に広がってきています。

このまま後遺症が続いたり新たな症状が出ないことを祈る日々です。

救急搬送された聖路加国際病院には大変お世話になり、今後も頸部の画像診断を

定期的に受けることになっています。

ところで、この病院の理事長をされていて105歳で人生を全うされた、日野原重明先生のことは多くの方がご存知かと思います。

私は先生のご講演をお聞きする機会がありましたがご高齢の身になっても

長時間のご講演をご自身の脚でしっかり立って最後まで熱演されていたお姿は目に焼き付いています。

お亡くなりになる数か月前まで患者さんを診ることも続けられ、生涯現役を貫いた医師でした。

 

また、日野原先生は小学生たちにも「いのちの授業」の中で多くの言葉を発信していました。

いのちの大切さ」のご講演から

 

『いのちは見えないもの。

それは風のように、その影としての梢のゆらぎや、雲の流れていることの本体は頭では分かるが

その本体を心で感じることは難しいものです。

いのちは自分でどうにでも使える自分が持っている時間なのです。・・・・・・』

 

日野原先生は絶えず5年先のことを考えて行動され、毎日が「今日も目が覚めて良かった」と

おしゃっていたとお聞きしました。

 

私もいのちの大切さをかみしめながら、この先も心と身体の健康を基盤に日々育んでいきたいと思います。

 

さあ、この1週間も目標をかかげ、計画をして過ごして行こうと思います。

皆様もどうか無事故ですてきな日々になりますように❤

 


いのち 守る現場と活かす現場

2021年11月27日 11時38分11秒 | Weblog

今月も終わりに近づきました。

太陽の恩恵を受けている間はポカポカとしていてコートも要らない小春日和ですが、風

の強い日はやはり、季節が進んでいるのを実感します。

ところで、先日我が家と同じ区内で起きた交通事故のニュースに思わず震撼しました。

この事故に巻き込まれ一瞬のうちに大切ないのちを奪われてしまったお二人のご冥福を

こころよりお祈り申しあげます。

更に負傷された方々が後遺症なくご回復されることをお祈り申しあげています。

自分の身近な体験からと言うこともありますが、交通事故のニュースの多いことや、同

じ様な犠牲を作らないためにも、多方面からの改善策が重要だと実感しています。

 

特に、交通事故の被害者に多いのは、かろうじて命が助かったとしても長引く「後遺症」の問題です。

かなり重篤で大きな障害が残ることや、頭部への挫傷の多くは頭痛や吐き気に襲われる事など

日常生活にも支障が出る様々な辛い症状が多いことです。

 

今回は、事故や急病などで一刻を争う現場での仕事を業とする医療スッタフの事を

感謝を込めて書いています。

突然の事故により救急車で運ばれた病院で症状が安定するまで、

必要な場合は緊急オペになったり、怪我の程度による加療がなされます。

 

この急性期の病院の役割は、まさに「いのち」を救うことが使命とされていて、

退院して必要な場合は回復期のリハビリテーション病院に転院することになります。

 

回復期のリハビリテーションへの入院患者さんは厚労省があらかじめ定めた疾患の条件や入院期間があります。

ここでは一人一人に合わせたプログラムの実施計画が作成され、日々のリハビリが始まります。

 

今回はコロナ禍で、回復期のリハビリ病院に移った際は、一度も入院病棟や病室を訪ねることはできませんでした。

本来は入院中にリハビリの状況を見学をしたり、2週間置きくらいのペースで

チーム医療スタッフとの面談があるのですが、それも電話に切り替わりました。

チーム医療のスタッフはそれぞれの分野のスペシャリストで少しの違いはありますが、

今回は医師、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、医療ソーシャルワーカーさんが

チームとなって、後遺症や怪我の回復のための加療、日常動作の向上のお手伝いをしてくださり

社会復帰や在宅復帰のサポートをしてくれました。

 

長引くコロナ禍の中で、医療従事者へのエールや感謝は続いていますが

私の経験した家族の交通事故でお世話になりました急性期の病院は、「いのちを守ってくれた現場」であり、

回復期のリハビリ病院はこれからの日常生活や社会復帰が可能なように身体の機能を「活かす」ことに特化した現場であると実感致しました。

 

現在、退院後のリハビリとして自宅から通いやすい場所で医療のお世話になっています。

「いのちがあって良かった」と毎日感謝の言葉を口にしている夫のサポートの役割を引き継いでいます。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。


いのち

2021年11月17日 04時56分25秒 | Weblog

こんにちは!

日増しに秋も深まり、あたりの木々も色づいて参りました。

今月は初めての更新となりますが、どうぞよろしくお願い致します。

健康塾では10月27日に久々の外ウォーキングに行きました。

午前中は降らない予報が小雨の山下公園になったのですが、

「秋バラを見る」目的も果すことが出来ました。

雨はお昼ごろにはすっかりやんで元町方面に歩を進めながら

代官坂を上りました。

 

そこは期待通りの住宅や山手地区独特の西洋館が軒を連ねていました。

帰り道は元町公園、外人墓地の小道を抜けて元町ショッピングストリートへ。。。

何と歩いた後のご褒美のように、予期せぬチャーミングセール開催中‼

コロナの影響で時期がずれたことで、思わぬ自分へのプレゼントも。。。。

今日はそんな思い出の写真を集めて、ご紹介しながら投稿したいと思います。

                

さて、今回は「いのち」をテーマに記事を書こうと思います。

皆さんの中には「臨死体験」をされた方あるいは聞いたことがあったり

なかなか現実的に受け入れられない方など様々かもしれません。

 

今回のテーマでは私を含めた家族に起きた事実上の体験を通して、

「いのち」について考えてみたいと思います。

もし、宜しければ最後までお読みいただけたら幸いです。

 

皆様も良くご存じのジャーナリスト・評論家としても

多岐ににわたりご活躍された立花隆さんが今年4月30日80歳でご逝去されました。

テレビ出演されていた面影をしのびながら心からご冥福をお祈りいたします。

 

その立花隆さんの執筆の中には「臨死体験」をテーマに書かれたものもあり、NHKでも

放送されました。

 

『臨死体験というのは、事故や病気などで死に瀕した人が、意識を取り戻した後に語る、不思議な視覚体験です。

体験者の多くは、自分の体から心が抜け出して、天井付近から自分の体や周囲にいる人たちを見下ろしたりします。

体外離脱と呼ばれる現象です。そして、そのまま心はトンネルを抜けてまばゆい光に包まれた世界へ移動して、

美しい花畑で家族や友人に出会ったり、超越的な存在(神)に出会ったりする。』

 

この解説や抜粋は当時の番組のものか、執筆の一部かはわかりませんが

命の危機から戻った方々の体験や話を基にした映画なども数多くあります。

映画「ゴースト」の中にもそのような場面をご覧になったことがあるかもしれません。

 

私が知った最も新しいその体験はパートナーである夫の事故直後でした。

もちろん本人は、当時の記憶は今でもすべては思い出せておらず、

やはり、体外離脱という強烈な体験だけははっきりと脳の片隅に

焼き付いていていたようです。

その記憶も救急搬送された病床で5日目位から少しずつよみがえってきたと言います。

ヒトには、「胸騒ぎ」を感じることがありますが私がそれを最も激しく感じたのは

実際の事故が起きる2分前、7時5分でした。

夕方6時に送ったラインがもう1時間も経つのに既読になってないと

確認した直後から心臓がざわつき始めました。

 

そのあとは、主人の携帯電話からの着信で救急隊員の声で交通事故を告げられた瞬間

おおきな叫び声をあげていました。

事実を受け入れられない自分と、でも今やらなければいけないことを

しっかり順序だてて行動に移した自分がいました。

その時夫は、私の叫び声が聞こえて自分の姿を見ていた自分が

いたと思い出したようです。

まさに「対外離脱」していたのですね。

 

前回のブログでもお伝えしましたが、救急搬送された急性期の病院で

主治医から、車に跳ね飛ばされ軸椎(頸の2番目の骨)骨折で

緊急オペにもならず、ましては脊髄損傷や脳挫傷にならなかったことは

何よりです。」と。。。

回復期のリハビリ病院に転院後、約2か月で退院した後に再び初めの病院で

画像診断を受けましたが、骨折部位の癒合は始まっていて、

頭部挫傷(硬膜外血腫になる場合も)の不安要素は消え、全身で26はりの挫傷・裂傷部位は

今後のリハビリで打撲等も含めて回復していくことに望みがつながりました。

 

この突然の事故以来、夫は「生きていてよかった!」という言葉を

連発するようになりました。

 

私たちがこの世に誕生してから

自分の寿命がどのくらいかは、約束事であっても未知の領域であり

どの様に病んだり、どんなことに巻き込まれるか、どんな出会いがあるかなど

全くわかりません。

でも、間違いなく尊いいのちが与えられ今を生きていれる実感は、

輝かしい奇跡といっても過言ではないと感じることが出来ると思います。

最後までお読みくださいまして、有難う御座いました。

もう少し「いのち」ブログは続きますので、どうぞよろしくお願い致します。

では皆様もお元気で無事故の日々をお過ごしくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


炭の秘密

2021年10月15日 20時19分10秒 | Weblog

久しぶりの寄せ植え

 

10月中旬になりました。今年の秋は寒暖の差が大きく感じます。

そろそろ紅葉の便りも聞けそうですが、開放的な気分をセーブしながらも

秋を楽しもうと計画中の方もいらっしゃるかも知れません。

ところで、大掃除は年末と恒例になっているかもしれませんが、寒さの苦手な私は

秋晴れの日に、外回りの窓やベランダそして、衣類の入れ替えなどもはじめています。

特に今年は特別の秋と誕生日が同時にやってきました。

誕生日のお花たち

9月のブログで少しお伝えしましたが、家族の交通事故から2か月、

安定期に至るにはもう少しかかりそうです。

そんなことも踏まえて、動けるときにコツコツと。。。不用品の片付けや部屋の空間を広げています。

 

ベランダの物入れを久々に開けたところ、箱一つ分のバーベキュー用の炭が出てきました。

これからはバーベキューの機会は無いので、晴れた日にしばらくは陽に当てました。

以前から、備長炭は飲料水や炊飯の時に活用していましたので、たくさんの炭の出現で

部屋の模様替えも兼ねあちこちに炭を置いてみました。

スミッコのデッドスペースにも置きましたよ。

          

炭の種類は主に5つに分けられるようですが、あまり馴染みがないとわかりませんね。

バーベキュー用の炭の種類はナラやクヌギなどの原木を焼いた国産の黒炭やマングローブ炭がほとんどかと聞きました。

特にマングローブやユーカリは輸入木炭で安価で手に入りますが炎や煙が出やすいといわれます。

 

それに対して白炭というのが備長炭で樫の木などの硬い木を高温で焼いているので炭素重度が高くて高価になるようです。

 

水道水を入れた器などに入れると、カルキが抜けミネラルが解けて美味しくなります。

ごはんに入れるとふっくら炊き上がります。

 

我が家は物置や下駄箱のスミにも瓶に入れて細かく砕けたものを置いてます。

 

備長炭の内部には小さな隙間があって、水や空気を吸収する力で湿気を吸収してくれます。 

 

その他に調べたことを列挙しますので、この機会に炭を見直してみては如何でしょうか。

 

・お風呂に入れるとお湯が柔らかくなる

・冷蔵庫・下駄箱・自動車内の消臭

・野菜や果物から出るエチレンガスを吸収して、鮮度を保持する

・床下に敷くことで、木材のカビによる腐敗を防ぐ

・白アリやダニの発生を抑える

・遠赤外線による温熱効果

・室内空間のマイナスイオン効果

・テレビやパソコンなどから出る有害電磁波による影響緩和

 

こんなにたくさんの効用があるスミにおけない炭の秘密を更に生活の中に取り入れ

これからも大いに役立てようと思いました。

では、みなさまの日々の健康と無事故をお祈り申し上げます。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

 


フレイルチエックと判定

2021年10月01日 06時03分15秒 | Weblog

おはようございます。

台風16号の影響で既に木々は揺れ、雨もだんだん激しくなっています。

大型で非常に強いという予報をじわじわと感じていますが、各地の被害が出ないことを

祈りながら危険な行動をすることも無いよう、みなさまの安全を願っています。

また、お仕事でお出かけの皆様はどうかお気をつけて。。。

 

それでは昨日に続き、フレイルチエックをやってみましょう!

 

バランスチェックでは、開眼片脚立ちを行います。

万が一ふらついた時のために壁や家具などの近くで行いましょう。

片足に体重をかけて、反対の足を床から少し浮かせて

ゆっくり30数えます。(30秒)

途中でふらついたら、そこで終わりですが初回にいくつまで

バランスを崩さず立っていることが出来たか、記録しておくと

良いです。

左右共に、30回をキープ出来たらバランス力はクリアです。

 

次に反射力です。

椅子に座って左右のつま先で床を交互にタッチし、10秒で右足が何回床タッチできたか数えます。

(タイマーを10秒に合わせてやってみましょう)

 

10秒で25回以上、床タッチ出来たら、クリア

25回以下では怪我や転倒リスクが高くなります。

 

最後に柔軟性チェックです。

 

床に脚を伸ばして座ります。両腕を伸ばしてゆっくり身体を前屈します。

アキレス腱を伸ばして足先が天井を向くようにしましょう。

 

前屈をしながら伸ばした両腕の指が足先に着いたら、1点

指先が足首位は2点

指先がすねより上なら3点

 

これでフレイルのチェックは終わりですが、柔軟性のように点数を付けていきます。

 

  • 筋肉量と筋力・・・こちらはサルコペニアといって、加齢とともに筋肉量が減っていく現象のことを言い、筋肉と筋力不足はサルコペニアのリスクになります。

 

両方がクリアでしたら1点

筋肉量と筋力いずれかで2点

両方ともクリアならずですと3点

 

  • バランスと反射力・・・これらの衰えは怪我や転倒のリスクにつながります。

 

両方クリアで1点

片方だけクリアは2点

両方ともクリアできないと3点

 

 

  • 柔軟性・・・身体の硬さは動脈の壁の硬さと関係があって、動脈硬化のリスクにつながります。

柔軟性の判定は先ほど出していますので、これらの項目を書き出してみましょう。

 

                   項目

 点数

サルコペニアリスク

筋肉量と筋力

点       

怪我・転倒リスク

バランスと反射力

                      点                                           

動脈硬化リスク 

柔軟性

点                       

    

             合  計

 

 

 

それでは、最終判定は合計点です。

 

3点・・・・現時点での心配するリスクはありません。今の状態を維持できるようにしましょう。

 

4~6点・・・60から70代の平均水準ですが、年齢と共に気をつけてまいりましょう。

 

7点以上・・・フレイルに近づいているか既にフレイルの状態です。

      運動や食事を中心に生活に取り入れることで、

      体力の回復は可能ですのであきらめないことが大切です。

 

さあ10月1日、長かった自粛の我慢生活からようやく解放の日を迎えたわけですが

台風の影響で出鼻をくじかれた方もいらっしゃるかも知れません。

今日は自粛を1日延長し、台風一過を待って秋の日々を楽しみたいですね。

 


今だからフレイルチエック①

2021年09月30日 05時58分50秒 | Weblog

 

今年の中秋の名月、八年に一度と言われた東の空に輝く満月を目撃した方も多いかと思います。

秋分の日も過ぎて、季節は瞬く間に進んでいます。

そして、明日10月1日から緊急事態宣言やまん延防止措置が全面解除されます。

 

一方、厚労省では感染拡大が今後も反復するという指摘もあって、

今月14日には都道府県などに向けて、中長期的にコロナに備えるための病床数の増加などをはじめとした

「第6波に備える医療体制の再検討」を通知しているとの報道を見ました。

細野高原(友人より)

このような流れの中で、これまで自宅にこもり外部との接触を避けてきた多くの方たちの中で、

懸念されるのが「フレイルの加速」です。

 

フレイルは、加齢と共に気が付かないうちに体力が落ちて心身の機能が低下している状態ですが

健康塾通信では、2016年10月23日「フレイルとは」30日「フレイルの診断と予防」の記事がありますので、

こちらも是非ご参考にお願いします。

 

今回は一人で出来るフレイルチエックをおすすめいたします。

 

先ずフレイルチエックには3つの柱があります。

  • 筋肉量と筋力
  • バランスと反射力
  • 柔軟性

 

これらの低下でフレイルは加速していきます。

 

では3つの項目の内、本日は

  • 筋肉量と筋力のチエックから行いましょう。

先ず筋肉量から

ふくらはぎの最も太いところを左右の親指と人差し指で作った円におさまるか?

やり方はふくらはぎの一番太いところにまずは左右の親指の先をつけます。

次にふくらはぎに沿って、人差し指で輪っかを作ります。

この時、人差し指どうしの開いている間隔も覚えておいてください。

反対の脚も同じようにして、左右差を比較することもできます。

 

親指と人差し指で作った円より、ご自身のふくらはぎが大きければ筋肉量はクリアです。

 

次に筋力チエック

椅子に浅めに腰かけて両腕を組んだまま片足で立ち上がることができるか?

 

左右とも出来たら筋力はクリアです。

 

 

では、次回はこの続きバランスと反射力、柔軟性のチェックをしたいと思います。

是非、チェックの続きを行ってくださいませ。

今夜から台風の影響もあるようですので、被害が少ないことと皆様の安全を

お祈りします。

五反田から、日の出