いつもなら観られない『坂上どうぶつ王国』
昨日『デカ盛りハンター』を観たがる母とのチャンネル争いに勝ち、観ることが出来ました。
後半「ペットにも人間と同じようにお経をあげてあげたい」と、それまでの安定した仕事を辞め、出家して、今までに1万匹ものペットを供養してきた住職が紹介されました。
ペットを亡くした飼い主が必ず思うこと。
「私が飼い主で幸せだったのだろうか」
その気持ちに対する住職の言葉。
「最期を看取る人が本当の飼い主。あなたは選ばれたのです」
「愛していたから後悔する。愛していたから悲しい」
思いがけずに逝ってしまった元野良猫への後悔と悲しみに包まれていた飼い主さんが、この住職のもてなしと思いやりのある言葉によって、表情が晴れやかになっていく様子に号泣でした。
人間と動物に、供養するしないの隔たりがあっていいものか。
ましてや仏教なのに。
心優しい住職の動物に対する慈愛は、ペットの魂だけでなく、飼い主の心も救ってくれる。
うちの歴代ネコたちが亡くなった後も後悔ばかり。
「私が飼い主じゃなかったら…」と思うことばかり。
それでも、愛してたよ。
最期は、絶対自分が看取りたかったよ。
今日は、さちの月命日。
昨日の住職の言葉に私も慰められました。
予報より早く降り出した雨。
小次郎の13回目の月命日にお花を買って帰りました。
可愛いブーケが並ぶ店内で一際目を惹いた小ぶりの紫陽花。
やっぱり小次郎には、水色とか紫とかグリーンの淡い色が似合うよな〜と、飼い主の勝手な思い込みで紫陽花を購入。
しとしと雨にしっくり馴染む紫陽花を仏前に飾りました。
猫に紫陽花は毒って言うけどね〜
隣の花瓶には百合も生けてるしな…(;^_^A
そんな日に、この2ヶ月ずっと滞ってた事がようやく動き出しました。
まぁ、緊急事態宣言解除の翌日だから〜という自然な流れ的理由が一番なんだけど、ちょうどコジの月命日だったから、つい「コジ、何か力貸してくれたん?」なんて思ったり、そう思いたかっただけだったり。
あ、別に新たな猫を飼うとか、そんな大きな事ではありませんので…(ꈍωꈍ)
6月になったら、紫陽花を愛でに出掛けられるだろうか?
都内で密にならなそうな穴場の紫陽花スポット、さっそく要チェックやわ〜(≧∇≦)
小次郎の1周忌も過ぎ、最後の仕事をしました。
ずっとやりたくなかった、晩年の看病・介護アイテムの片付け。
あ〜これは、最後に小次郎の発作を引き起こしちゃった薬だ。
いや、薬が悪いんじゃない。
薬を受け付けないのに飲ませちゃった私が悪かったんだ…。゚(。ノωヽ。)゚。
経鼻カテーテルもうまくいくと思ったのにな。
小次郎の可愛いお顔を汚す結果になっちゃったね…
寝たきりになって、オチッコで体が汚れるようになってから使い始めた拭き取るだけのシャンプー、結構残っちゃったな。
長い期間、ずっとy/d缶での強制給餌、本当に毎日よく耐えてくれた。
タッパーもずいぶん黄ばんだな。
な〜んて、あまり楽しくない想い出に浸りながら、使用済みシリンジ類は捨てて、容器は洗って一応保管。
小次郎が頑張った証のアイテム。
ここでまた自分の中で気持ちの一区切り。
物はなくなってしまっても、思いは消えない…!(இωஇ)
小次郎…
1年経っちゃったね。
小次郎がいないのに、よくこの1年過ごせたな〜って思うよ。
1年前の今日は、泣いても泣いても泣き尽くせないくらい泣いたよ。
運命的って勝手に思ってるけど、うちに拾われてからの15年。
おっとりしてて、優しくて、甘えん坊で、何にでも興味を示して、家族みんながほっこり出来る存在。
さちに寝床を奪われようが、邪魔されようが、ただ困って戸惑って、いつも押され気味で「コジ、もっと頑張んな!」って笑いながらその様子に和ませてもらってた。
介護が大変だって、看病に心が挫けそうになったって、小次郎がいてくれさえいたら、苦ではなかったのに。
もっとお世話したかったのに。
でも、小次郎は本当に頑張ったからね。
今はどうしているんだろう?
1年経つと、魂はどうなるんだろう?
さちとは会えたの?
ずっと一緒なの?
まだ虹の橋の麓にいるの?
それとももう生まれ変わってるの?
まだうちには来てくれないの?
どんなに経っても色褪せない想い出に縋って、おかあさんもおねーちゃんも生きてるよ。
小次郎の魂が穏やかでいてくれてることが一番の願いだよ。
来月の今日は小次郎が亡くなって1年になります。
これまでの11ヶ月、ずっと手付かずにしてしまっていた小次郎アイテム。
どうしても気乗りしなくて、小次郎専用シェルフの上に置きっぱなしにしていました。
さすがに埃かぶってマズイだろ〜ということで、ようやく重い腰をあげました。
ドームはコロコロでひたすらコロコロ。
カンファペットでひたすら消臭除菌。
埃とコジの毛ですごい消費量!Σ(O∇O|||)
クッションは洗えたんだけど、相当偏った寝方してたのか、クッションの中身が寄っちゃってて直らない〜(;^_^A
布製のエリザベスカラーも洗濯して、キャリーケースもお風呂場で洗って…
ん〜綺麗サッパリ〜(*´ω`*)
今後は袋に入れて保管。
キャリーケースはいずれ保護猫団体さんに寄付しちゃおうかな。
さち用のダヤンキャリーバッグもあるし。
さちはキャリーに入れると大暴れで、キャリーをぶっ壊しそうな勢いだったので、プラスチック製のキャリーはおとなしい小次郎専用にしていたのです。
病院帰りでご立腹のさち。
無言で耐え忍ぶ小次郎。
毎年7月のワクチン接種日は大わらわだったな〜懐かしい。
あと残ってるのは、晩年の看病で使っていた薬やら器やらシリンジやら。
どうしても看病してた頃の小次郎の姿を思い出しちゃうから、これは今でも片付け作業したくない。
でも、いい加減コジ専用シェルフも整理しないと、私と母の都合の良い小物置きになりつつあって今メッチャ乱雑。
猫のいる部屋は出来るだけスッキリ整理して…っていう張り合いがなくなっちゃったからな〜。・゚・(o≧ω≦o)・゚・。
人間だけだったら、ちらかっててもそんなに気にしないし。
…とまぁ、片付けられない女の言い訳でしかないんですけど〜(ꈍωꈍ)
3月15日。
さちと小次郎の誕生日。
捨て猫だったから獣医さんが決めてくれた誕生日。
さちは13年目、小次郎は15年目で終わってしまったけど。
昨年、15歳になったばかりで小次郎が逝ってしまってから、初めてどっちもいない誕生日を迎えてしまったよ。
「16歳おめでとう」を言ってあげられないのが寂しい。
仏前に向かって言うのも切ない。
おまえたちが我が家に来た日にちを覚えてないから、今でも3月15日はおまえたちに関わる私の特別な日だよ。
星野家にたくさん想い出をくれたね。
家族の会話を引き出してくれたね。
家の中が毎日賑やかだったね。
我が家に来てくれてありがとう。
ありがとね。