みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

夏休み課題 図画工作の特訓教室

2011年08月01日 18時45分19秒 | カリキュラム
7月30日第1回の特訓教室を開催しました。1,2,3,4,,,6年生と、全学年の工作課題をすることになったことにも正直たいへんだな~と、あれこれ準備も大変でしたが、始まってみると、みんな真剣そのものです。(初対面の私でしたが、気さくに話しができる子ばかりだったのが救いでした)
6年生「かお、顔、カオ」いろいろな物を組み合わせて顔を見つける課題では、金属部材を瞬間接着剤で固定しなければなりません。これまで瞬間接着剤を使ったことがないというので、その危険性と接着の原理を伝えました。「センセイ、これ接着できないよ!」その部材は生活の中では当たり前にあるポリプロピレンでした。しかし特別な接着剤でなければこの素材は難しいことを学んでくれました。もうひとつ、ほとんどの瞬間接着剤は空気中の水分を吸収して固まるので、息をかけることで硬化がより早くなることも学びました。それだけのことですが、知ったことで、創作のチャンスが大きく違ってきます。思うようにくっ付かないからイヤになり、投げ出す子は少なくありません。
2年生「袋の変身」、3年生「フラワーけん玉」では、小さな鈴を作品に仕込むことを提案しました。クラスの中で自分の作品がシャンシャンと鳴るのは、それはそれは嬉しいものとなるでしょう。工作好きになるチャンスにしてほしいと思います。
1年生「家庭の日ポスター」ではキャンプファイヤーの風景を描きたいと楽しそうにお話をしてくれました。しばらく様子を見ていると、夜の風景だから真っ黒に塗ろうとするのですが、人物の髪の毛も黒色なので、手が止まりました。「隣のお姉ちゃんの髪の毛をよく観てごらん。ほんとうに真っ黒かな?」考えています。「炎に照らされると何色に見えるかな?」考えています。
これだけのことで、表現は自由になれるのです。創作に自信が持てるのです。
教室が終り、帰宅した4年生の子からすぐに電話が入りました。「センセイ、船、沈まなかったよ!」 よかったねっ!さみしい思いをさせなくてホッと安心しました。
さあ、8月6日、20日も特訓教室開講します。どんな子と出会えるかな、楽しみです。(詳しくはHPをご覧ください)



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