福田和也 文春文庫 2005年
初出は「文藝春秋」「新潮45」「諸君!」にて平成12年~17年にかけての論評。
平成とはなんだったのか(いけね、まだ現在進行中)、
小泉改革とはなんだったのか、
そしてなにより、
そんな「ヘーセー」や「コイズミ」を揶揄しているアタシたちは、
何様なのか?
森やら小渕やらナンヤラ、もう名前も思い出せないここんとこ続々のソーリダイジンをイマイマしく思っているアタシたちこそは、
結局はこの「ヘーセー」をかたちづくっている、日本人の、アタシたちこそは、
何様なのか?
すべて我が身にはねかえり、その上でなお、何をどうイマイマしく思わなくてはいけないのか。
問うてくる一冊です。
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