それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「有能に学ぶ事と無能に学ぶ事の間に」なのだ。

2024-03-13 16:47:12 | Weblog
 サッカーでリバプールに所属している遠藤航が、試合でまた活躍してMOM(試合で一番活躍した人に与えられる賞)をもらった。今季開始当初、ここ数年大活躍していたドイツリーグからイングランドのリーグに移籍した時は、ネットで「どうせ活躍できない」と揶揄され、実際監督の期待に応える、チームメイトの信頼を勝ち得るプレーはできなく、ネットで「やっぱダメだった」と言われたが、2ヶ月もすればまぁまぁ活躍するようになり、今ではチームを支える確かな一人として試合に出続けている。
 この変貌の要因は、元々サッカーセンスが相当高い、リーグのプレーの違いに慣れた、というのも当然あるだろうけど、ある分析屋さんに言わせると「言われた事だけじゃなく、言われてない事でも自分で考えて行動している」というのもあるらしい。ま、監督が遠藤にどこまで関わっているのか分からないけど、監督からしたら嬉しい限りだろう。才能ある人が、勝手にチームにとって良い行動してチームに良い結果をもたらしているのだから。
 このような状況で、筆者的には、監督が遠藤にどういう接し方をしたのか是非知りたい。というのも、本当に何も指示を出していないなら、監督なんていらないという事になる。本人が頑張っただけで、結果がついてきただけだ。まぁ、でも現監督クロップは名将と呼ばれているので、適切な指導を施したに違いない。
 で、身の回りの現実に目を向けた時、全然指示を出さないのに最高の結果を望む上の立場の人の多い事多い事。「もっと指示が欲しいです」「ってゆーか、最低限、必要不可欠の情報すら自ら出さないってどういうつもり?」と聞くと「一から十まで指示出さないと行動できないの?あいつはできてるよ」「一々指示出さなくても良い物できたら最高じゃん」と言う始末。なんで、自分にとっての最高ラインをベースに物事を考えるんだろ?現実にチーム内にできていないやつがいるんだから、そこを上手く導くのが上の立場の人の役割でしょ。「自主性を尊重する」とか聞き心地の良い事言って、実際は何も指示を出さずに良い結果が得られても、あなたの手柄じゃないよ。とはいえ、会社的にはあなたの手柄になっちゃうから、成功体験として下からの不満に気付かず生きていく、生きていけちゃうんだろうなぁ。
 以前、レアル・マドリードがサッカーの試合で、前半相手に完全に押し込められて良いとこなしだったけど、後半は別チームかってぐらいに躍動して勝った試合があった。この時チームを率いていた監督は名将と誉れ高いアンチェロッティだ。アンチェロッティが、ハーフタイム中に選手達に何がダメでどうすれば良いって事をいくつも指示を出したとみられている。監督がなすべき事をちゃんとやって、選手もそれに応えたという事例だ。
 できていない事を叱りつけるだけだったら誰でもできる。上の立場の人は、非生産的なパワハラをしているだけだと早く気付いて欲しい。で、下の立場の人も上手い事上の人を変えていくよう行動するべきなんだけど、どうしたら上の人の機嫌を損なわないようできるのか考えていたら、それはかなり難しい事なので、今日は眠れないかもしれない。

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