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鳩ケ谷こども館 ものづくりクラブ~マジックカード~

2013年10月15日 | 鳩ヶ谷子ども館
10月5日(土)13:30~
ものづくりクラブ~マジックカードをつくろう~を行いました。

参加者は小学生8名と少なめでしたが、見本を見て、
高学年男子3人が参加を決めてくれるなど、
学年が大きい子にも面白い工作となりました。


設計図と完成品から工程を想像して組み立てること、
その為に定規・ハサミ・セロハンテープを正確に使う事を大切にして
今回の工作を行いました。

以前に作った、からくりカードと名前がそっくりの今回は、
一見すると、枠線しか付いていないカードですが、引き上げると…



なんと色がついて出てくるではないですか!?

…みんな目をまん丸くして
「どうなってるの?」
といった表情でカードを見つめます。

作っていくうちにタネが分かるので早速作っていきましょう!

1テーブルに2人が座っているので、
手分けして、材料と道具を各テーブルに準備します。

今回大切になる定規の使い方。
「定規の0のところと、1のところまでの間の長さが1センチメートル
0のところから2のところまでの間の長さが2センチメートル」

小学1年生も参加していたので、センチメートルについても簡単に説明します。

大きなお手製の定規を黒板に当て、
「0の線を紙の端っこに合わせて、数字を見ます。」



最初のパーツ製作は、一緒に、丁寧に。

「設計図には何センチメートルと書いてありますか?」
「2センチメートル!」
5年生男子が図形を読める事をアピール。
「正解!ではその数字のところに、印をつけます。
定規の置き方は同じだよ。反対側の同じ数字のところにも印をつけて、
点と点とを結びます。」



真直ぐに、正確に、という言葉に緊張しながらも
自分達で長さを測って、印をつけて、直線をひいて…
真剣な表情で取り組んでいました。



2つ目のパーツ製作は、
最初のパーツと同じように説明を聞きながら一緒に作る子と、
最初のパーツ製作の仕方を元に、設計図を自分で読み解いて
作っていく子に分かれました。

自分で挑戦した3年生…。
「私、知っているから出来るよ!」
と、自信たっぷりに自分で作り始めますが、
明らかに直線が斜めになってしまっています。
本人も
「あれ?」
と、首をかしげます。
「前を見てごらん。印は何か所に付けるかな?」
しばらくスタッフの話を聞いて、ハッとした様子で再び作業に戻りました。


セロハンテープでくっつける時は同じ机の人と協力して。
押さえる人と貼りつける人どっちも経験しながら、
お互いのパーツをくっつけていきます。

マジックカードをつくるのに必要なパーツが3種類出来ました。
さて、この次は…
この次は…?


「ここから先の設計図忘れちゃった!
見本をみんなに渡すから、それを見てパーツを組み合わせて
カードをつくって下さい。」



配られた見本を2人で見せあいっこしながら、
3つのパーツをどう組み合わせるか考えます。

「ここの部分はどっちに折っているのかな?」
「下にはセロテープ付いてないよ。」
「こうやって入っているんだ!なるほど!」

できたペアから、確認。
「これでいいでしょ!?」

それではいよいよ絵を描きましょう!

ここからは、こども達が色々な考えを巡らせます。



「ちょっと早いけどクリスマスっぽく!」
「まじょっくまにしよう…」

気になる絵の書き方は…
参加してくれた子ども達にだけタネを教えるので…
なのでここでは内緒です。





絵の描き方を工夫すると…








何にもないところから突然絵が?!
そんな実験もして、人とはまた違った自分のマジックカードを作り上げていきました。


1年生ながらお話を良く聞いて定規を一生懸命に動かす姿。
自分の頭で考える3年生。
嬉々として作っている、高学年の男子の姿。
同じ工作の中にも色々な姿が見られ、それぞれ自分にあった難しさを設定して、
楽しんでいるようでした。

二ヶ月連続ふしぎ工作。11月は「トリックアート工作」です。
子ども達の
「え?なんでこうなるの?」
を刺激していきたいと思います。


宍倉鉄平(19)

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