埼玉県の子育て支援【コマーム】のブログ

こころ・ま~るく・むすぶコマーム
オフィシャルサイト
http://www.comaam.jp/

戸塚児童センターあすぱる 「サマーフェスティバル」

2013年07月27日 | 川口市指定管理 川口市立戸塚児童センター
戸塚児童センターあすぱる サマーフェスティバル
日時 7月20日(土) 10:00~14:00
来館人数・・・1002名

今回のテーマ
「うきうきサマー☀キッズプロジェクト実行中!!」
フォーシーズン・プロジェクトの子どもたちを中心に
子ども実行委員が企画・運営に取り組みました。
子ども実行委員は地域の5校の小学生32名です。
各担当に分かれて自由な発想で企画を考え、準備に励みました。
実行委員会では個々の活発な意見がぶつかり合う場面も
ありましたが、スタッフが調整役となり声をかけ、子どもたちで
一番良い解決策へと繋がるよう心がけました。

子どもたちに実行委員の目標を聞いてみると・・・
「みんなの笑顔をつくる。」
「お客さんが楽しめるように工夫する。」
「完売できるように頑張る。」

子どもたちの意気込みは・・・
「たくさん買ってもらえるように頑張る。」
「声を掛け合って頑張る。」
「お客さんがたくさん来るように頑張る。」
要所要所に“頑張る”という言葉が聞かれ、子どもたちの熱意が
伝わってきました。

連日の猛暑の中、学校が終わると汗だくで来館し準備に
取り組んだ子ども実行委員。
当日の活躍ぶりを紹介します。

<ステージ>
開会セレモニーでは、司会担当プロデュースのもと
開会の歌♪すてきなともだち♪をみんなで歌い

「うきうき!キッズサマープロジェクト実行中!えいえいおーー!!」
の掛け声でサマーフェスティバルがスタートしました♪


ステージでは、
・幼児クラブより手遊びや体操の発表

・【楽器で遊ぼう】よりハンドベル演奏
・ギター演奏の親子ライブ、
・自然観察指導員ジュニアリーダーよるあすぱる周辺の自然環境の話
・けん玉名人 坂井天翠くんによるけん玉発表
・司会者3人によるダンス発表(アンコールもいただきました!)
・埼玉学園大学【ねぎとろ】さんによる手遊びやふれあい遊び
の発表が行われました。

客席には友達や家族勢揃いで応援する姿が見られ、温かい声援に
包まれながらステージは進み、たくさんの拍手をいただきました!

昨年のウィンターパーティーで司会進行をしたベテランの
小学5年生3人の担当でした。
発表ごとに自分たちの感想を一言入れたり、インタビューを
したり頼もしいばかりでした。
途中スタッフが発表者を呼びに行っていて時間が空いた時が
ありました。
司会進行係の子どもたちはその場をつなぐ為、ギター演奏を
してくださった井坂さんをステージに呼んで、なんと!!
≪じゃんけん大会≫をしていました!
子どもたちの臨機応変な考え、会場を盛り上げようという
強い責任感と想いに胸が熱くなりました。

午後1時からステージ会場は 
≪チャレンジランキングコーナー≫
に変身!!

けん玉コーナーはけん玉発表をしてくれた坂井天翠くんが担当。


その他にも、カプラの早積み

 
反復横跳び


けんけんぱコーナーなど4つのチャレンジコーナーを設けました。

各コーナーで記録に挑みます。

時間まで何度も何度も挑戦する子が多く、最高記録は
どんどん塗り替えられました。
大接戦の末、1位2位3位が決定!
各コーナー毎に賞状と景品の授与がありました。
賞状を受け取った子どもたちはお互いのチャレンジを
称え合っていました。

<ゲームコーナー>
ストラックアウト・きらきらすくい・おまつりの定番ヨーヨー
釣りの3コーナーの準備をしました。

実行委員が何度も何度もリハーサルをしてルールが決まりました。
こうした方がいい、こっちの方が盛り上がると思うと意見の
出し合いも行われました。

子どもたちが検討した結果、ストラックアウトは下からボールを
投げること、使うボールは4個、縦・横・斜め、3個のマスに
並んで当てられたらビンゴ賞が貰えます。
キラキラすくいは木のお玉で2杯すくってピッタリ10個だったら
ピタリ賞が貰える、と決まりました。

当日、1回目では上手くできなかった子が再チャレンジして、
2回目はピタリ賞をもらえたことで達成感を得られ、満足気に
帰っていきます。
「ボールどうぞ。」
「残念! じゃあここから参加賞もらってね。」
子どもたちがルール説明や参加賞の誘導もイキイキと行っていました。

ヨーヨーコーナーは30分交代で幼児クラブのお母様方が
担当してくださいました。
受付、こより作り、釣りの補助に分担して行いました。

「こちらが幼児クラブの方です。」
「50円です。ではこれで釣ってください。」
と活気ある対応をしてくれました。


ヨーヨーが足りなくなりそうな時にはヨーヨー作りを
お願いしました。
スタッフが他コーナーの様子を見て戻るとすっかり
手馴れた様子でヨーヨーを作っていました。
「すっかりプロのようですね!」
と声をかけると
「すっかり面白くなっちゃって~。
もっと作っちゃっていいですか?」
と楽しんで活動してくださる姿に、嬉しさとお母様方の
頼もしさを感じました。

<だがしや>
「みんなが笑顔になるお店にしたい」
「がんばって全部売りきりたい」
そんな目標を立て、当日売り子さんとして明るい笑顔を見せてくれた
子どもたち。
「こっちはおせんべい系ね!」
「ここのコーナーはあめ!」
と、朝から商品の並べ方や値段表の付け方など工夫して準備を
していました。
そしていざ販売!!

「だがしはいかがですか~?」
「安いですよ~!」
と張り切る子どもたちに対しスタッフは
「これいくらだっけ?」
と子どもたちに値段を確認・・・。

乳幼児を連れて来るママには
「袋に入れましょうか?」
と声をかけたり、他のお店屋さんやボランティアさんの為に
移動販売をしたり。
子どもたちが積極的に関わり、楽しんでいる姿に嬉しい気持ちになりました。


<大型迷路>
多目的室を全部使ってダンボールの大型迷路コーナーを行いました。

「ここ迷路なんでしょ?」
「まだ始まらないの?」
「11時から始まるからもう少ししてから来てね!」
来館した子どもたちが準備をしている子ども実行委員やスタッフに
声をかけて、ちょっと中を覗いたりして多目的室の前を通っていきます。
入口すぐにある大型迷路はフェスティバル開始時との混雑を
避けるために1時間遅く11時を入場開始としました。

実行委員は
・受付(迷路の説明、列の整備)
・案内(スタート地点のサポート)
・誘導(幼児コース、小学生コースの誘導)
の3ヶ所に分かれました。

30分も前から並ぶ子もいて、みんな中が気になって仕方がない
様子でした。


迷路は担当の小学生が考えた幼児コースと小学生コースです。
5つの分かれ道あり、デコボコ道あり、ダンボールトンネルや滑り台も
ありました。

「うわー、行き止まりじゃん!」
「トンネルおもしろ~い。」
と実行委員の考えた迷路は大好評。
10回以上も入った児童もいるほどでした。

子ども実行委員は
「こっちに並んでください。」
「幼稚園の子はこっちからだよ。」
と、てきぱき参加者に声をかけ誘導していました。

大型迷路で遊んだ子どもは概算でなんと600名!!
「楽しかった!」
「自分でも作ってみたい。」
「これで12回目♪」
など嬉しい声がたくさんきけました。

多目的室のレイアウトをマス付きの紙上で書き、試行錯誤しながら
計画していった実行委員。
大量のダンボールを使って迷路を作り始めた前日、担当実行委員
以外の子どもたちも
「僕のコーナーの準備が終わったから手伝うよ。」
と何人も協力してくれました。
子どもたちのレイアウトが実現し、参加者が楽しめるコーナーと
なりました。

子ども実行委員の他に地域の皆様のご協力がありました。

川口市民環境会議の浅羽さんがソーラーカー作りのブースを
開いてくださいました。

太陽光を利用し動くミニカーを作成し走らせることで、子どもたちが
地球環境に興味を持ったり考える機会となりました。

埼玉学園大学人形劇サークル【ねぎとろ】の学生さん15人が
ボランティアに来てくれ、子ども実行委員のサポートをしてくれました。

一緒にだがしを売ったり、ゲームコーナーのサポートをしたり、
模擬店の呼び込みをしたり、裏方として駐輪場の整備をしてくれました。
【ねぎとろ】さんとの交流が3年目に入り、学生さんの活躍をとても
ありがたく思います。

あすぱる応援隊《ぱるぱるの会》からも9サークルの方が
そうめんやチョコバナナ・かき氷・手作り品の販売をして
くださいました。

他にも幼児エコクラブ有志のお父さんがファームで育てた
ジャガイモでジャガ・バターを販売して、好評でした。
地域の方々の協力が子どもたちの頑張りに繋がっていると
感じています。

ぱるぱるの会地域ボランティアの皆さん、幼児クラブのお母様方、
埼玉学園大学人形劇サークル【ねぎとろ】の学生さん、ご協力
ありがとうございました。

今年も昨年に続き1000人を超える来館者がありました。
子ども実行委員の皆さん、企画から運営よく頑張りました。
来館した地域の子どもたちの笑顔がたくさん見られましたね。
お疲れ様でした。
また、たくさんの地域ボランティアの皆さまのご協力のお陰で無事に
フェスティバルを終えることが出来ました。
たくさんの皆様のお力添えに感謝しています。
今後もあすぱるが地域子育て拠点として親しまれるようご協力
よろしくお願いいたします。

戸塚児童センターあすぱる 
スタッフ一同
澤田・杉浦・池田・大平・中村・川田・江崎・増子(伸)

芝児童センター 科学クッキング「アイスクリーム」

2013年07月27日 | 川口市指定管理 川口市立芝児童センター
夏休みに入り、朝から館内に小学生の子どもたちの声が響いています。

ちょっと蒸し暑い7月26日、小学生対象に科学あそびを開催しました。

夏の科学あそびは、小学生に人気の企画です。
今回は、特別に「科学クッキング」と銘打ち、
アイスクリームをつくるというので、受付初日から電話・問い合わせが殺到し、
あっという間に30人の定員が埋まってしまいました。

学生ボランティアのお姉さん、お兄さんと会場の準備をしていると、
まだ時間があるのに、次々と氷を持って子どもたちがやってきます。
氷を受け取り、クーラーボックスに入れながら、
「まだ、早いよ」というと、
「だって楽しみだから、早くきちゃった」
とニコニコしながら答えていました。

全員、席についたところでご挨拶と、実験の説明に入りました。
今回の科学あそびは、エコで科学の知識がついて、
おまけにおいしいという一石三鳥の実験。

氷と食塩を混ぜると温度が0℃以下に下がる
《凝固点降下》という現象を利用して、
冷凍庫を使わずに短時間でアイスクリームを作ります。

子ども達が理解しやすいように、小学4年生の理科で学習する 
【水の三態変化】に結び付け、
4年生以上の参加者に質問しながら説明していきました。

「水は何度で氷になるか知ってる?」 
と聞くと、得意げに
「0℃です」
と答えた5年生の女の子に、
氷の中に入れた温度計が、マイナス8℃になっているのを見せると、
「どうして?」
とびっくりした様子。

普通の氷と、塩をかけた氷の温度の違いを確認してから、
いよいよアイスクリーム作りの始まりです。

まずはアイスクリームの素を作ります。
卵・砂糖・生クリーム・牛乳を、よく混ぜます。


できたアイスクリーム液を、アルミニウムのふた付きの缶に入れます。
5人で同じ量に分けるのがちょっと難しくて、あちこちから
「私の少ないよー」
という声が…。


しっかり、ふたを閉め、ペットボトルの中に入れます。


ペットボトルに氷と塩を少しづつ、順番に入れていきます。
氷と塩は4:1。


ペットボトルを中が漏れなように、ガムテームでしっかり閉めたら、
ひたすら10分間、振り続けます。
最初は素手で振っていた子ども達でしたが、
だんだん手が冷たくなって、持ってきた軍手をはめ、
それでも冷たくなって、最後はペットボトルをタオルで包んで振りました。
 

10分後、ガムテープを外し、
取り出したアルミ缶についた塩を洗い流してからふたを開けると…
アイスクリームの出来上がり!
残念ながら、バニラシェイクくらいの固さの子どももいましたが、
みんな
「おいしい!」
と笑顔で食べていました。
中には、缶についた塩がアイスに混じって
「塩バニラになっちゃったよ」
という子も。
 

最初に渡したレシピと実験の手順を書いた資料をかばんにしまいながら
「うちでもう一度やりたい」
「自由研究にしたい」
と言ってくれた子が何人もいました。
見学していたお母さんからは、
「本格的な実験で、見ていて楽しかったです」
「子どもと一緒にペットボトルを振ったら、ダイエットになりますね」
「懐かしいミルクアイスの味でした」
と、感想をいただきました。

使った道具をみんなで洗って片付けて、机といすをしまったあとも、
まだ会場に飛び散っていた塩を見て、
参加者の男の子が数人モップとぞうきん掛けを申し出てくれました。


科学あそびは、資料作りや事前の準備が大変なことが多いのですが、
その分、当日の子どもたちのびっくりした顔や、真剣な顔が見られるので、
スタッフとしてもやりがいのある楽しいイベントです。

子ども達に、理科への興味を持ってもらえるよう、
楽しい科学あそびを企画していきます。

児童厚生員 山下良恵(5)