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芝児童センター 科学クッキング「アイスクリーム」

2013年07月27日 | 川口市指定管理 川口市立芝児童センター
夏休みに入り、朝から館内に小学生の子どもたちの声が響いています。

ちょっと蒸し暑い7月26日、小学生対象に科学あそびを開催しました。

夏の科学あそびは、小学生に人気の企画です。
今回は、特別に「科学クッキング」と銘打ち、
アイスクリームをつくるというので、受付初日から電話・問い合わせが殺到し、
あっという間に30人の定員が埋まってしまいました。

学生ボランティアのお姉さん、お兄さんと会場の準備をしていると、
まだ時間があるのに、次々と氷を持って子どもたちがやってきます。
氷を受け取り、クーラーボックスに入れながら、
「まだ、早いよ」というと、
「だって楽しみだから、早くきちゃった」
とニコニコしながら答えていました。

全員、席についたところでご挨拶と、実験の説明に入りました。
今回の科学あそびは、エコで科学の知識がついて、
おまけにおいしいという一石三鳥の実験。

氷と食塩を混ぜると温度が0℃以下に下がる
《凝固点降下》という現象を利用して、
冷凍庫を使わずに短時間でアイスクリームを作ります。

子ども達が理解しやすいように、小学4年生の理科で学習する 
【水の三態変化】に結び付け、
4年生以上の参加者に質問しながら説明していきました。

「水は何度で氷になるか知ってる?」 
と聞くと、得意げに
「0℃です」
と答えた5年生の女の子に、
氷の中に入れた温度計が、マイナス8℃になっているのを見せると、
「どうして?」
とびっくりした様子。

普通の氷と、塩をかけた氷の温度の違いを確認してから、
いよいよアイスクリーム作りの始まりです。

まずはアイスクリームの素を作ります。
卵・砂糖・生クリーム・牛乳を、よく混ぜます。


できたアイスクリーム液を、アルミニウムのふた付きの缶に入れます。
5人で同じ量に分けるのがちょっと難しくて、あちこちから
「私の少ないよー」
という声が…。


しっかり、ふたを閉め、ペットボトルの中に入れます。


ペットボトルに氷と塩を少しづつ、順番に入れていきます。
氷と塩は4:1。


ペットボトルを中が漏れなように、ガムテームでしっかり閉めたら、
ひたすら10分間、振り続けます。
最初は素手で振っていた子ども達でしたが、
だんだん手が冷たくなって、持ってきた軍手をはめ、
それでも冷たくなって、最後はペットボトルをタオルで包んで振りました。
 

10分後、ガムテープを外し、
取り出したアルミ缶についた塩を洗い流してからふたを開けると…
アイスクリームの出来上がり!
残念ながら、バニラシェイクくらいの固さの子どももいましたが、
みんな
「おいしい!」
と笑顔で食べていました。
中には、缶についた塩がアイスに混じって
「塩バニラになっちゃったよ」
という子も。
 

最初に渡したレシピと実験の手順を書いた資料をかばんにしまいながら
「うちでもう一度やりたい」
「自由研究にしたい」
と言ってくれた子が何人もいました。
見学していたお母さんからは、
「本格的な実験で、見ていて楽しかったです」
「子どもと一緒にペットボトルを振ったら、ダイエットになりますね」
「懐かしいミルクアイスの味でした」
と、感想をいただきました。

使った道具をみんなで洗って片付けて、机といすをしまったあとも、
まだ会場に飛び散っていた塩を見て、
参加者の男の子が数人モップとぞうきん掛けを申し出てくれました。


科学あそびは、資料作りや事前の準備が大変なことが多いのですが、
その分、当日の子どもたちのびっくりした顔や、真剣な顔が見られるので、
スタッフとしてもやりがいのある楽しいイベントです。

子ども達に、理科への興味を持ってもらえるよう、
楽しい科学あそびを企画していきます。

児童厚生員 山下良恵(5)

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