中高校生お茶会
6月22日 17:00~18:00
参加人数:中学生7名 高校生5名
いつも児童センターに遊びに来てくれている高校生が、新中学一年生の入学をお祝いするため
「新入生いらっしゃい~お茶会」を企画してくれました。
不定期で開かれる「中高生のお茶会」は中学生・高校生の自主企画。
気軽なお茶会を通して絆を深めたり、スタッフを含めて普段しゃべれないことを深く話し合ったりしています。
部活や勉強で忙しい中高生が、違う学校に進学したお友達と予定を合わせ、近況を話し合うために集まったり、
時には児童センターに初めてくるお友達を連れてきて友人関係の輪がひろがったり、
回数は少ないながら貴重な交流の場になっています。
今回も高校生が、パソコンでお便りをつくって宣伝したり、みんなで声を掛け合い参加者を集めました。
「中高生のお茶会」は部屋を貸しきって、普段は飲食禁止の館内でお菓子を食べたりできるので、
参加資格のない小学生には憧れの行事です。
参加してくれた中学1年生はおまつりの実行委員を経験し、6年生として児童センターをひっぱっていた子どもたち。
張り切って、当日の食べ物の買い出し、机や椅子の準備など、すべて自分たちでこなしました。
準備が整い開始時間になったところで、まず高校生から新中学生にお茶会の意図を伝えました。
「お茶会は、自分達で企画・準備をして楽しくお茶を飲みながら気軽に交流したり、
児童センターでやってみたいことを話し合ったりするんだよ」
「もう中学生になったんだからしっかりしないとだめだよ?小学生じゃないんだから。」
というと…
中学生は、児童センターで遊んでいるときの表情とは違って、かしこまった顔をしながら聞いていました。
話しがおわり…いよいよ、
「いただきます!!!」
楽しく談話をしながら食べて楽しんでいる様子です。
そんな高校3年生のYちゃんが切り出しました。
「最近の小学生ってどう思う?」
すると出てきたのは
「挨拶ができない」
「言葉遣いが悪い」
「ゲームばっかりしててよくないと思う」
と、ちょっとネガティブな意見ばかり。
「それらを直してもらうにはどうしたらいいかな?」
とスタッフがなげかけると、
「挨拶をしよう!言葉遣いをしっかりしよう!などのポスターを書いて張り紙する」
「自分達の言葉遣いや態度で示すために、自分達がしっかりして見本になる」
「ゲームを禁止にする」
など色々な返答が…
ふと回りを見渡すと、お茶やお菓子を食べながらも、ノートを広げて鉛筆を動かしてる中学1年生のSくん。
「わからなくなっちゃうから、メモをしておかなくちゃ…」
と、自主的に、みんなの意見を次々にメモしていました。
「最後に発表をしてくれるかな?
」とスタッフがいうと、
「はい、しっかり書いておきますね」
といってくれました。
そんな姿を見て、さすが中高生!!と思いました。
いままで書記的なことは、スタッフがしていましたが、任せることもできるんだと子どもの力に感心しました。
「中高生企画として児童センターの回りや公園をみんなで掃除したりして地域に貢献したり、小学生向けに何かイベントを企画しない?」
というスタッフからの提案に、
中学生から
「自分達で絵を描いて紙芝居をするのはどう?」
「人形劇とかはどう」
と意見がでました。
高校生からは、
「バイトが忙しくてなかなか集まれないから企画は難しいので、土日のイベントや、もりもりサンデーとかで小学生をひっぱっていくようにしよう!」
最後には、「児童センターをよくするためにこのような話し合いを月に一回開いて、レポートとかにまとめたいね!」
という意見や
「もっとできることはないかな?」
など、とても向上心溢れた意見がでてきました。
今回のお茶会を通して色々な意見がでてきましたが、その中から実行することは2つにしぼりました。
○小学生を楽しませるために人形劇の発表を行う
○「言葉遣いを直そう!」「挨拶をしよう!」などのポスターづくりをする
です。
どんな作品が出来上がるのかとても楽しみです!!!!
真剣に考え、意見を出しあっている姿をみて、中高生としての自覚や責任感などがあるのを感じました。
そして普段は仲間内で楽しく遊んでいる子どもたちですが、こういった話し合いをしている姿をみると
、お兄さん、お姉さんになったなぁ。と感じました。
試験勉強やクラブ活動が始まって忙しい中学生、勉強とアルバイトで忙しい高校生ですが、
学校以外での活躍、貢献する姿をとても楽しみにしています。
児童厚生員 浅川 由佳(5)