スーリールドゥモナリザです。
急に気温が下がってきました。
誰かと出会った時に開口一番、「寒いですね~」と思わず口に出ますね。
身体が冷えます、昨夜慌てて冬物衣類を出しました。
ショパコンは順調に進んでいて、今はファイナルの審査が始まっています。
ファイナリスト12名の中、日本人は2名、反田恭平さんと小林愛実さんです。
二人ともプロのピアニストとして活躍していてとても人気があり、
反田さんはコンサートのチケットが取りにくいピアニストの一人のようです。
反田さんは今朝早くにファイナルの演奏が終わり、素晴らしい演奏だったようです。
私も先ほどアーカイブで聴きましたが、さすがにプロのピアニストですね。
テクニックは申し分なく、安定していて、壮大なスケールで、しかも温かく、
聴いている人は温かさに包まれ安心感をおぼえ、幸せな気持ちになります。
このためにどれだけ練習を重ねてきたことか・・・というご本人の言葉がすべてを表していますね。
小林愛実さんは21日木曜日の午前1時の演奏です。
5年に一度開催のショパコンですが、
彼女は前回も参加していてファイナルまで残りましたが、入賞ならず、
今回は5年間準備して臨んだと思われます。
1次、2次、3次と素晴らしい演奏でしたよ。
彼女の意気込みと情熱が伝わってきて、気が付けば彼女の世界に引き込まれていました。
ショパコンにドラマは付きもので・・・今回もありましたよ。
ファイナルに進むのは確実と見られていた牛田智大さん、3次に進めませんでした。
その時の彼のツイッターのコメントを見て、周囲に対する彼の気配りや人間味に私は感動し
演奏通りの素晴らしい人物だと知り、すっかり彼のファンになりました。
子供のころの牛田智大さんはピアノが上手な可愛い男の子で中村紘子さんの弟子・・・
これくらいのことしか知りませんでしたが、
今回1次、2次の演奏が素晴らしくて、前評判通りにファイナルに進むのは確実と見られていて、
3次に進めないとわかった時には驚くと同時にガッカリでした。
彼の演奏とツイッターのコメントに対して、「品格」という言葉を使う人が見られましたね。
22歳のピアニストの演奏と人物に対して・・・「品格がある」です。
5年後のショパコンに彼は再度挑戦をして、今度は上位入賞を果たし、
世界中の人を惹きつけるピアニストになることでしょう。
そのために今回のことがあったのだと、彼自身も彼を応援している多くの人もわかっています。
牛田さん、反田さん、小林さんなど、他の多くのピアニストの方もきっとそうなのでしょうけど
ピアノの腕を磨くことは人間をも磨くように思えました。
ピアノのみならず、一芸に秀でている人は皆、磨かれていて・・・
人間味あふれる方々なのでしょう。
牛田智大さんの品格に近いような・・・
私は躍動感が感じられるピアノ演奏が好きです。
勢いがあり、動きがあり、生命の輝きがあり、希望が見える演奏。
音楽は流れですから、私の呼吸と合っているもの。
音のない瞬間の間合いが、私の感覚とぴったりと合っているもの。
そういう演奏を聴くと、勇気が湧いてきますね。
ポンポネッラ
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